MODEL



このレンズは、大きく分けると一眼レフ用とレンジファインダー用があり、こちらは後者で左がライカLマウント、右がコンタックスマウント(キエフ用)一眼用と基本設計は同じだが、最短撮影距離がレンジファインダー用は長く、最小絞りもF22までと数値上でも多少の違いがある。他のロシアレンズ同様に長い期間に渡って製造されているので個体差がかなりあり、いわゆる当たりハズレの大きいレンズとも言える。ライカの場合は、基線長が短いので絞り開放でのピンと合わせは困難と考えた方がよい。買うならキリル文字のキエフにキエフ用の組み合わせの方がこのレンズを楽しめるであろう。しかし、ライカの90mmF2なんぞは中古でも10万円以上するのだから、上のようにLMリングを介して使用してみるのも悪くはない。

製 造 国
旧ソ連
マウント M39(ライカL)・コンタックス
焦点距離・開放F値
85mm・F2
レンズ構成 3群 ・ 7枚
最小絞・最短撮影距離 F22・1.15m
製造年度
1960年代〜(左1975、右1989年)
メーカー
LUTKARINO