FED-3b

旧ソ連製のレンジファインダー機の中では比較的造りの良い機種ではないか、非常にがっしりとしていてずしりと重い。背面にMADE IN USSRとあるように輸出に向けられる物が多かった為であろうか?この3型には軍幹部に段の付いたタイプaとこのbの2タイプがある。
レバー式の巻き上げは軽いのだが予備角が無く、レバーの戻りのバネが強いので速写性はさほど良くない。なお2型には付いていたつり下げ金具がこちらには無いので携帯にはケースが必要となる。フイルム装填は2型同様に裏蓋着脱式。ご覧のように見た目はライカのM3を意識したような感じだが、ファインダーは相変わらず無頼フレームすら無い状態。しかし二重像はくっきりしておりピントはあわせやすい。もちろん、標準のインダステュール61、52mmF2.8の写りは申し分ない。
使いにくさとしては、巻き戻しのしにくさがある。2型のようにノブが引き上げられないのに、薄っぺらいデザインになっているので非常に使いづらい。
いろいろと難点はあるものの、最近の造りの悪い5型を買うよりはお勧めできると思う。

製 造 国

旧ソ連

形式・タイプ

レンズ交換式レンジファインダー

画面 サイズ

24×36mm

シャッター

布幕横走りフォーカルプレーン
B,1,1/2,4,8,15,30,60,125,500
X 1/30、セルフタイマー付

ファインダー

一眼式レンジファインダー

製造年度

1963〜72年

メーカー

FED