MIR-1 & 1B

mm

ZENIT用のM39マウントの時代より現在まで造り続けられている不思議な魅力のレンズ。 何が魅力かというと、まずは37mmの中途半端な焦点距離が挙げられる。これは一眼レフのミラーを避けるためのぎりぎりの妥協点だったのかも知れぬが、標準としてもワイドとしても使えるので近年見直されている45mmレンズにも通じる魅力がある。そして勿論描写の素晴らしさは言うまでもない。
但し、ソ連製にはよくあるのだが、今では珍しいプリセット絞り(ただ絞り羽が多いのでボケは奇麗)とピントのヤマが掴み難いというデメリットはある。
しかしながら、それなのに40年近くも造り続けられているということは、魅力が勝っている証か?
コンパクトで値段も安いので散歩のお供に1本持っていても損はないだろう。
*僕は所有していないが、キエフ(1眼)用は近接24cm
製 造 国
旧ソ連
マウント M39 & M42
焦点距離・開放F値
37mm ・ F2.8
レンズ構成 5群・6枚
最小絞・最短撮影距離 F16 ・ 0.7m
製造年度
1950年代〜
メーカー
左 ZAGORSK右 VOMZ