スニーカーをスタイルという文化の波に解き放つ!! スニーカーマニアによるスニーカーマニアの為の本音爆発!! ”S’neak”ナルオ、”Kaminari-Oyaji"YRN、 そして司会進行を兼ねる不肖taka@による完全鼎談!! 第3回:AIR MAX 95! |
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t:今回はついにスニーカー1足を俎上にのせる第1回目!その記念すべきスニーカーは、 やはりスニーカーブームという現象とはきっても切り離せないAIRMAX95です。 YRNさん、ナルオさん、ヨロシイですか?。 それから、今回はデザイン方面にも話しが進みそうなので、女性からの視点は?という ところからHiroko嬢もゲスト参加していただきます。 じゃー始めましょう。 ナ:じゃー私から95が出るあたりの状況を軽く......。 まずバルセロナオリンピックあたりをピークにNIKE人気が盛り上ってきました。 その頃はMAX4、のちのビックウィンドウ、でも最大容量のエアは180エアでした。 その後270度のプロモールドエアというのが出て、マルチチャンバーを採用したMA X2(スクエア)、で、その次のMAX94はいい靴なんですが、非常に地味なモデルで した。で、いよいよ95なワケなんですが、出た当初はそれほどでもなかったですね。 もちろんカッコ良かったですが。 Y:私はワゴンで8000円で売られてるの見ましたよ。 ナ:ええ、そんな感じだったんですが、年が明けて95春くらいからバーっと人気が出て..。 t:直接の原因はなんなんでしょう?。 ナ:よく言われてるのが芸能人が履いてたというヤツで、キムタクとか....。 t:ああ、ドコモの広末とか、イチローとか....。 ナ:そうですね。あと内田有紀とか。 Y:その当時はCM商品より、履いてたスニーカーに関する問合せの方が多かったという話 らしいですよ。 t:で、遂にフォアフットにビジブルエアが入って登場したんですが、その時の印象は、 どうでした?。 ナ:うーん、僕的には180から270になった時の衝撃の方が大きかったですね。 その時点で360度のエアを目指しているっていうのは分かりましたので、ああやっ たな程度の受け止め方でした。もちろんカッコイイと思いましたが(笑)。でも、実物 を見ると、こりゃちょっと違うかな?と。純粋なグラデーションではないんです。下側 のグレー部分に青みが混ざっているんですよ。 最初にカタログ等で見たときはCGで描いたんじゃないかってぐらいの感じだったのに うーん、やはり実物はこのレベルどまりなのかと。それに写真と違ったのは、よく言わ れることですがネオンイロー部分が黄緑に見えたことですね。でも欲しいとは思いま したが。 t:では、カラーの話しも出たところで、MAX95というスニーカーについて、まずはデ ザイン等の印象から、話題にしていこうかな?と。どうでしょう?。 Y:やっぱりカッコイイですよ、単体でみるとホントに。例えば、インターネットで色々な 靴関連のページがありますけど、表紙に95がドーンと載っていればやっぱりカッコイ イですからね。単純に写真としてあのスニーカーが映ってるとカッコイイと。 但し!あのかっこよさってほとんど履きこなせないでしょうね。非常に合わせにくいん ですよ。 t:しかし、突飛なカラーじゃないんで、合わせやすいと勘違いしてしまう人がいると。 Y:ハイそうです。それから、グラデーションというのが難しくて、パンツを合わせる場合 にパンツの裾がどの位置までくるか、グラデーションのどの部分が隠れてどの部分が見 えるかによって全然変わってきちゃうんです。 t:そうなんですね。グラデーションについては私も考えたんですが、黒、グレー、イエロ ーといく段階で、色味的に全て終わってしまうというか、靴だけで配色が完成されてし まっていて他が入りこむ余地がないというか、ウェアの色を余計に重ねられないところ があるんですね。ホントーに合わせにくい。 