にろや10番勝負、第三試合(主催者対決)
Vol.274 2001年9月7日
対戦カード:Vin du 268内 大西リキ
VS. 2nd Soulオーナー 萩原一生氏
本日のワインリスト
参加人数:16名
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27 |
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18 |
98カピテル・クローチェ/アンセルミ
(ヴェネト州) |
\2080 | 9 | 00トレンティーノ・シャルドネ
/リトラッティ (トレンティーノ・A・アディジェ) |
¥1540 | 6 |
2R:シャルドネ対決
99ドムス・プロア・シャルドネ(チリ) | \1500 | 11 | 00ドメーヌ・ド・グルガゾー・ヴァン・ド・ペイ・ドック(フランス) | ¥1380 | 4 |
3R:フランな赤対決
98ジョセフィーヌ・ド・ボイド
(フランス・マルゴー) |
\2050 | 7 | 97ドメーヌ・ソーヴェト・
プリヴィレージ(ロワール) |
¥1400 | 8 |
価格横の数字は得票数、
本日のワインへのお問い合わせは:
Vin du 268 :078-951-2324
1R:イタリア白対決
萩原氏イタリアの白、トレンティーノはオーストリアとの国境のワイン、チロルな雰囲気の街、
この州には県は二つしかないが、その南のほうの県のワインであるが、北の国な雰囲気の
繊細なシャルドネは淡いソーダの懐かしさのある味わいに青いバナナな雰囲気。
私のワインは、その南、ヴェネトながら、萩原氏のトレント県と隣り合わせの、ヴェローナ県
葡萄の品種はガルガネーガといわれて居るが、良く似た雰囲気。
しかし、きれい、熟成もきれいで、グリセリンな作用も滑らかである。
その上品さは、モンラッシェに例えても大げさではないでしょう。
まずは一勝、7R目にしてやっとであった、
2R:シャルドネ対決
若いグルガゾーは酸味がピチピチしていた、CMに出てくる“エへん虫”を思う
夏の暑い盛りにはさぞかし美味しいだろう、パインの味わいも少々尖り気味、
すばらしいワインなのに若さが隠せなかった。
ドムス・プロアはパインで蜂蜜なバランスは樽香も気にならない程度にワインの厚みを助ける、
さすがケブラダ・デ・マクール“ドムス”ブランドを擁する実力派である。
納得の大差は、のみごろなアタックの優しさも大きく貢献したのだろ。
しかし、この後マクールはシャルドネの樹をすべて抜き、赤に専念することになる、
最後の年代のワインとなる。
3R:フランな赤
ロワールはトゥレーヌのワインはスパイシーなブルグイユを髣髴させる、タンニンも
柔らかく居て、酸味が少々強い側でのきれいなバランスを見せてくれる。95%カベルネ・フラン。
ボルドーグランバンのセカンド正統派ボルドーはマルゴー村らしく
柔らかなカベルネのタンニンを見せる、フランは7%だけ使用。
これこそ、絶対勝った!
と、飲んだときにそう感じていたのに、なんと2Rのシャルドネが双方、濃厚だったのが災い
価格差も大きいのに、見事負けてしまった、、、
大西個人感
やっと勝てた、、いや勝たせていただいたのか?そんな感じも拭えない
ワイントータル¥5630も費やした私に対し、
萩原氏¥4320とセレクト予算も控えめ、
もちろん余り予算は、最後の歓談タイムで、提供してくれました。
取りあえず、これで心置きなくカリフォルニアに行けます。
今回のキーワード
「複数ワインのセレクトは、前後のワインも思うべし」
口の中は、同じ味わいが続くより、変化を持たし、
バリエーションを楽しむほうが、美味しく感じるようですね。