2nd Soul おいしいワインの週末

にろや十いち番勝負、第六試合(インポーター対決)
Vol.331  2002年10月11
対戦カード:日本リカー 清井 悟  VS. Vin du 268 大西リキ

本日のワインリスト
参加人数:12名

日本リカー 
清井 悟
24
Vin du 268
大西リキ
11
3勝0敗で清井悟氏の勝ち

1R:すっきり《白》 対決

00カンター ソーヴィニョン・ブラン
(フランス ボルドー)
 \1,300 00"夢"神戸ワイン シャルドネ 
(日本 神戸)
 \1,400  4

2R:ルイジャドの《赤》対決

97ルイ・ジャド サントーバン
(フランス ブルゴーニュ)
 \3,500 00ルイ・ジャド ムーランナヴァン
 シャトー・デ・ジャック
(フランス ブルゴーニュ)
\2,000

3R:しっかりの《赤》対決
お一人棄権

 00カストロ・デ・モリーナ 
カベルネ・ソーヴィニョン レゼルバ
(チリ)
 \2,000 99ドモワゼル・ソシアンド・マレ
(フランス・ボルドー)
 \2,280
価格横の数字は得票数、

本日のワインへのお問い合わせは:
日本リカーホームページはこちら
Vin du 268 :078-951-2324



序章
報告したくない、、、そんな見事な完敗。
清井氏は、日本リカーに新卒で入社され、もう14年のベテラン。
また価格については、参考上代価格であり、
実際にショップに並べば6,000円ぐらいにはなろうかと思われるので、問題無しとした

1R:すっきり《白》 対決
ボルドーの呼称がついて、葡萄品種を表示して良いのが、
このソーヴィニオン・ブラン、それは前回の美濃氏との対決でも触れた、
それに漏れずにこのカンターもよくできたクリアーなワインであった。
対する私の出したワインは、神戸ワインのブレンドして個性が失われる前の、
そのままのシャルドネを、組合の協力で仕込まれた生粋の神戸のワイン。
両者の対決は、季節が変わっても、定説のごとく、スッキリしたワインの勝ちとなる。
それは、分かっていても、繰り返す私には学習能力はないのかぁ(^^;


2R:ルイジャドの《赤》対決
ルイ・ジャドはネゴシアンなので、その種類の多さには圧倒される。
では、その中でも美味しいのは?と選ばれた両者。
ピノ対ガメイの対決となった。ガメイにあるまじき濃厚さと、
しっかりとした骨組みを持つ、ガメイとしては美味しいが、今回は相手が悪い。
そろそろ村名ワインも97年が飲み頃迎えた。
その上短い時間の中でも、グッと開いてくる。艶やかでいて、
素直なサントーバン、今回最高の差を見せ楽勝。


3R:しっかりの《赤》対決
学習能力の無さはここでも発揮される。
分かっているんだ。
チリとボルドーでは負ける事が、何度も体験している、そのたびに辛酸をなめてきた。
ここでも懲りずに出す私。
2000年に隠れ、本当に親しみやすい価格で好感の持てる、ボルドー。
セカンドラベルと言えど名門ソシアンド・マレである。
チリの特徴のミントな香りを、複雑な香りの中に秘め、
重量感有る果実味で寄りきられてしまった


 大西個人感

結果を見て考えて見れば、確かに負けるワイン達。
1R:スッキリさで負けた。
2R:完璧な上質さで負けた。
3R:インパクトで負けた。
出足好調でやってきたが、ここにきて、今年スタートが好調だった、
阪神タイガースを思う。やはりいつもの場所に納まるか。
どんなにワインが優れていると思いこんでみても、飲み手の立場を見失えば、
そこにあるのは単なる至酔飲料。
そこまでの事を思わなくても、やはり忘れてはいけない重要なこと。
こういう時は、気分を変えて、来週の篠原君に打ち勝つセレクトを考えよう。

「負けるなら、とことん負けて、また明日」
…何を書いても
言い訳か、、、