Y:ホントそれでもごくたまに凄く計算して合わせてる人もいるんですけど、ホンの数%で すよね。 ナ:イヤ、ほんと難しいですよ。買う段階になるとナイロンパンツ買わなきゃかな?とか、 ブラックジーンズいるのかな?とか考えましたから。 t:うーん、そこらへんのところは、皆さんの一番キレイと思うカラーとともに、女性から 見た95というところをHiroko嬢にも語ってもらいましょうか。僭越ながら私か ら言わせてもらいますと、私はやはりイエローグラデに尽きるんじゃないかと。 Y:私はオレンジですね。 t:ほお、SCのですか。 ナ:僕もイエローグラデです。 H:いきなりの登場ですが、私はネイビーグラデなんです。 t:女性の人って結構敬遠したり、なにあれーみたいな見方する人多いですよね?。 ナ:イモ虫みたーい、とか(笑)。 H:ハハハ、でも私個人的には95がスニーカーの世界に深く入りこむきっかけだったんで すよね。イエローとかを見て。キレイだなーって。でも、LFLのネイビーを見て「あ あ、これだ〜」(笑)と。ハッキリ言って未だに欲しいんですが、手が出ないなーって。 t:アレ、高いですもんね。なんか復刻とかも出るみたいですが。 ナ:ハイ、もう出ました。微妙にオリジナルとの差異はありまして、ほとんど別の靴だ、と いうのが好きな人の評価ですね。 t:女性でも分かる人もいるのかなー?。でもイエローじゃなくってネイビー。YRNさん も違う色だけれど、イエロー以外が出るとは思わなかったですね。95と言えば必然的 にイエローがくるもんだと。 ナ:ワッフルトレーナー=青黄と一緒ですね?。でも文脈からいくと95=イエローという か、最初に出たあの色の衝撃からやっぱりイエローでしょう。他の色はいずれにせよバ リエの一つですから。 Y:そうかもしれない...。 H:で、私は結局赤グラデが最初だったんだけど、それでも履くのは難しかったですね。未 だに履きこなせないという感じで。とは言え、その後にSCで出たイエローを買っちゃ ったんですけど...。 Y:ん、「買っちゃった」?。「買った」じゃなくて「買っちゃった」かー。やっぱりそう いう感覚になるのか〜。 ナ:たまごっち買っちゃったっていうのと同じじゃないですか?。あ〜あのとき俺並んぢゃ ったよ〜とか。 t:原宿のボートハウスのトレーナーに並んじゃったよ〜とか(笑)。並んだけど(笑)。 Y:ハイ、私も(笑)。 t:しかし、話の雰囲気からすると皆さんデザインは結構高く評価してますね?。 Y:イヤ、十分カッコヨイです。出来ることなら、アレを上手に履きこなして数%に入りた い。 ナ:多分何の先入観もナシで今発売されても売れますよ、きっと。 H:ホント、履きこなしてみたいです。 t:じゃーデザイン以外で95について、というか取り巻くところの話を。例えば今までに カッコイイという話が出てたんだけど、確かに単体としてみればカッコイイと。でも、 今や存在としてカッコ良くない、またはカッコイイとは言えない部分が少なくとも私の 中にはあるんです。端的に言えば95を履くということはカッコ悪いことになっちゃっ たんじゃないか?っていう。 Y:....。私はすごく応援してるんですよ。なぜかというと、 私のページ(Kaminari Oyaji)の先頭に英語で「スニーカーブームが来て、日本人がみ んなオシャレになっていくんだと思ったら、レアだからとか流行だからといって逆にア ンバランスになって、ヘンな奴がいっぱい出てきちゃったから、怒っていい?」って書 いてあるんだけど、そういうようなヘンな奴らを追い出すには絶好の靴なんですよ、こ の95は。今、95を履かないというところで、そういうノリでスニーカーを買う連中 とのキワがつくんです。一応、さっきも言った数%の人達のように履きこなしを極めて みたい、というのはあるんだけれど、どんどん出る色んな色にスタイル論なんて入り込 める余地すらないから、SCを買い求めてる人達はどんどんそういうヘンな道へと入っ ていっちゃうんですよ。だから、非常にアリガタイので、SC新色をどんどん出せ!と。 t:それはどんどん出して、いわゆるそういうヘンな奴らをどんどん囲っちゃえっていうこ と?。 