スニーカーをスタイルという文化の波に解き放つ!!
スニーカーマニアによるスニーカーマニアの為の本音爆発!!
”S’neak”ナルオ、”Kaminari-Oyaji"西村(YRN)、そして司会進行を兼ねる不肖taka@編集長による完全鼎談!!
第10回(総集編):スニーカー!今までとこれから

t:これまで9回にも渡ってお送りしてきたこのTALKですが、今回を持ってとりあえずは最終回と
  いうことにしたいと思います。また、違った形式や違ったテーマにてこの3人の顔合わせを実現さ
  せたいとは思いますが。残念ではあります。
   さあ、そういうことで最終回は今までの総集編的に雑談めいて進めていきたいと思います。
  よろしくお願いします。
ナ:はい。
西:よろしくお願いします。 
t:まず、このTALKが始まって既に3年が過ぎ去った訳なんですが、最初のテーマがスニーカーの
  ブランド談義でした。しかし、その時から今の状況を見ても非常に様変わりしています。そこらへ
  んはどうだろうか?と。

ナ:そういえばコンバースが潰れちゃいましたね。
t:まあ、惨澹たる状況だったからしょうがないといえばしょうがないという...。
ナ:前のTALKの時にYRNさんからは「潰れてほしい」って話が出ましたよね?。現実にそうなっ
  ちゃったんですけど。
西:そう、それで一つ思うのは、悲しむべきことであるのは確かだけれど、潰れたという事実があって
  「ああ、イイ会社だったな〜」となってしまう風潮はなんかイヤですね〜。
t:イイ会社だと思ってたんだったらもっと買ってろと(笑)。
西:それもあるし、なんか美化されちゃうってのもどっか違うような気がしません?。

ナ:NBAで言えば在りし日の面影もなく、最後の方はロッドマンときてマローンですか。確かに弱い。
t:こちらで言うともうNBAなんて関係なく、オールスターだけですからね。
西:そう、あくまで月星のコンバースであって、あくまでもオールスター。
ナ:あの〜面白い話があって、先日アメリカから来た友人を色々と案内してましてその中でスニーカー
  ショップに入ったら、「アンビリーバブル!!なぜこんなにコンバースの靴が置いてあるんだ!」
  と(笑)。アメリカなんかじゃもうお目にかかれないのに、日本ではオールスターが素材違い、色
  違いでホントに所せましと並んでいる、と。
t:カルチャーショックであると(笑)。
ナ:まあ一応オールスターに関しては作り続けられるですしね。

西:あとはネ、ウェアで完璧に損してますね。
t:ジーンズメイトや量販店でしか見ないヤツ。
ナ:悲しいことですね。


t:そういえば最初のTALKの時にはNIKEも結構ドン底に行っちゃいそうな気配があったんです
  けどね〜。
ナ:かなりひどい状況を経ていても、トップに君臨し続けてます。
西:うん、ホントに落ちない。やっぱり開発力の差っていうのは歴然とあるんだ、ってことを改めて知
  らしめたって感じなのかな。
t:スニーカーなんてもんじゃなく、スポーツメーカーなんてもんじゃなく、既にNIKEっていうブ
  ランドって作り上げちゃってるし、そういうアプローチが出来る土壌がちゃんとあるからね。
西:やはり企業としてのマーケティングのバランスが素晴らしいです。良くも悪くもターゲットが見え
  ている。消費者から見れば必ずしも良いプロモーションばかりじゃないし、汚く見える部分も少な
  からずあるのかもしれないけどメーカーとしてはずば抜けてます。

ナ:日本国内でのWネームのやりかたを見ても、やはりNIKEにしか出来ないかな?と。
t:裏は読めちゃうけどね。
ナ:いや、そんなの見えようが見えまいがとにかく作ってやっちゃう!っていうパワーがNIKEだな
  って。
西:うん、ベストでなくてもベターであればGO!って感じの割り切りが良いね。ホントにベターくら
  いなんだけど(笑)。
t:確かに最初のTALK後からでも、チューンドエア、アルファプロジェクト、ビジブルズーム、最
  近ではSHOXと屍累々(笑)じゃないや、トピックスとしてもこれだけ出せちゃうっていうのは
  深いですね〜。
西:そうそう、QSとかCOJPとかやってる内はNIKEの王座は揺るがないでしょ。ただ、それが
  段々とスタンダード化していくと面白いことができにくくなってくるんじゃないか?って危惧はあ
  るけどね。

