第1回秋華賞(第83号) |
京都・芝2000・曇良・1996年10月20日
オークス馬とヒシの馬といえば思い起こす一昨年の秋!!!! |
本紙の見解・・・ 「◎エアグルーヴ」がダントツの人気をしそうです。 しかし「○ヒシナタリー」の古馬牡馬との戦いぶりは最強4歳牝馬の称号にふさわしいものです。 2頭のうちどちらが強いのか良くわかりません。 ヒシが中間に稽古を休んだため、エアグルーヴを本命にしましたが、 ヒシが押し切ってしまう場面も十分にありえると考えます。 いろいろ考えても結論が出ないので、予想は2頭の一点にしました。 「ヒシアマゾン」vs「チョウカイキャロル」のときのような好レースを期待します。 |
本紙予想・・(馬連)◎-○×6 |
的中者・・なし |
穴岡博櫃綾かよ雪大ひ 待村文石子やめ絵当で |
本 紙 | 馬名(単勝オッズ) | 性 齢 | 騎手 | タイム | 発行時のコメント |
---|---|---|---|---|---|---|
○−×△△−−×−− | − | ファビラスラフイン(18.8) | ♀4 | 松永幹(55) | 1.58.1 | スピードならぴか一だが |
×−−▲−×−−−− | − | エリモシック(15.1) | ♀4 | 河内(55) | 1+1/2 | ペース速ければ前走再現 |
−−−×○−×◎−△ | − | ロゼカラー(21.7) | ♀4 | 藤田(55) | 1/2 | 一級品の末脚は侮れず |
−△○−−○−−−× | − | レインボークイーン(20.8) | ♀4 | 本田(55) | 2+1/2 | 3月から12戦目疲れ心配 |
−×−−−▲−−△− | − | マークリマニッシュ(45.9) | ♀4 | 岸(55) | 3/4 | 逃げ馬の後の先行馬作戦 |
−−−−−−×−−× | − | シーズグレイス(35.3) | ♀4 | 福永(55) | 2+1/2 | ローテ的には一番手評価 |
×−−×−◎−−−− | − | フジノヤマザクラ(23.1) | ♀4 | 吉田(55) | クビ | G1ではちょい足りない |
−−−−−−−−−− | − | メロウキス(122.5) | ♀4 | 土肥(55) | 1+3/4 | 条件戦では推せるが |
−−−−−×−△◎○ | − | センターライジング(26.2) | ♀4 | 四位(55) | アタマ | 左回りなら穴で推すが |
◎◎◎◎−−◎−▲◎ | ◎ | エアグルーヴ(1.7) | ♀4 | 武(55) | 1/2 | ベガよりは順調なオークス馬 |
▲−▲−−−▲−○▲ | ○ | ヒシナタリー(7.1) | ♀4 | 角田(55) | 1+3/4 | 中間懸念も心身充実一途 |
−▲−−−−○−−− | − | マックスロゼ(27.3) | ♀4 | 柴田善(55) | ハナ | 一叩きの効果で掲示板も |
△−×−▲×−−−− | − | リトルオードリー(31.8) | ♀4 | 佐藤哲(55) | クビ | 上昇気配も前走あかん |
−○×−−−−−−− | − | ノースサンデー(89.0) | ♀4 | 安田康(55) | 3/4 | アクシデント明けで厳しい |
−−△○◎△△○−− | − | イブキパーシヴ(15.7) | ♀4 | 南井(55) | ハナ | 折り合いつけば勝ち負け |
−−−−−−−−−− | − | シルクスプレンダー(155.7) | ♀4 | 菊池(55) | 1+1/4 | ファビラスとのハナ争い |
−−−−−−−−−− | − | シルクフェニックス(116.8) | ♀4 | 幸(55) | 2+1/2 | 芝で未勝利が気にかかる |
×−−−−−−−−− | − | ソロシンガー(47.7) | ♀4 | 村本(54) | 5 | 前走今一で評価しづらい |
単勝:ファビラスラフイン1880円 複勝:ファビラスラフイン690円・エリモシック390円・ロゼカラー590円 馬連:ファビラスラフイン&エリモシック15500円 |
★レース回顧 | 松永幹の復活を素直に喜ぼう!!! |
NHKマイルカップの大敗で評価が下がり気味であったファビラスラフインが、
ぶっつけというローテーションにもかかわらず見事に優勝。
血統的には距離適性はあると言われていたものの、
スピード馬の印象がぬぐえず軽視してしまった点は本紙として反省している。
松永幹騎手は落馬事故からの復帰を素晴らしい形で果たし、
心からおめでとうと言いたい。 圧倒的な人気をしていたエアグルーヴであるが、 見せ場を作ることなく10着と大敗。 ターフビジョンで見たパドックでのグルーヴはイレコミが激しく、 その映像がうつされたとき、本馬場のファンからもドッと歓声が起こった。 後で聞くところによると、パドックで撮影をしていたファンのストロボに驚いたということだ。 この件では、武騎手が珍しく感情をあらわにして怒っていたと伝えられた。 本当に残念な出来事で、二度とこのような事は起きてはならない。 ファンの自覚とJRAによるしっかりとした啓蒙活動が必要である。 今日のファビラスの勝利は立派なものである。 ただ、京都2000メートルの内回りは、 多頭数にはいかにも不向きなコース設定であると言わざるをえない。 馬込みを捌くのに四苦八苦で、能力以外のファクターが大きすぎて、 ナンバーワンホースを決める舞台としてはふさわしくないと痛切に感じた。 |
★予想回顧 | 的中者なしも、櫃石・雪絵記者に見どころあり!! |
馬連は3番人気と5番人気の組み合わせながら、
エアグルーヴが連を外したため高配当になった。
的中者はいなかったものの、見どころのあった記者を紹介する。 櫃石記者のコメントに光る部分を発見。エアグルーヴ不動の軸のため的中はしていないが、 「ファビラスラフインの逃げ、エリモシックの差しにも期待したいところ・・・」という部分はすごい。 ボックス馬券にしておけばと悔やまれる。 雪絵記者はファビラスラフイン、ロゼカラー、センターライジング、イブキパーシヴのボックス馬券。 ロゼカラーは最後の直線で不利があり、そこから立て直したものの2着に半馬身差の3着。 もしもロゼが2着になっていれば215倍ゲットの大手柄であった。 本人曰く「TVの前でロゼカラー!!って叫んでました」とのことです。 |