KIEF 4

最も初期のキエフは名前の刻印が無く無銘コンタックスと呼ばれることがあるが、まさしく第二次大戦終戦時に東西ドイツの境目にあったツアイス工場の技術者、部品から製造設備に至るまで一切合切を列車に乗せてかっさらっていき、作ったのだから、いわゆるコピー機ではなく、本物と言えるだろう。その後もКиевの刻印のあるものが残った部品で50年代まで作られていた。その後は、コピー機になるのだが、急に造りが悪くなる。ライカと違い複雑な構造を持つコンタックスをよくぞコピーしたと関心するのだが、使用する目的で買うのなら旧型のキリル文字のものを購入する方がいいであろう。
レンズも当然の事ながらツアイスのコピーだが写りはかなり違うようだ。しかし、かなり写りはいい方だと思う。それらの魅力的なレンズを使用したいのでこのボディーを買ってしまった。特に85ミリ以上を使用するときは、基線長が長いのでフェトやゾルキーよりもこいつの方が都合がいい。
上部にセレン式の露出計が付いているが、連動式ではない。まあ一応目安にはなる。

製 造 国

旧ソ連

形式・タイプ

レンズ交換式レンジファインダー

画面 サイズ

24×36mm

シャッター

鎧戸式縦走り金属製フォーカルプレン
B,1/2,5,10,25,50,125,250,500,1250
X 1/25以下、セルフタイマー付

ファインダー

一眼式レンジファインダー

製造年度

1958〜74年

メーカー

ARSENAL