NetWorld+Interop 2000レポート


今年は仕事の都合で、選択の余地がないまま6/9(金)に見に行く ことになった。FreeBSDのBOFに合わせることができなかったので、 ちょっと残念モード(パンフには6/9にBOF開催と書かれていたので 夕方会場をうろついてみたけど、やってなかった。www.jp.freebsd.orgには 6/8と載っていたので、やはり6/8に開かれたのでしょう)。さらに 事前に何を見るかチェックしてなかったので、歩きまわってた だけのような気がする。
POD さて、のんびり朝起きたら雨が降っていて、 傘なんか持っていきたくないなぁと思っていたら、ちょっと 弱くなった。折り畳み傘をリュックにいれて、駅までを ちょっと我慢して出発。結果的に長い傘を持ちながら会場を歩かずに 済んだのでよかった。中央線に乗り換えたら、京葉線が運転を 見合わせているというアナウンス。あちゃ〜、と思っていたら、 水道橋を過ぎたあたりで、運転再開となりほっとひと安心。 各駅停車の京葉線に揺られて、なんとか12:30頃に会場に到着。 レジストレーションを済ませたものの、何から見に行ってよいやら アタフタ。とりあえず、13:30からのShowNetTourに参加。 今年も抽選で一発ツモ。名前はよく聞き取れなかったけど、今年 当たった説明のお兄さんも日立の人だった。やっぱり拡声器を通した 説明が聞き取りにくい。今年のShowNetの特色は、ファイバーを 潤沢に使ったバックボーン、全ブースにIPv6接続をできる環境を 整えたこと、それからPODへのアクセス回線に ADSLを採用したことみたい。PODで言うと、DSL交換機(集線器?)にあたる DSLAMという機器があったことが、昨年との違いか。周りを気にして フラッシュを使わずに撮影したため、ラックの扉に映りこみが はいっちゃってるし。左のラックの上段に、おなじみになった紫色の GbEスイッチSummit。24ポートあると言っていただろうか。
SONY Booth SONYは業務用放送機器などを手掛けるCSNCカンパニーが出展。 ATM網を介した映像送信、大容量テープライブラリ装置PetaSiteなど を展示。仕事で担当するシステムのバックアップ装置として PetaSiteが採用されたので、パンフレットをもらっておく。 もうすぐ発売になるファイバーチャネルボードが、トラブル無く ちゃんとつながることを願うばかり。そういえば、ShowNetTourの お兄さんが言うには、大阪会場と4つ同時にDV映像送信を行っても、 バックボーン帯域の1%しか占有しなかったとのこと。QoSを意識する 必要のないほどのバックボーン回線…、想像を越えている。
Security Theater Security Theaterという会場で立ち止まってみると、何やら Webページの書き換えの実演をしていた。コマンドラインから 「echo "<body bgcolor=black text=red>Clack!</body>" > index.html」 といった具合。HTML&UNIXシェル(リダイレクト)の講座やん。 シェルを使えるようになるまでの過程、つまりどうやって ログイン権限をgetしたかについては聴きそびれてしまった。 それからセキュリティ関連で気付いたことは、ビジネスとしての sshとTripWireのブースがあったこと。sshのブースには、 sshプロンプトの出ているターミナルが2,3枚開いてる、 PC-UNIXで動いていると思われるノートパソコンが数台置いてあるだけ。 異人さんが寂しそうにたたずんでいた。一方TripWireの方は、 席を設けてプレゼンも実施。複数の監視対象マシンを集中コントロール するための、WindowsGUIのツールでデモをしていた。だいぶ華やかさに 違いがある。途中から座って、ちゃっかりTripWireのTシャツを もらっちゃってるし(^^;。まぁどちらも、フリー版で十分だよね と言う話がK氏から。確かに。
その他に気になったことといえば、NiftyやBekkoameといった旧来の ISPが出展していなかったこと。NonCarrierなISPの中では、DTIが 顧客満足度No.1を訴えて、目立っていたように思う。頑張れDTI! Sunのブースはとっても小さかったし。オンライントレード関連も 新しい。

最後に。興味のないジャンルをざっくりと省略して見て回ったことも あるんだけど、自分の知識がミーハー的な上辺だけのものであることを 実感。インフラ系やASP系は中身をさっぱり理解していない。 ネットワーク系な友人たちからどんどんおいてかれてる。 興味のアンテナをおろさないようにしなきゃね…。


2000/6/9 Taikou Yamada (t-yamada@ceres.dti.ne.jp)