"Classic" Speaker 2




まず面倒だったのがClassicのきょう体の測定。内側の寸法は測りにくい。そしてその寸法にしっくり収まる形と大きさを検討した。できるだけシンプルな形状にして、なおかつできるだけ内容積を確保する。おまけに加工が面 倒な形状もごめんだ。試行錯誤の末、できあがったのがこれだ。


by VellumCAD

多少斜めの角度を持って接する部分があるが、接着剤で埋めてエア漏れを防ごう。下手に斜めカットなどをするとかえってしっくり組み上がらなくなる。

板取りはもっとも苦労した。面積を計算すると定尺の910mm角の合板1枚で収まるはずなのだが、これがなかなかできなかった。しかし大量 に端材を出すのは地球環境にも財布にも良くない。必死でジグソーパズルの回答を求め、ついに収まった。これには自分で感動した。

[この板取り図はコピーしていただいて構いません。ただし転載は必ずご連絡下さい]



色が付いている板で1台分、点線のが2台目分。色は上の3D図面 と対応している。小さなタグで数字をふったのはDIYの裁断機で裁断してもらう順序だ。なぜこの順序か、良く考えれば分かるだろう。裁断番号1から3は、裁断機のガイドの寸法を208mmに合わせたまま動かさないで切ってもらうこと。そうすれば多少誤差が出てもみな同様の寸法になるので問題が出ない。ただし208mmという寸法が大きくなるときょう体に入らないので注意のこと。8から14などは、2枚重ねて一度に切ってもらえばいい。

側板はまず455*302で切り出してもらってから、その先をどう切るか考える。おそらく斜めのカットは手引き鋸で行う必要があるだろう。自動裁断機では不可能だ。係員と相談するか、自分でカットするしかない。ここも寸法的な余裕は無いので慎重にお願いしたい。端切れも捨てずに補強として使うからだ。どこまでもエコロジカルだ。

フロントバッフル板の14*110の切り込みは、ノミがあればたやすいが、無ければ途中で折って、最後の部分をヤスリで仕上げればいいだろう。

それから定尺といっても必ず910mm角であるとは限らない。907mmくらいしか無いものもある。ラワン合板を使うか、シナ合板を使うかで寸法が違ったりする。また周辺部が傷だらけだったりすると、あらかじめ耳を落としておかなければならないかもしれない。こうなるとこの板取り図のままでは背板の高さ寸法が足りなくなってしまうので、208とある寸法を全て206くらいにして計算して、支障がないか確認してほしい。

ほとんど余裕がないので、できるだけ910mm角で、周辺部が欠けていない合板を選び出してほしい。またもし900角の材料しか入手できない場合は、208という寸法を全て205とし、さらに背板の高さを241から240に減らす。これでできるはずだ。背板が少し低くなるが1mmという寸法は誤差の範囲だ。多少左右で違ってしまっても大丈夫だ。数ミリの狂いで発生する音の違いがわかる人物がいたら、とっくにギネスブックに載っているはずだ。

ちなみに鋸の引きしろは3mmとして計算した。DIYの工房などの裁断機でカットしてもらうことを前提としているので、これ以外の方法でカットする場合には引きしろの幅寸法を確認して計算し直してほしい。なおカッコ寸法は参考寸法だ。5mmくらい違っても何の問題もない。

合板の接着は釘と木工用ボンドを使う。板厚が9mmなので釘は18mmくらいでよい。あまり長いものを使うと板が割れてしまう。木工用ボンドを木口面 に塗ってから釘を打つと、板がぬるぬる動いて位置がずれてしまう。あらかじめ他の板を敷いて釘を打って、少しだけ先端が出たところで、ボンドを木口に塗った板と合わせるといい。

木ネジを使わないと、側板とフロントバッフル板をつなぐ補強が組み立てられないかもしれないが、ボンドだけでもいい。釘を打つとせっかく組み立てたところがはがれてしまうので注意のこと。






NEXT

転記・転載しないでくださいね
ご意見、反論等を下記アドレスにぜひ

macdio@mac.com