王家の餃子

日本ではどちらかというと焼き餃子が主流のように思えるが本場には存在
しないと聞いたことがある。あれは日本流の食い方なのか?それはともかく
料理のページの最初を飾るのに選んだのはなぜか自己流ではなく中国人王さん
の家に伝わる水餃子である。世界中で最も多くの人々に愛され、最も古い伝統を持つ中国料理に敬意を表して一番のお気に入りの一品を紹介する。

材料:王さんのレシピの約半分にしてあるが主食として食べて6人分はある。

具材:
     豚挽き肉 250g
   むきえび
150g
   卵3個
具とつなぎの両方に使用)
    白菜 4分の1
    きくらげ10切れほど
   ネギ1本(関東の場合は白葱なので関西の葉葱の場合は調整してね)

    ニラ 2分の1把(適当に調整)
    塩・醤油・ごま油、適量

皮:
    小麦粉 600g
   その他に打ち粉を適量

たれ:
   醤油・ラー油・四川辣醤(無ければ豆板醤などでも)

まずは餃子の命、皮を作りましょう。

皮ですが、大き目のボールに粉と同量の水
を入れ、耳たぶくらいの硬さになるように
(多少水の量も加減してください)よく力
を入れてこねる。20分ほどこねて、表面が
なめらかになったら、濡れふきんをかけて
表面が乾かないようにして生地を30分ほど
寝かせておく。

左の写真は、寝かせた後に伸ばしていると
ころ。

皮を寝かせている間に具をつくる。

@ 白菜はみじん切りにして大さじ1の塩で
揉み水を出し、ふきんで絞っておく。
A キクラゲは水で戻し、ネギ、ニラをみじ
ん切りにする。
B 卵2個を薄焼きにしてみじん切りにする。
C むきえびは約1.5cmくらいに切る。
D ボールに@ABCを入れ、生卵1個、塩
小さじ1、ごま油大さじ1を入れてよく混ぜ
合わせる。
調味料の量は好みにより加減してください。
具は、混ぜるというよりも練るという感じ
で粘り気がでるまで混ぜると美味しくなり
ます。

さあて、いよいよ仕上げです。

寝かせておいた生地を2等分し、ひとつを
取り出し、丸く中心に向かって生地をたたみ
中心に穴を開け、打ち粉をしながら大きな
ドーナツ状に(一番上の写真参照)伸ばす。

伸ばしたら、10gほどの大きさにちぎる。

手のひらで丸めて、押しつぶし直径8cm
くらいの大きさに伸ばす(中心を厚めに、
周囲を薄くすると良い)。

乾かないうちに具を適量入れて包む(左の
写真参照)。

さあ、食うぞ〜(^0^)

大きな鍋に湯を沸騰させたら、塩大さじ1を
入れ、1個ずつ入れて、鍋につかないように
時々ゆっくりと湯をかき回す。
煮えが大きくなってきたら、差し水をし、蓋
をする。これを2、3回したら蓋をとって
様子を見ながら茹でてできあがり。

*茹で汁は、後で蕎麦湯のように飲むと良い

*残った餃子は、(上の写真は一部であり
かなりの量ができる)冷凍して保存。食べる
時は、冷凍のまま茹でてOK。