JUPITER 9



所有してる2本は、銀色のが一番古いタイプで初期のゼニット用でM39マウント、右の黒い鏡筒は現在のものでM42マウント。基本設計は変わっていないと思うのだが、絞り開放時のボケ具合はファインダーを通して見ても歴然と違う。旧タイプの方が柔らかい感じである。ただし、個体差があるので何ともいえぬ、あくまで自分の所有する2本の比較である。でも、いずれも素直な柔らかいボケでポートレートなどでは威力を発揮する。絞りはプリセットであるが、どうせポートレートに使うのなら開放に近い状態で使用するのだし、1万円でお釣の来るレンズなので、アダプターを購入しても1万5千円もしないのだからぜひ1本は揃えておいて損はないレンズだと思う。ロシアもの入門にどうぞ。

製 造 国
旧ソ連
マウント M39M42
焦点距離・開放F値
85mm・F2
レンズ構成 3群 ・ 7枚
最小絞・最短撮影距離 F16・0.8m
製造年度
1950年代〜(左1966、右1996年)
メーカー
LUTKARINO