2nd Soulおいしいワインの週末

にろや10番勝負、第7試合(web対決)
Vol.278  2001年10月5日

対戦カード:Vin du 268 大西リキ  VS. CWFC会長 杉本隆英氏

本日のワインリスト

参加人数:13名

大西 リキ
16
杉本 隆英
 23
2勝1敗杉本氏の勝ち

1R:カルフォルニア白対決

00マーカム・ソーヴィニオン・ブラン・ナパ・ヴァレー $9.88 2 99クライン・コート・ド・オークレイ・ヴァン・ブラン \1,380 11

2R:カルフォルニア・ピノ・ノワール対決

98カーネロス・クリーク・ピノ・ノアール・カルネロス \2,330 8 99ベアボート・ピノ・ノアール・ロシアンリバーヴァレー $16.99 5

3R:ジンファンデル対決

98ローゼンブラム・ジンファンデル $19.88 6 97ソノマ・レイク・ジンファンデル・オールド・ヴァイン・ドライ・クリーク $19.20 7

価格横の数字は得票数、

本日のワインへのお問い合わせは:
Vin du 268:078-951-2324
カルフォルニアワインのファンクラブ


1R:カルフォルニア白対決

 リキ:マーカム対するナパ:クライン、さわやかな苦味、レモン・バームなグリーン系柑橘な酸味、シェイプの利いた味わいは、密かに勝ちを確信する、でかしたぞマーカム。
 方やクライン、基本にシャルドネの味わいを持つが、昆布のグルタミン酸な甘味をグリセリン系で引き出す、その様はしつこくないバター、香ばしさは無く、素直にかわいいやつ。このワインに使用されている葡萄品種はややこしい、北部ローヌ(マルサンヌ、ルーサンヌ、ヴィオニエ)、ボルドー(セミヨン、ソヴィニオン・ブラン)、ブルゴーニュ(シャルドネ)、スペイン(パロミノ、マスカット・カネリ)、アルザス(ピノ・グリ、ゲヴェルツトラミナー)なんと10種類!そして「あなたの好きな葡萄品種が楽しめます。」と来たもんだ。あなたのお好みに感じてください。素直なやつと思っていたら、こんな子悪魔的なワインだった。そう言えば、グヴェの甘いスパイシーさも、ヴィオニエの甘い花の香りも漂い出した。
 このクラインには皆さんだまされる、しかし皆さん口を揃えて「美味しいもん」ムム・・・
 
 今日の勝ちを、女性の数で確信したナパ氏。しかし私に入った2名はどちらも女性でした。しかしそのコメントは「少し遅れて、ダッシュしたので、マーカム。」確かにその一言がすべての要因を語ったのだろう。

 この勝負で大方の勝敗が読めては来るが、それを信じたくないリキでありました。


2R:ピノ・ノワール対決

 スタートの良さが勝因を分けたか、ジャミーに迫るリキ:カーカロスは素直な味わい。凝縮感があって、渋味もピノながら持つナパ:ベアポートは高級な味わい。順当なら熊のボートが美味しいところを持って行くのに、時間の流れが味わいを止めたのか、素直な味わいのカーネロスが持っていき、首の皮一枚はつながる。
 
 それなら3Rは自信が有るから、ひょっとして?


3R:ジンファンデル対決

 ブラックベリーなナパさんなのに:ソノマ・レイク。これはいけるで、バニラもきれいに余韻もしっかりリキ:ローゼンブラム。
 このクラスになるとジンファンデルは美味しい。漢方薬のうるさい香りがナリを潜め、緻密でいて濃厚な本当のジンファンデルが頭角を表す。ポテンシャルで言ったら、ローゼンブラムそのはずだった、、、誰か一人がこちらになびけば、勝利の女神は微笑んだのに、熱血ナパ氏の熱意にほだされたか、結果はなぜか?


 大西リキ個人感

 以下は今夜の対戦のナパ氏のコメントである。
 
 45分という時間で3種類のワインを飲み、好きな方に○を入れるという明解なルールの勝負でしたが結果は意外でした。
 というのは、ピノは絶対にナパの勝ち、Zinはリキさんの勝ちだと予想していたからです。
勝敗を決めたのは時間という要素でした。
レイク・ソノマのZinは、スタートからエンジン全開の綺麗なZinでした。
 ローゼンブラムのZinは、ゆっくりゆっくり時間が経つにつれ美味しくなっていました。
どのワインも美味しいと感じる飲み頃があるという事を教わった気がします。

 お見事でした、ナパ氏のセレクトに本当に勉強致しました。

 2Rで勝ちを、拾うようにゲット、ジンでの勝ちを確信していたので、あまりにもつらい結果である、特に今回は、カリフォルニアで普通のお客様と同じように、ワインショップで買って、テロで混乱した空港から不安ながらも、持って帰ってきたワイン達である。しかも、カルフォルニアのお友達のご推薦のローゼンバルムが敗れてしまった。この無念さは一体なんだ?
 Vin du 268 の店のワインではない。大西リキのワイン感が選んだワインである。そこに釈然としない複雑な気持ちを整理しきれないで居るのだろう。負けは負けである。再度、再度、お客様へのお奨めワインは何であるかを問いただしてみたい。

 その腹いせを、すべて来週の山崎氏にぶつけてみたい>覚悟しぃ〜や
 

 今回のキーワード
「なんで負けるねん!!」
勝者ナパ氏をたたえながらも、未熟さゆえにに口惜しさが隠し切れません、今夜。
次回には更にパワーアップのリキです>ナパ殿