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おそらく旧ソ連で最も多く製造された一眼レフであろう。その数たるや何と300万台というから恐ろしい。この固体は西側への輸出モデルでレビューフレックスの銘が入っている。この他にもKALIMARや日本向けのMEPROZENIT等(これらはシールのような銘板がZENITの文字の上に張ってある)のモデルもある。要は外貨獲得のために安価な一眼レフを輸出し以外とこれが西側諸国でうけた結果であろう。 さて、造りだが至ってオーソドックスな一眼レフであるが、私的にはZENITシリーズの中でも最も良い感じがする。というのも、このモデルからミラーがクイックリターンになり違和感無く使えるようになったことと、レリーズストロークが意外に短く克つ軽いので使い易い。 とはいえ、よくもこんな仕様で80年代 半ばまで20年近くも売れたモノだと感心する。露出計は付いてるとはいえセレン式外部測光で非連動だし、シャッターも1軸回転式で1/500秒までしかない。ただ、付属のレンズは侮れない。 プリセット絞りで使いづらいが、ビオター・コピーのヘリオス44−2が付いている。 |
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