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4世紀フランスのロワール河中流に歴史を遡る品種。ロワール河
流域では辛口ワイン、自然な甘味のワイン、さらにスパークリング
ワインを産出しているが、一般にカリフォルニアのシュナン・プラ
ンは、軽くてフルーティ、やや甘口である。
この品種はカリフォルニアで100年以上の栽培の歴史を有するに もかかわらず、幾つかの異なった名称で呼ばれていたため、1950年 代半ばに「シュナン・プラン」の品種名がラベルに記載されるまで、 一般にはそれほど知られた存在ではなかった。現在でもジェネリッ クワインの原料としての需要が大きく、セントラル・ヴァレーでの 栽培量が多い。 |
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房の大きさは中程度、両翼を持つ長い円錐形で果梗が太い。果粒 は中位の大きさで卵形。水分が多く果皮は堅い。果粒の色は緑色か ら麦藁色まで、日照条件によって異なる |
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広がって成長する習性を持ち、砂質土壌や粘土質土壌で栽培され る場合は非常に旺盛な成長力を発揮するが、フレンチ・コロンバー ドはどの成長力はない。耐寒性に優れかなり広い範囲の土壌に適合 する。芽吹きは早い。 |
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海岸部における収穫期間は9月中旬〜10月中旬。収穫量は一定し ており、通常は1エーカー当たり5〜8トン。 |
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ほとんどがフルーティでやや甘口、適度な酸味をもったワインと なる。バルク方式のスパークリング(ワイン)の原料としての需要 も多い。最近は辛口に仕上げたヴァラエタル・ワインも登場してい る。 |