BELLAMI


現在改めて見るとけっこうお洒落なカメラである。写真のものは表皮がグレーだが、他にもレッド、ブルー、イエローと何色か用意されていた。レンズは35ミリF2.8で3群4枚のもので描写は周辺光量落ちも目立たず良好である。目測式だが35ミリなのでパンフォーカスで撮れば良い。当時は既にAF時代であったが小型軽量にして目測式を採ったのは正解だと思う。巻き上げレバーを引くと観音扉が開いてレンズが飛び出す仕組みになっており、ワンアクションで撮影体勢に入れるのは実用的で素晴らしい。また、専用ストロボを付けることで日中シンクロにも対応。小型軽量で使いやすいカメラで散歩のお供にもってこいである。
現在チノンは、カメラと名の付くモノはコダック向けのOEMデジカメのみとなってしまったが、こんなカメラ再生産したら意外と売れるかも?
製 造 国
日  本
形式・タイプ
35ミリコンパクトカメラ
画面 サイズ
24×36ミリ
シャッター
プログラム式レンズシャッター
ファインダー
逆ガリレイ式透視ファインダー
製造年度
1980年(昭和55)
メーカー
チノン