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フェトはその元になったライカ2型同様に当初は最高速が1/500秒であったが、ロシアでも高速レンズの需要が高まったのであろうかフェト50ミリF2という固定鏡筒のレンズが供給されるのに伴い1/1000秒が追加された。それがフェト1Sである。ただ、実際にその速度が出ているかは怪しい? というのも後に出てくるゾルキーにはついぞ1/1000秒は与えられなかった。これは何を意味しているのだろう? 当然ながら戦前のフェトなので、オリジナルの状態で使う場合には、レンズ付きで買わないと距離計がまともに連動しない。僕は残念ながらボディーしか持っていないので、ジャンクのフェト2から外したフランジ(元のフランジだとLマウントレンズを装着した時に指標が下部にきてしまうので)に付け替えて紙で適当にスペーサーを入れてフランジバックを誤魔化し、Lマウント用として使用している。全体的な造りも、メッキの状態やツマミ類の仕上げなど幾分かはゾルキーよりも良いような印象を受ける。 * 注意:フランジを外してしまうと正確に調整することは不可能です。良い子は真似をしないように。 |
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