メーカー:JENSEN 名称: K-950
形式:フルレンジ サイズ(口径):20cm
周波数特性:50-14000
その他:フェライトマグネット
この顔にピンときたら・・・
おそらく、この写真だけを見せられたら、あの有名なアルテック409Bだと思うことであろう。
しかし、次の写真を見てお分かりのようにコレはジェンセンのK-950というユニットなのだ。K80Aの後継機種と見て取れる。興味深いのは時代が新しくなりマグネットもフェライトになったら外見が更に409Bと区別がつかなくなってきたことである。当然ながらスペックもほぼ同じで再生周波数帯域もクロスオーバー周波数(3000hz)も変わっていない。409Bと表から見た違いはご覧のようにK-80A同様にジェンセンは最内周の溝部分にのみ塗布しているくらいだろうか(四角いディフューザーはアルテックにも存在する)。このユニットならアルテック409Bと兄弟と名乗っても文句はないだろう。

ご覧のようにマグネットの形状も409Bと瓜二つであり直径も厚みも全く同じだ。違いというとフレームの穴の形状が少し違うことと、トランス装着用の台座の位置が違うくらい。
よく見ると同じジェンセンのK-80Aの時にマグネットカバーのツメを嵌めるための小さな穴がマグネットの脇に開いているので同じプレス金型で作り続けているのかもしれない。

鉄板のディフューザー(アルテックにも角型のものがある)にリベット留めされたコーン型ツイーターのマグネットはアルニコであり、これまた409Bのアルニコバージョンとそっくりである。

音に感してもこのユニットと409Bは個体差くらいにしか感じられない。すかっとした明るい音でヌケがよく気持ちよい。
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