Y:そうそう。95というのは一つのカテゴリーを作っちゃったんです、95という。 t:ランニングとかトレーニングというのじゃなくて、95というカテゴリーだと。 Y:そのカテゴリーに入ってればイイと。そういうヘンな人達は。こっちが迷惑しないで済 むゾと。 ブームの頃は、なんでもかまわず高くなって、NIKEの設定した価格で買えればラッ キーくらいだったんだけど、そういうのは95カテゴリーでやってもらって、他の靴は 現状を見てもお分かりのとおりどんどん安くなってる。だから95ももっとじゃんじゃ ん出して95を、また、そういう連中を囲ってしまえ!と。それによって、そのカテゴ リーの人達との間にキワをつくれるし、他のスニーカーもとても買いやすくなる、と。 t:というと、95を買ってる人達との差別がつく、と?。 Y:一緒にされたくない部分があるので、応援していると。あ、いや、応援してないけど、 頑張ってくれ!って感じです。 t:いや、もちろん選民的という意味ではないんだけど一緒にはされたくない、という部分 はありますよね。だって95なんて履かないし。ハイ。 私の場合は、デザイン的にヨクても履くとイヤだというのがありまして、そこも含める と、ただただカッコイイだけでは履けないと。合わせにくいですし、気持ちヨクないで すし、やはりコレだけ浅い人にも浸透してしまったんで、あまのじゃく的側面からも、 積極的に履きたくない!というのがあります。逆にデザインのカッコ良さだけで、履き 心地なんて度外視して履いちゃうスニーカーもあるんですが、そこまではいかないと。 機能面の話しですと、どうしてもあのビジブルエア、しかも横だけでなく後ろまで回り こんでるヤツって信用できないんです。なぜかというと安定していないから。やはり、 しっかりとした器の中の緩衝材としてのエアは気持ちイイんですが、その器自体がエア 窓ということになると器が伸びたり縮んだりしてしまうというその不安定なブレが、ど うしてもイヤなんですね。 ナ:確か、大前研一が「Just do it」という本で書いてたと思うんですが、そこでナ イキの担当者が語ってるんです。やはりNIKEとしても機能的にはエアなんて見せる 必要なくて、ソールに埋め込まれてるのが一番機能的なんだ、と。 t:ただ、イメージリーダーとしての役目を背負ってるんでしょうがないというのは、造る 側からみるとそうなんでしょうね。必ずしもイメージリーダー=真の高機能ではない、 という。まあメルセデスだってSクラスが一番機能的なモデルかっていうとそうではな いことですし。だから特別いいスニーカーかというと、全然そんなことなくてホントに 普通の靴です。ちょっとカッコイイという。 ナ:僕が思うのはこうです。例えばNBAを例としますと.....マイケルジョーダンやピッ ペンくらいしか知らなくてブルズファンですとかいう人いるじゃないですか?。ブルズ のTシャツ着るならせめてブルズのスタメン全員くらいは言えなきゃって僕は思うんで すよ。ブームの時ってなんとなく、「95持ってる」=「オシャレ」=「スニーカーマ ニア」みたいなとらえかたがあって、それがスニーカーをあまり知らない人達の間で は、今も続いてるような気がします。 t:それはそのとおりですね。ワケが分からないままメディア等に煽られてドドーっと95 に群がってしまって、ワケが分かってる連中がサーっとひいてしまった感があります。 こういう現象は95だけに限ったことじゃないんですが。 ナ:こういう言い方があっていいのかどうか分かりませんが、95というのは高級なエント リーモデルかな?と。 t:いや、私から見ればエントリーモデルならヨシだ!と。本当にエントリーになればイイ んですが、そこで終わってしまうというか、そういうトコロしか見なくなってしまうよ うな人達にはエントリーとは言えないと。レアやブームというキーワードとは関係ない 部分でイイスニーカーや面白いスニーカーなんていっぱいアルぞ、と。 