
2000年年明けから急速に企画が進行し,遂に実現した「前座エース2000・冬季スパルタ強化合宿!!」。
2月26・27の両日,遠路はるばる行ってきました「合歓の郷・ヤマハミュージックキャンプ!!」。
40歳間近のメンバーも何人かいるにもかかわらず,正に学生の乗りの「世紀末アホ企画!!」。
色々と密度の濃い二日間でしたが,その中から幾つかの話をドキュメンタリータッチ(?)でお届けします。
1月17日 〜プロローグ〜
谷本氏よりバンドメンバー各位に一通の手紙が届く。
『2月〜3月の間の何れかの土日で合宿をしようと思います。
つきましてはその間の土日で都合の悪い日を教えて下さい。』
谷本氏が掲げたミレニアム5大企画の中に"休日を利用しての強化練習"という案は確かにあった。
しかしそれはあくまで"部室で"というのが前提だったように思う。
なのに"合宿"とはいささか飛躍しすぎではないか?誰もがそう思った筈だ。
森氏の証言
「合宿という企画はかなり昔からある事はありました。
でも一度も実現した事はありません。何故かというと谷本が余り乗り気じゃなかったからです。
残念ながらこのバンドは谷本が動かなければ誰も,もちろん私も,自ら動こうとはしないんですね。
今回はその谷本本人が企画しているわけですから,この時点で既に合宿は実現するだろうなと思いました。」
メンバーから返事を受け取った谷本氏はフルスピードで企画を進行していく。
まず彼は実施日を2月26日〜27日に決定した。
「あれよ」
すかさず彼は合歓の里に予約を入れた。
「あれよ」
次に彼は全員分の電車の切符を手配した。
「あれよ」
と思ったら彼は全員分の電車の切符を禁煙席に変更した。
「あれよ」
更に彼は合歓の里からパンフを取り寄せ日程表を作成した。
「あれよ」
以降も「あれよ」「あれよ」という間に彼は着々と準備を整え,
そしてついに合宿当日の朝を迎えたのである。
2月26日 AM10:10 集合
部室で荷物を持ち出した後,森,谷本,笛吹,伊藤の4名は集合場所である鶴橋駅へ。
この時彼らの胸をよぎっていたのはある2つの不安。即ち
@彼が本当に来るのかどうか。
A彼女が本当に来るのかどうか。
集合時間のリミットが近づくにつれて1人ずつ集まってくるメンバー。しかし彼の姿も彼女の姿も無し。
一同にいや〜な予感が漂い始めたその時,エスニックな衣装を身にまとった岡本嬢が登場。
これで彼女の方は無事クリア。
続いてデカ頭をデカマスクで覆った自称風邪気味の原口氏が登場し彼の方もなんとかクリア。
"平成の織姫と彦星"が年に一度のめぐり逢いを無事果たす。
その後難波より乗車していた斎藤嬢と車内で合流し,かくして無事全員が顔を揃える事となった。
この段階で今回の合宿は8割方成功と思われた。
谷本氏の証言
「始めて9名全員揃いました。99年のビアパーティー後現在のメンバーになってから半年以上も経つのですが,
何を隠そう練習で1回も全員揃ったことがありませんでした。
しかし,ついに本合宿で全員揃って練習することができました。
楽曲の完成も間近です。部室コンサートも成功させたいのですが,きっと全員揃ってないような気がします。
でもご安心下さい。9人いたらなんとかなりますから。はい。」
森氏の証言
「今回の合宿の目的は『全員が揃って練習する事』。これにつきます。
何時間練習するとか何曲練習するとかは全て副次的なものです。
何を大げさなと思われるかもしれませんが,彼と彼女が顔を揃えるというのはハレー彗星と獅子座流星群が一緒に現れるようなもので
天文学的にもスゴい事なのですから。」
原口被告の反対弁論
「ひど〜い,ひどいよ,そんな風に見ていたなんて!
O嬢はともかく,私はたとえ土曜が出張だったとしても日曜は参加しますと言ってたじゃないかぁ〜。
それに・・・」(言い訳がましいので以下省略)
2月26日 AM10:30 出発
電車が動き出すと同時に合宿もスタート。
谷本氏より合宿の詳細スケジュール表が配布される。かなりのハードスケジュールだ。
これを見てみんな気合が入ったり,或いは緊張感が高まったかというとそうでもない様だ。
佐藤氏に至っては席につくなり爆睡モードに突入しているではないか。
谷本氏の証言
「今回の合宿は近鉄特急で行ったのですが,行きの列車の話題は,まさにくだらん話題の連発でした。
例えば
T;「原やん,髪短くしてからもう長いよなァ。」
M;「昔は入社した頃は長髪でしかもパーマかけてたからもっとでかかったんやで。」
T;「いっぺん7−3(ひちさん)にでもしてみたらどうや。」
M;「原ちゃんの場合は70−30やな。」
原;「ほっといてください」
T;「しかし,毛多いからはげなくていいよなァ。つむじもどこかわからんもんな」
I;「私,つむじ無い人始めて見ました。」
原;「ほっとてちょうだい」
などなど。」
原口1人いれば数時間は退屈しない。
2月26日 PM13:30 到着
最寄りの「鵜方駅」で下車し,昼食後バスに乗り替え「合歓の里」へ。
車内はママさんバレーチームの様なおばさん軍団で占領されている。
ああみえても本当はバリバリのヘビメタロッカーだったりして。
10分程でバスは合歓の里へ到着。
バスから降りた彼らがまず目にしたものは・・・
一流ホテル並の建物とゴ−ジャスな内装。
一同の間に広がる歓喜の声。
オフシーズンとは言えここで1泊1万円弱なら確かに安い。
「・・・・・・・・・です。」
谷本氏が何か言ってるようだが,みんな舞い上がっているのでよく聞こえない。
「・・・・・・・・・ないです。」
まだ何か言っているようだ。
まあ多少の注意事項があっても,このホテルに免じて聞いてやらんでもないが。
すると谷本氏更に一言。
「泊まるのここじゃないです。」
あっ,そう。ふーん。・・・・・・ってなにーーーぃっ!?