ナ:NIKEって上から下まで全部NIKEで揃っちゃうところがすごいですよね?。確かに他メーカ
  ーでも揃えることは出来るんだけどハマってはなくてホントに揃えただけになっちゃうという。
t:しかもカテゴリーを超えてもNIKEはNIKE。実際、カテゴリーなんてものより「NIKE」
  って名前が前にきて買われてるところがあると思うし。
西:JUST DO ITが外向けのメッセージであると同時に自らの行動指標になっていてそれが唯一のルー
  ルで、それ以外は無いように見えますね。何やっても許される。
t:だってNIKEなんだもん、て感じで(笑)。
西:まだ伸びますね。あと10年くらいは「あ、今年NIKEってひとつも買わなかったな〜」ってのが
  来ない気がするものね。



t:アディダスに関して言えば?。
西:もう、それはJAPAN頑張ってくれ〜っ(笑)て感じです。
t:ええ、ええ、もう神に祈っちゃいますね。アディダスが王道じゃなくて誰が王道になるんだ、と。
西:なんかね〜、流通が駄目なんじゃないか?って気がするんだけど。
ナ:いやー、そればっかりじゃなくてリサーチも弱いですね、きっと。他メーカーの動向なんて全く知
  らないような気がします。
t:ちょっとスポーツを真面目に考え過ぎてるんじゃないかな?。研究者肌だし。ワールドカップだ〜
  ってくるともうサッカー1色。
ナ:目線は常にスポーツ業界。ストリートなんて全く分かってない、というか分かろうともしていない。

t:あとアディダスに言いたいのは、値段が全体的に安すぎるゾ!トップモデルが何かも見えないほど
  1万円以下の商品ばっかり。トップモデルなんて高くて当たり前だし、そういう御輿モデルが全然
  無いのが悲しいです。そんなに値段だけ下げてどこへ行くんだ、おいこらちょっと待て、と。
西:やはりね、クリエイティブが無いと思います。悲しいことなんですが。
t:王者の貫禄っていうのは、買うこちら側が勝手につけてる印象だけれどアディダスもそこらへん自
  負してもイイと思うんですよ。上段からドーンと振りおろすようなモデルを出すとか。
ナ:確かに血統の良さをもっと出して無理矢理価格下げる必要もないと思うし。

西:ここはもうホントにヨーロッパMADEが欲しいです。企画モノでもいいですから。
t:自社のウケ方ってのを考えれば自ずと出てくるような気がしますが、そこに気がつかないところも
  大アディダスなんですね。
ナ:やはり、スポ−ツ用品屋ではなく、まぶしいくらいのアスリートモデルを出してきてほしいですね。
  最高の素材で最高の機能であれば高価でいいんです。ハイ。



t:ではPUMAは完全にストリートブランドなんでしょうか?。
西:もうこれはファッション屋さんです。いい意味ですけどね。
ナ:最初のTALKの時とポジショニングもスタイルも変わって無いと思うんですよ。リサコーベルマ
  ンも変わりませんし。クルマに例えるとヤナセって感じですか?。
t:ハハハ、あそこはホームページ上でPUMA扱ってないんですよね?。IWCウォッチばっかり。
  商社は本気度も薄い分面白いですけどね。
ナ:やっぱヤナセだ。
t:ヤナセは上品ですし、クルマの扱いも丁寧ですからね。信頼のヤナセ。
ナ:やっぱりヤナセです。

ナ:コラボレーションが対照的ですね。センスが良いですね。NIKEのセレクトとは一線を画してい
  るところがあって。ああいうコラボレーションはどんどんやって欲しいです。
西:所詮、靴なんて同じ機能であることよりも、マークの違いに金払ってるという部分がありますから
  ね。
t:オンナのコにもウケル。モ−ド系ブランドイメージでは逆にNIKEより上かもしれない。