ナ:レアという言葉が出ましたけど、95というのはミニバブルというか、ミニマネーゲー ムみたいなことをワリと簡単に出来るという面白さというのを教えてしまったというと ころもありますね。投機目的で買ってしまうようなことがあったりと。純粋なコレクト ではなしにです。 Y:コレクター魂はくすぐると思います。履かずにコレクションしている人にはイイ靴だと 思います。自分自身ではやろうと思いませんが、そういう人はいてもいいと思いますし、 気持ちもすごくわかるんです。靴というのは見ていても幸せになれますから、鑑賞靴っ てのがあってもいいような気がします。鑑賞するにはすごくいいんじゃないかと。それ だけカッコイイってことなんでしょうけど。 t:うん、純粋なコレクターってそういうものですからね。切手やコインや骨董なんかでも。 ただ、私的にはやはりスニーカーは履かなきゃなダメというところがあります、という か、履かずに我慢できない(笑)。でも、多分客観的に見るとレアというキーワードは はずせないですね?、95には。 Y:で、そのキーワードだけだとせいぜいAJ1やダンクへの広がりでしかない。 ナ:いや、そこでAJ1やダンクに行ける人ってある意味幸せだと思いますよ。 Y:金銭的問題も出てきますし。 ナ:はい。 t:他にはなにかありますか?。 ナ:SCに関してなんですが...。 t:ハイ。 ナ:基本的にSCというのは心情的に納得いかない部分がありますね。例えば松田聖子って 昔アイドルで輝いてましたよね?。それなのに今では色々あってあんな風になってしま いました。本人もそれを承知で演じてるようなところもあって...。 SCについてはやっぱりNIKEに裏切られた思いが強いんです。経営的にはまったく 正しい選択で、あの当時は出さないでいられる雰囲気じゃなかったんだけど。 「あんたまたお酒飲んだの!」っていうような感じというか...。 Y:「あれぼど自分じゃ飲まないって言ったじゃない!!」と。 ナ:ハイ、そうなんですね。そう言ったにも関わらずまた飲んでるという。 t:あー、あれほど出さないって言ってたのに出しちゃったじゃないか!ということ。 Y:そう思うのは、多分ナルオ君が本気でNIKEを好きなんだよ。きっと。 t:そうでしょうね。好きだからこそ、というとこでしょう。 ナ:うーん、そうでしょうか。それと、AJ復刻にしても「偉大な選手の引退を惜しむ」だ とか、ビジブルエアにしても「圧力を横に逃がす」とか、ホントかどうか分かりません けれど理由付けがあったのに、SCに関しては、ある日突然出しちゃった。それ以降S Cのオンパレード...。その辺をしっかり説明してくれよ!という気持ちは強いです。 ハイ......。 でも、本当にあのままSC出さないでいたらどうなったんでしょうね。 H:多分、伝説になってたんじゃあ。キレイなままでという感じで。 Y:それでSCが出たから、世の中にかなりの数で95が出回っているハズなのに、そのワ リにあんまり履いてる人見ないですよね〜。みんな履かないのかな〜。ということは、 履かれないSCがかなり眠っているんですかね〜?。なんか可哀想でもありますね。 t:悲しいですね。ホントに幸せじゃないスニーカーなのかもしれませんね。 ナ:もしかしたら、そういう95の横に白のロングダウンとか飾ってあるのかもしれないで すね。 H:(笑)。 Y:それで、今日こういう意見が出たっていうのも多分95がカッコイイという思いがある からこそだと思います。カッコ悪けりゃココまでの話しは出ませんし、誰も、どんなモ デルが出たって感知しないでしょう。 ナ:そうでしょうね。 t:それでは、最後にレギュラーの方々に、今日の話しの結果として、AIRMAX95の ○と×を出していただいてお開きとしましょう。皆さん、お疲れ様でした。
という感じの愛情溢れるからこその辛口TALKいかがでしたでしょうか?。 次号はVol.12ということで、年末なので、「98年スニーカー総括」ということで おおくりいたします。乞うご期待!! |
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