驚いている間もなく無理矢理園内バスに乗せられる。
どうやら宿泊の受付をしただけで泊まるのは別の所だった様だ。
八幡氏の証言
「何事にも"受付"がありその"受付"だけはどこもきれいでした。」
数分後再びバスから降りた彼らが目にしたものは・・・
法定耐用年数をとっくに過ぎた仮設住宅風の建物と貧相な内装。
一同の間に広がる落胆の声。
佐藤氏怒りの証言
「ゴージャスなホテルから○○寮に回された!」
しかし彼らを驚かせたのはこれだけでは無かった。
内部へ足を踏み入れた彼らは更なる驚愕の事実に直面する。
斎藤嬢の証言
「入口から部屋までなんであんなに遠いの〜」
八幡氏の証言
「ロビーから部屋までの間の廊下でトイレ2箇所,洗面所2箇所を通り越す宿は初めてです。」
そうなのだ。入口から部屋までが異様に遠いのである。
どれぐらい遠いかというと
(入口)歩歩歩(ロビー)歩歩歩(自販機コーナー)歩歩歩(中略)歩歩歩歩(洗面所)歩(トイレ)歩歩歩歩歩歩歩
左折歩歩歩歩歩歩歩歩(洗面所)歩(トイレ)歩歩歩歩歩歩歩(中略)歩歩歩歩歩歩歩歩歩(部屋)
とまあこれぐらい遠い。
途中に出入口の1つぐらいあってもよさそうだが,ただ延々と廊下が続くだけ。アメニティーのかけらもない。
謎である。"岡本嬢に何故くるくるドライヤーが必要なのか"というのと
同じぐらい謎だ。
もっともここは高校や大学の軽音楽部・吹奏楽部などが合宿で利用する簡易宿泊施設であって,
学生とはほど遠いやつらが,しかも学生料金で泊まろうというのだから文句を言う筋合いもないのだが。
谷本氏の証言
「チェックインの場所と宿泊施設が別で,チェックインした"ホテル合歓"を見た後に泊まった
"キャンパーズ"に行った時はちょっとがっかりしました。
正にその名の通りキャンプ調の建物でした。
でも部屋は奇麗だったし,フロントの人も親切でよかったです。」
岡本嬢の証言
「最初チェックインしていた本館じゃないことに気づいたときのショックときたら...
でも人生ってこんなもんでしょ。合宿ってそんなもんでしょ。
遊びにきたんじゃないっと言い聞かせるが,実際泊まった部屋は以外とキュート♪。
欲をいえば,もう少し長くベットにいたかったなぁ。」
原口氏の証言
「2名なのに3人部屋。満足,満足。
でもチェックインした時の本館の方が・・・」(どあつかましいので以下省略)
2月26日 PM14:00 練習(昼の部)
部屋に荷物を置いてすぐにスタジオへ。
結構広い。軽音部室の4個分以上にも及ぶ広さだ。
見慣れぬ機材に苦闘しながらもなんとか予定のメニューを消化する。
谷本氏の証言
「部室と違って音も良く,変にうまく聞こえたのが危険ですね。
それと前座エース2000はもう10年近くも活動しているのにやっぱり高度な機器類は苦手の様で,
ちょっと設備が違うと最初はやっぱり音も出ませんでしたね。」
斎藤嬢の証言
「スタジオって感じで広さも使い心地も文句なし!感動!
まるで北海道でスキーしてるみたいにとても上手くなった気がしました。
それに比べて会社のプレハブ小屋で練習してた私達って一体・・・」
笛吹嬢の証言
「厳しい自然環境のなかで唯一暖房設備があるのが練習スタジオ。
したがって,"サボりたいな"とかいう煩悩を絶ちきって
自己研鑚のみに集中できました。」
2月26日 PM18:00 夕食・入浴
スタジオからレストラン"パピヨン"へ移動。
移動距離の長さに一同ウンザリする。
敷地面積は約300万平方Km。軽音部室の15万個分以上にも及ぶ広さだ。
その内の大半の部分は今回足を踏み入れる事もないだろう。
リゾートで来ているのならまだしも,単に"練習"だけに来ている彼らにとって
この広大な敷地は苦痛以外の何物でも無かった。
谷本氏の証言
「一個一個の建物が遠すぎです。
従って,スタジオへ行く時も,食事に行く時も,風呂に行く時も,
忘れ物をしたらとても戻って来れないので,慎重な荷支度が必要でした。
できればスタジオで寝たかった。」
斎藤嬢の証言
「バブリー黄金時代に建てられたのがよ〜く分かります。
広い敷地に施設が点々と散らばってます。たんに田舎で土地が余ってただけ?
