START

僕が思うにソ連製カメラの中ではピカ一の造りとデザインではないか? マウントは独自のスピゴット式(所有の1台にはM39マウントが装着できるアダプターが付属)。エキザクタ同様に外部絞り込み方式で、レリーズを一段押すとミラーアップと絞り込みが行われ、更に強く押すとシャッターが切れる。ただし、ミラーはクイックリターンではない。前記のアダプター使用時は自動絞りは働かない。ファインダーは、後ろにひくと抜けて交換が出来るようになっているが、交換ファインダーを見たことはないし、見たという人にも会った事がない。
その他の特徴としては、フイルム圧板がガラス製であること。ダブルマガジンに対応しており、巻き戻しノブ脇にある小さなノブを引き上げると内蔵のカッターでフイルムが切れるようになっていること。レリーズボタンを回すと絞り込み状態になること。などがある。
製造された期間は短いが、巻き上げレバー形状の違いなど多少のバリエーションがある。
スプリットイメージ式のファインダーは見やすく、外形のデザインも美しいのでお気に入りの1台である。

追記: (June 2000)
ありがたや、アリガタヤ、 落合さまよりSTART のウエストレベル・ファインダーの画像をお送りいただきましたので、下に添付いたします。コンパクトに出来ていて、なかなかいい感じですね。どっかに売ってないかなあ〜?

* 等HPでは、このように皆様よりお寄せいただいた情報も掲載して参りますので、どしどし送ってくださいまし(^^)。

製 造 国

旧ソ連

形式・タイプ

35mm一眼レフ

画面 サイズ

24×36mm

シャッター

横走り布幕フォーカルプレーン
B,1,1/2,4,8,15,60,125,250,500,100
X・M1/30、セルフタイマー付

ファインダー

ペンタプリズム式一眼レフ(交換可)

製造年度

1958〜64年

メーカー

KMZ