| 開発者 | プログラム名 | 使用マシン(CPU等) | 使用言語 |
|---|---|---|---|
| 山田泰広 | 山田将棋(Version 2.98) | PC/AT互換機(Athlon64 X2 4800+) | C |
| 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 5回戦 | 6回戦 | 7回戦 | 勝敗 | 順位 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 山田将棋Ver 2.98 | ○Shallow Thoughts | ○臥龍 | ○白砂将棋 | ○HIT将棋ver0.43 | ●マイムーブ | ○みさき | ●習甦 | 5-2-0 | 6 |
| 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 5回戦 | 6回戦 | 7回戦 | 8回戦 | 9回戦 | 勝敗 | 順位 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 山田将棋Ver 2.98 | ●K-Shogi | ●習甦 | ●dos | ○あうあう将棋 | ●うさぴょん | ●Shotest | ○まったりゆうちゃん | ●あやまり将棋 | ●A級リーグ指し手1号 | 2-7-0 | 23 |
序盤白星を重ねることができたのだが、何より、高田さんの
臥龍に勝てたのがうれしかった。飛車先の攻防で細かい
ポイントを重ね押さえ込むことができた。高田将棋の頃も
含めて、初めて高田さんに勝てた。みさき戦は相振りから
守りの金駒で相手の飛車角をいじめる展開に。こちらの守りが薄く
ヒヤヒヤだった。みさき玉が壁を解消して長くなるかなと
思ったところを、香を成り捨てて挟撃したところが
良かった。負けた2戦の内容が良くなかったが、とりあえず
1次予選を突破できてほっとした。
謎電の高橋さんと、お昼を食べながらふと思ったこと。
それは、小谷先生が進歩本2に寄せた一節に関すること。
ディープブルーがカスパロフに勝ったことに対して
研究者開発者の勝利という意味で「人間の偉大な勝利」と
新聞にコメントを出したところ、表面的な事実に即した
「コンピュータの偉大な勝利」に差し替えられた、という
くだりだ。習甦さんにコテンパンにひねられたことを
ずっと考えていてのこと。最近の、ボナンザが先鞭をつけた
棋譜からの評価パラメータ学習が、大変な成果を上げている
ことは、「コンピュータの偉大な勝利」が近づいている
ことを示しているように思うのだ。コンピュータ自らが、
棋譜を舐めて学び始めているのだから。以前は、研究者開発者が、
自ら持ちあわせている将棋に対する見識経験を、
プログラムにうまく実装してゆくことによって、
プログラムを強くしてきた。だからプログラムの
棋力向上は「人間の偉大な勝利」であった。が今は...。
選手権後、2chの関連スレッドを見ていたら、
コンピュータチェスでは、すでに、コンピュータ同士の
対局棋譜を教師として学習させているらしい。
人間の対局棋譜では弱いから、だそうで。
チェスは完全に「コンピュータの偉大な勝利」状態である。