メーカー:PHILIPS 名称: AD2800M
形式:フルレンジ メカニカル2ウェイ サイズ(口径):18cm
周波数特性:75-18000hlz
その他:アルニコマグネット
フィリップスのユニットというと八角形の鉄板プレスというイメージが僕の中にある。それは、初めて触れた同社のユニットがこの2800Mであったからかも知れない。当時はなんともいえぬ温もりのある音に「これがヨーロピアントーン」なのかなあ、などと思ったものだ。
コーンは薄くて軽いが張りがある。サブコーンが分割振動することで高域も18000ヘルツまで伸びている。

裏を返すとなんとも貧弱なマグネットが付いているが、一応8500ガウスのアルニコでコーン紙が軽いのも手伝って十分な駆動力を得ている。
さて、肝心の音だが学生の頃に聴いた時よりもレンジが狭く感じるが、聴きやすい温もりのある音は健在だ。このあたりのユニットが付いている箱を見ると後面開放の割と小柄な箱が多いようだが、適度に箱鳴りのする密閉箱(40リットルくらい)の方が合うような気がする。あるいは平面バッフルに付けて鳴らすのも面白いかも知れぬ。
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