ZARYA-WIDE改



主な仕様: ファインダーを除ザリアに同じ
改造点: ファインダーを50mm用から35mm用に変更
ザリアの魅力は何といってもシンプルさの一言に尽きると思う。もともとは、報道用にFED2をベースに(中身を見ると独自の型を起こして製造されている)速写性を追求したものだそうな? しかし、需要は意外に無く、短命に終わったとか?
確かにシンプル故に軽くていいのだが、一般ユースでは目測で標準レンズを使用するのはちょっと辛いものがある。むしろ、ファインダーの無い方が良かったかも知れぬ。あるいは、どうせならワイド専用ファインダーを付けてくれたほうが良かったと思うのは私だけでは無いと思う。
そこで、それならば自分でファインダーを入れ替えてしまおうと35ミリのファインダーと交換してしまった。いろいろとジャンクカメラを探した挙げ句に丁度サイズが合ったのがフジカAUTO−8DATEであった。
ザリアの分解はマイナスドライバー1本で容易にできたのだが、通常はねじ込み式の接眼レンズ部分が裏側でかしめてあったんで、やすりで切り落とすのに時間がかかった。もし、ご覧の方で同じように改造をお考えのようでしたらこの点を確認のうえで購入された方が良いでしょう(分解だけなら10分も要しない)。
ザリアが分解できたらファインダーを外して、フジカのファインダーユニットを取り出してファインダー部分のみをやすりで切り取って、ザリアに合わせて少しづつ削って合わせると、ぴったりと納まる。全工程で1時間もかからずに出来上がります。
本当は28mm用のファインダーが良かったのだが、ジャンクカメラで28mmにはお目にかかる機会が無いのと、あってもサイズが合わない場合が多いので、自分は35mmにしたが、予算に余裕のある方は、フジショウのファインダーがぴったりと納まるらしい(ちなみに、上記フジカの部品代は500円成)。