第57回菊花賞(第85号)

京都・芝3000・晴良・1996年11月3日

菊から名馬を!!!願いをかなえてローゼンカバリー!!!
本紙の見解・・・ 先週の天皇賞をふり返ってみると、毎日王冠、オールカマー、京都大賞典といった前哨戦からまんべんなく上位入線馬が生まれています。 天皇賞の結果は、トライアルレース全般に広く目を向けなければならないという教訓となりました。 この教訓をふまえ、 さらに菊花賞から「ライスシャワー」「マヤノトップガン」のような新星が誕生してほしいという個人的な願いから「◎ローゼンカバリー」を本命馬として抜擢しました。 長距離レースである菊花賞は、最近のスピード競馬の時流から凋落傾向との評価があり、 淀で競馬を学んできた本紙としては寂しい気持ちです。 古馬にわたってからも活躍し続ける馬が、 この菊から誕生して欲しいものです。
本紙予想・・(馬連)◎-○×2、◎-▲×2、○-▲×2
的中者・・(単勝)雪絵(馬連)美智・博文・綾子・ひで

穴岡美博櫃都かよ
待村智文石築やめ

馬名(単勝オッズ)
騎手タイム発行時のコメント
◎○◎▲◎◎○◎× ダンスインザダーク(2.6) ♂4武(57) 3.05.1前走あの仕上げで完勝
−−○◎−−−− ロイヤルタッチ(12.4) ♂4岡部(57) 1/2折り合い不安も俺は好き
△−▲○○○▲○ フサイチコンコルド(5.0) ♂4藤田(57) クビ叩けた分ダービーより順調
×−△×▲××× × サクラケイザンオー(18.8) ♂4横山典(57) 2素質はスピードオー以上
−−−−×−−−× × ロングカイウン(21.2) ♂4角田(57) 1/2長くいい脚は菊向き
−−−−−−−−× マウンテンストーン(23.0) ♂4高橋明(57) 1/2超一流相手では分が悪い
−−−−−−−− インターフラッグ(90.8) ♂4南井(57) 2+1/2G1には分不相応
×◎−×−▲−× × ミナモトマリノス(7.3) ♂4佐藤哲(57) 1/2前走の切れ味から淀巧者
−−−−−−−−×× メイショウジェニエ(30.5) ♂4河内(57) ハナ折り合いが最大のポイント
▲▲−△△△△▲ × カシマドリーム(8.8) ♂4的場(57) 1+1/2ダンス以上の前走の上り
○−−×−−◎△× ローゼンカバリー(10.1) ♂4柴田善(57) 1/2ブリンカー効果で落ち着き
−−−−−−−− オンワードアトゥ(270.7) ♂4小林徹(57) 5勝ち負けはとても無理
−△−−−−−− フサイチシンイチ(31.7) ♂4田原(57) 1叩き良化で前走以上
−−−−−−−− マルカシーズ(92.5) ♂4福永(57) 3/4前走があまりに期待外れ
−−−−−−−− マイネルスピリット(347.0) ♂4久保田(57) 5芝の良績なくて厳しい
−−−−−−−− ダイワセキト(153.5) ♂4松永幹(57) クビ現時点で勝ち負けまでは
−−−−−−−− ナムライナズマ(115.5) ♂4熊沢(57) 9気を抜く癖があり課題

単勝:ダンスインザダーク260円
複勝:ダンスインザダーク130円・ロイヤルタッチ290円・フサイチコンコルド200円
馬連:ダンスインザダーク&ロイヤルタッチ1760円

★レース回顧 あの不利な位置から驚愕の追い込み!!!
スローな流れの先行馬絶対有利の展開にもかかわらず、ダンスインザダークが驚愕の追い込みで勝利。 念願のG1初制覇を果たした。 4コーナーで馬群を捌ききれなかったときは、さすがの武騎手もだめかと思ったそうだが、 そこからの伸びが素晴らしかった。何と上りタイムは推定33.8である。

距離に対する懸念からか、 ミナモトマリノス、カシマドリーム、 ローゼンカバリーといった関東の伏兵馬よりも人気落ちしてしまったロイヤルタッチであるが、 今日は折り合いがついた大人の競馬を披露して見事に2着。 「俺の実力を軽く見るなよ」というロイヤルタッチの怒りの声が聞こえてきそうである。

調整過程のゴタゴタで、何かと不安視されたフサイチコンコルドであるが、 きっちりと3着を死守した。 直線では一瞬抜け出す感じもあったが、再度差し返されてしまった。 ダービーの時とは立場が逆転してしまったわけだが、 今後体質が強化され、万全の態勢でレースに臨むことができるようになったときこそが、 この馬の本当の力を見せるときであろう。 長い目で応援していきたい。

★予想回顧 美智記者◎○▲△パーフェクトヒット!!!
エ○研○ッ○登場2回目にして、 美智記者が1着〜4着を◎○▲△で完全的中させるというとてつもない大記録を打ち立てた。 17頭だての今回の場合は、机上の計算では57120通りの順列が考えられるわけで、 まさに神ががり的な確率である。 4着の馬を4番手評価できても、 それが直接馬券につながるわけではないが、 それでも本紙として高く評価したい。 昨年の桜花賞で◎ワンダーパヒューム、○ダンスパートナー、▲プライムステージをゲットさせてかなり有頂天になった本紙であるが、 今回の偉業の前には、恐れ入ったというより他はない。

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