LENINGRAD


一般的にレンジファインダー機の最高峰としてライカのM3があげられるが、東側の最高峰はこのレニングラードと言っても良いのではないか。だが残念ながら、こいつの評価はハッキリ言ってかなり低い。というのも見た目に似合わずデリケートで故障しやすいと受け止められているからだ。だが、12年以上も造られて40年経った現在でもちゃんと動作してるのだから使い様によっては銘機に成り得る素質は持っているのではないか。
重量は一眼レフ並みにあり、ずしりと重いが手になじみ意外とバランスが良い。各種フレームを内蔵しているのでターレットファインダーなんぞも必要ないし、パララックスも補正されるし、基線長も十分あるし、なによりもファインダーがとても見やすくピンと合わせがし易い。しかもスプリングによるワインダー内臓で機能的には申し分ない。
ただ、一部装着できないレンズがあるので確かめてから装着することを勧める。
製 造 国
旧ソ連
形式・タイプ
レンズ交換式レンジファインダー
画面 サイズ
24×36mm
シャッター
横走り布幕フォーカルプレーン
B, 1, 1/2,5,10,25,50,100,250,500,1000
X接点、セルフタイマー付
ファインダー
一眼式二重像合致距離計連動
35(外枠)50、85、135mmフレーム内臓
パラックス自動補正
製造年度
1956〜1968年
メーカー
GOMZ