NetWorld+Interop 2001レポート


関東を離れてしまっては金曜日に行くしかなく、木曜日のBSD BOF には今年も行けず。まぁ仕方無い。さて内容。 まず、registrationがフロアに移動。ずいぶん広いスペースを 確保していた。お昼頃まで続く長蛇の列が解消されるのは いいことだろう。ただあれだけの広さを確保できたという ことは、企業の出展が少し減ったのかなという勘ぐりも わいてしまう。さらに私は今年初めて開場前に到着、 早朝registration者を対象としたプレゼントの 抽選券をもらった。これもいいアイディアだね。昨年以前も 実施していたのだろうか。しかし、箱根のホテルの 割引券をもらっても私には使い道がない。
Hall view 会場をまわってみて。ネットワークの仕事とは縁遠くなり、 年々初めて見る言葉が増えるのが悲しい。FTTD(Fibre To The Desk)、 CDN(Contents Delivery Network)など。自分の机のPCまで 光ファイバーを引いて、いったい何を送受信しようというの だろう。むむむ、想像もつかない。そんな中、光ケーブルの 端子加工の実演に思わず足を止めてしまう。CDNっていうのは、 コンテンツプロバイダと配信サーバ、提携地域プロバイダと キャッシュサーバ、その間の太い回線、等々をひっくるめて 最高パフォーマンスを出すように工夫したネットワークの ことなのだろう、と勝手に咀嚼。AIIとStarcatの関係かな。
ShowNet tour 例によってShowNetツアーに参加。たまたまだったのか、抽選がなく 並んだ順にご招待。先導は倉敷芸術科学大学の三宅さん。 今年のShowNetのポイントはWDMリング、 Long Reach Ethernet、10Gbps Ethernetによるバックボーンと、 合計10Gbpsの対外接続。それから、ストリーム系デモを行う 企業を対象とした、IXから先の回線整備(Metropolitan Area Network)。 PODでは、ケーブリングをきれいにねっ!といったあたりまえな 話が出たりして、目が点になったり。低レイヤのトレンドに ついていけなくなりつつある私にとって、NOCでの説明で記憶に 残ったのは、3Uの厚さに縦に16個のボードを載せたPCサーバと、 IDS箱。「過去においてShowNetは攻撃をうけたことがあるのか」 という参加者からの質問にはノーコメントでした。
NOC 最後に、テクノロジから離れての感想。SONY,Panasonic,東芝の ブーススタッフさんが、それぞれ背中に社名をいれた スカイブルーのシャツといういで立ち。申し合わせたかのような 似たようなスタイルに不思議な感じがした。それに比べて、 eビジネス系で押していたNECは黒のスーツで統一。伸びてる だけあって、「どーしてもっていうなら、教えてやるぜ」 ってな立場かな。それから、 展示会といえばノベルティグッズだけど、今年は、広告のシールを 貼った300mlペットボトルの飲み物を配ってる出展社が2,3あった。 毎年この時期の開催で蒸し暑い思いを しているのは確かなのに、昨年まではなかった趣向。それに しても"今"の欲望を満たす超現実的なノベルティだ。
来年はもう少し中身を理解できるようになっていたいと思う。

2001/6/8 Taikou Yamada (t-yamada@ceres.dti.ne.jp)