<<2000/10/02>>
 
             
THE KRONICLE OF KRONIC
 
Playback Kronic vol.48

突然だけど、アダムス君の日本でのキャッチフレーズは「粉砕戦士」だった。これは「クラッシュ(Crush)」ってWWF時代のリングネームから連想されたものだろう。でも去年の夏、全日本プロレスに参戦した時にはなぜか「傭兵」になっていた(ちなみにクラーク君は「悪魔の守護神」…怪奇派ラス時代の名残りか?「未完の大陸弾道弾」ってのもあり)。
「傭兵」といえばクリストファー・ウォーケン主演の「戦争の犬たち-the dogs of war」、デビット・カヴァデールがムーディに歌い上げたディープ・パープルの「幸運な兵士-soldier of fortune」(誤訳だと思うが)、そして河惣益己の「ジェニー」…私の好きな世界を背負い込んだ言葉なの。そう、「孤独で死と隣り合わせ」って表面的なイメージにロマンを感じて、高校時代はかなり本気で「傭兵」になりたいと思っていたっけね。でも「傭兵」をズバリ表す“mercenary”って英単語はなぜかキライだったけどね。
「アダムス君は『傭兵』ってイメージじゃないよなあ」…とか思いつつ、英和辞典で“mercenary”を引くと、「金銭(欲得)づくの」「報酬目当ての」「貪欲な」から転じて「金銭づくで働く人」=「傭兵」…アダムス君はこっち寄りなの?「金への執着」がハーレム隊長に近いモノを感じるのだけど。(笑)

Chaos At The Cow Palace
"MONDAY NITRO" 2000/10/2
from SAMURAI!"NITRO2000"

WCWの脚本は「真実」に沿って書かれていたらしい(すべてを「作る」のもしんどいわな)から、やっぱりお金にはうるさい人々なのかも知れないクロニック。そういや思い当たる節もある…ま、プロとしては当然なんだけどねぇ…でもね、ちょっとは待ち続けてるファンのことも考えてくれてもいいと思うのよ…ま、今さら愚痴ってもしかたないけど。
この日は、ルッソーとゴールドバーグの確執が激化するんだけど、結局「176連勝」ってな過去のネタを引っ張り出してきて、「連勝記録」を更新しなければゴールドバーグはクビだとか。第一の挑戦者ミングがアッサリ倒された後、クロニックはいきなり乱入し、ハイタイムを食らわせて疾風のように去る…。あれだけ理不尽な扱いを受けても、結局クロニックはルッソーの手下なの?…さすが体制派のアダムス君だ…。(泣)リアルタイムでは見てなかったけど、登場時間が短すぎて、インパクトが弱かったと思う。悪役やるなら極悪に…自然にブーイングが起きるような演技力が欲しいにゃ。(出来ないところもまた魅力なんだが)
しかし、どこかで見たような図だよね?…WWFも武藤社長もオリジナリティがないんだなあ。

おそらく切ない表情をしていただろうアダムス君…アップで見たかったわ

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