第14回ローズS(第79号) |
阪神・芝2000・曇良・1996年9月22日
○外牝馬は秋が旬、内国産を蹴散らせ!!ヒシナタリー!!! |
本紙の見解・・・ ローズステークスの鬼検討をしているさなかに、 野茂投手のノーヒットノーランのビッグニュースが飛び込んできました。 母国を離れたアメリカでのこの活躍には、 驚きとともに尊敬の念すら覚えます。 メジャーリーグは門戸が開かれた世界ですが、 JRAはよそ者にはまだまだ厳しいところ。 春の4歳牝馬のエリート路線である桜花賞、 オークスのクラシックレースは内国産牝馬の限定レースであり、 アメリカ産まれの「◎ヒシナタリー」には無情にも出走権がありませんでした。 表舞台への門が開かれた秋になった今、 ここで実力を内国産馬に見せつけて欲しいものです。 |
本紙予想・・(馬連)◎-○、◎-▲、◎-△、◎-×、◎-×、◎-× |
的中者・・(複勝)雪絵(馬連)本紙 |
穴博都櫃岡か綾よ大雪ひ 待文築石村や子め当絵で |
本 紙 | 馬名(単勝オッズ) | 性 齢 | 騎手 | タイム | 発行時のコメント |
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○○▲◎◎×−−○○○ | ◎ | ヒシナタリー(1.5) | ♀4 | 角田(54) | 2.02.6 | 月一走のローテで好調キープ |
−−−−−−−−−−− | × | シーズグレイス(32.8) | ♀4 | 福永(54) | 2 | ゲート不安だが力は一流 |
−△−▲○△−−−−− | − | マークリマニッシュ(26.6) | ♀4 | 岸(54) | クビ | 軽ハンデで逃げ切った前走 |
−××△−○−−−◎▲ | ▲ | センターライジング(8.0) | ♀4 | 武(54) | 1+3/4 | 雨粒に濡れるのが苦手 |
−−−−−−−−−−− | − | マルカジャンプ(50.2) | ♀4 | 芹沢(54) | ハナ | スプリンターに2000は長い |
△▲△×△−▲−◎−− | × | シークロッカス(17.2) | ♀4 | 河内(54) | ハナ | すでに18戦目のキャリアウーマン |
◎◎◎○×▲○−−−◎ | ○ | ファイトガリバー(4.0) | ♀4 | 田原(54) | 1+1/4 | 勢いある厩舎の看板馬 |
×−−−−−−−−−− | × | キッスパシオン(86.6) | ♀4 | 熊沢(54) | 2+1/2 | 1年2ヶ月ぶりで3戦のキャリア |
▲×○−−◎◎−▲−− | △ | リトルオードリー(10.4) | ♀4 | 塩村(54) | 5 | 少し余裕残しも順調に |
単勝:ヒシナタリー150円 複勝:ヒシナタリー120円・シーズグレイス390円・マークリマニッシュ340円 馬連:ヒシナタリー&シーズグレイス1970円 |
★レース回顧 | ちょい太り気味の春の乙女たち!! |
宝塚記念4着、小倉記念1着と古馬牡馬に混じって非凡な能力をアピールしてきていたヒシナタリーが、
クラシック路線を歩んできた馬たちを蹴散らす結果に終わったローズS。
今日のようなゆったりした流れに対しても折り合いはばっちりで、
先々どこまで成長するのか非常に楽しみである。
夏場もコンスタントに使われながらも馬体重は安定しており、
タフな馬だとつくづく感心する。 対する「春の乙女」代表のオークス2着のファイトガリバーとオークス3着のリトルオードリーは、 それぞれ+18キロ、+20キロとちょっと太り気味。 ファイトガリバーは、 末脚一発勝負からの脱却を試みて先行策に出たもののかみ合わず敗退。 オードリーはやはり重目残りであったのであろう。 復活を期待するが、少し負けすぎの感もする。 2着に入ったシーズグレイスは気性的な点で安定した成績は望みづらいが、 入れ込みがマシでありさえすればこのくらい走っても不思議ではないだろう。 |
★予想回顧 | 祝!雪絵記者エ○研○ッ○初的中!! |
本人は配当が低くて不満なようだが、
雪絵記者がエ○研○ッ○初当たり。
配当うんぬんよりも、まずは当てることが大切だ。
秋競馬での飛躍を期待する。 シーズグレイスの評価が低かっため、馬連的中者は本紙のみであった。 宝塚4着馬が4歳牝馬限定戦で連を外すことはありえないと考えナタリーの軸はすんなり決定。 出走頭数が9頭と少なめであったので、普通なら相手も絞り込みたいところだが、 あえて手広くいく作戦に出たのが効を奏した格好になった。 |