ナ:もう僕的にはこのままでいいですね。あともっと面白いコラボレートを。
西:JRとのコラボレートなんてどうでしょう?。のぞみモデルとか出して、のぞみ車両にもPUMA
  ラインを描いちゃう。
t:そこまでイケれば立派です(笑)。



t:あとはもう完全にその他グループ(笑)。
西:その他グループが増えてます。しかもグループの規模は完全に小さくなっちゃってるし。例えば、
  リーボックなんて今どんな靴があるのか分かりません。マーク見れば分かるでしょうが。
ナ:会社がビンボーなんですね。どこもかしこも。みんな良くジャパンとかやっていけるな?と。
t:というと必然的に開発力なんて無い。
西:どこが潰れても全く驚きません。

t:その他グループというより、一歩外側で静観しているのがNBなのかな?。
西:シリアスランナーというか実際にランニングを行う人に完全に的を絞ってます。アパレルだって、
  そこらへんばっかりですし。
t:イメージ的にはWASPシューズってのは不変ですね。あ、東海岸ウケって印象も。
ナ:ただね〜、ヘンな色とか安いヤツで出す必要が無い、っていうか止めて欲しいですね。
西:ああ、良く分からない番号の安売り靴屋専用シューズみたいな。なんか訳分からずに好んで履い
  ている人もいるらしいです。安売り禁止にしましょう(笑)。
ナ:ここはある意味スバル的ですね。
西:存在意義があると。
ナ:あと、ハイテクに関しては頑張ってほしいな。ハイテク頑張れ!。
t:業界編成にも全然関係ナシですな。


t:あとはグラビスとかのスケーターものや、メレルとかのアウトドアものとか結構広がりがあったと
  は思いますけれど、どうでしょう?。
西:定着するかもしくは得意カテゴリーを突き詰めるってのも一つの在り方とは思いますが。
ナ:業界再編で老舗が苦しんでるところに新しい風は良いですけど。
t:スニーカーマニアとして食指が動くようなモデルはあまり出てこないな、ってのが本音なんだけれ
  ど。
西:ブームっていう形になっちゃうと一過性で終わってしまうところがつらいです。

t:それでは、最後にスニーカー毎での総括ということで、それぞれ10足セレクトしてもらえます?。
  あ、私はインプレページでやってるんでそちらを参照していただくとして。
  それぞれ、どういった意味での10足か?というところと、その理由をあげてもらいましょう。


 西村:私の中の歴代BEST10

1.TOBACCO
  ・フランスだから
  ・加えて形と色が最高
2.RUNNER
  ・これはドイツだから
  ・やはり色が素晴らしい
3.ビラノバ
  ・スポーツシューズの楽しさを
   知りました。
4.グッドリッチジャックパーセル
  ・ヴィンテージです、アメリカ
   です
5.BALLBAND JETS
  ・これぞヴィンテージ、例える
   とすれば501XX
6.ワッフルトレーナー
  ・70年代NIKEの象徴的
7.AIR FORCE 180 Low
  ・私にとってはじめてのハイテ
   ク
8.フォームポジットワン
  ・近頃のハイテク、中でもバカ
   さ加減が良し
9.SL72
  ・これもドイツ、安っぽさがイ
   イんだけど、でもお洒落
10.オフィシャル
  ・大人です



 ナルオ:私を変えた10足
 
1.AIRMAX 93
  ・エアの進化に驚く
2.シーヤ
  ・my first adidas
3.ル・ヴィラージュ
  ・こんなスニーカーがあった
   のか!?NIKEに見えない!
4.エアレイド
  ・my first NIKE
5.エアラティック
  ・ACGにはまるキッカケでした
6.AIR180FORCE
  ・オリンピックモデルがカッコ
   イイ!
7.エアハラチ
  ・ワラジモチーフにビックリ!
8.XTR
  ・adidas アドベンチャーここ
   に有り!
9.ミラ。
  ・イイヤツだった....
10.ハーフドーム
  ・赤が美色
   




  ということで、今まで10回もつき合っていただき有難うございました。
  今回でひと区切りということで、いつかまた違う形でこの3人の鼎談を実現させたいと思います。
  ありがとうございました。

  .....西村(YRN)、ナルオ、taka@編集長