どこに移動するにも遠い,バスに乗らなきゃいけないなんて遠すぎ!」
しかしレストランでのメニューは予想に反しなかなかのもの。
ここへ来てメンバーの顔に笑みが見られたのはおそらくこの時が初めてだろう。
谷本氏の証言
「はっきり言ってこの値段で(一泊三食・スタジオ使用料込)予想を上回る料理でした。
夕食・朝食はバイキングで,原やんなんかはサラダの人参千切りスライスを
パスタの様にてんこ盛りにして食ってましたから。」
斎藤嬢の証言
「夕食のバイキングは和洋中とレパートリー豊富でおいしかった。
しかしビールが飲みたかったよお。後に練習が控えてたからダメだったのかなあ。」
"和洋中"といっても"中"のメインが"豚まん"なのが少し悲しい。
"バイキングでわざわざ豚まん食べんでも・・・"と思っていたら
なんとメンバーの大半が豚まんをチョイスしているではないか。豚まんおそるべし!である。
佐藤氏の証言
「バイキングで肉まんを取ったら(食べる)順番に困ることを発見しました。」
豚まんは前菜でもなくデザートでもない。かといってごはんのおかずにもならない。
そんなわけでバイキングでの豚まんは食べるタイミングが非常に難しいのだそうだ。
やはり豚まんおそるべし!である。
その豚まん野郎に恐れをなしたのかバイキング以外のメニューを選んでいる
テーブルもちらほらと見受けられる。
笛吹嬢の証言
「グッドでした。隣グループは高い価格帯のバーベキューコースでしたが、
当メンバー(誰とは申しませんが)はそれにもめげず『バーベキューじゃ,肉と野菜ばかりで飽きない?』
と名言を発せられていました。」
それはこやつ↓の事かな?
岡本嬢の証言
「夜のバイキングコース。思ってたより美味しいし,種類も豊富。
挙げ句の果てには,自分流に創作料理を作ってしまう始末...
奥のテープル(バーベキューコース)じゃなくってよかったと思っていたのは私だけか。」
"私だけか"どうかは分からないが,少なくともこいつ↓は違っていたらしい。
原口氏の証言
「夕食は,奥のフロアでやってたバーベキューが気になった。しかし,おおむね良好!
希望としては、サラダバーとデザート部門のさらなる充実を・・・」(食べ過ぎなので以下省略)
夕食後温泉"潮騒の湯"へ。こちらの方はどうかと言うと・・・・こちらの方も良かったり悪かったり。
谷本氏の証言
「最高に気持ちよかったです。特に露天風呂は快適でした。
夜は残念ながらアーチェリー場しか見えませんが,朝に森さんと二人で入った時は,
海が奇麗でした。
でも,露天は激熱で,インドアはやや温で,ちょっと不満。」
斎藤嬢の証言
「お湯がしょっぱかったのでびっくりしました。やっぱ海に近いから?
温泉を出てからのマッサージ機、5分100円でさらにリフレッシュ。
足もみ機もあったけど、時間がなかったので断念。心残りだった。」
八幡氏の証言
「露天風呂の入口と風呂が遠く,寒い。すべてこれに尽きます。」
どうやら"入口から遠い"というのは合歓の里名物の様だ。
しかもこの温泉の場合,遠いのは入口から風呂迄だけでは無い。
入口から下駄箱迄も結構遠いのだ。
おまけに単なる下駄箱コーナーなのに"下足室"なる御大層な名前をつけておられる。アホだ。
どれぐらい遠いかというと
(入口)歩歩歩(カラオケルーム)歩歩歩歩右折歩歩歩(中略)歩歩歩(下足室)
とまあこれぐらい遠い。
それに何故下足室の手前にカラオケルームがあるのかが理解に苦しむ。
カラオケルームも土足厳禁であり,ならば下足室の方を入口の近くに作るべきではないかと思うが。
謎である。"笛吹嬢がラジカセも買わずに何故サックスを買ってしまったのか"というのと同じ
ぐらい謎だ。
入浴料は650円で入り放題。考え方によっては安い。
しかし部屋からタオルを持ってくるのを忘れた佐藤君がフロントで
タオルを頼むとなんとこれが200円と結構高い。
佐藤氏の証言
「タオル入れのバッグは最高でした。」
ということはタオル自体は20円ぐらいでタオルバックが180円ぐらいするのかもしれない。
笛吹嬢の証言
「しっかり堪能できませんでした。マッサージ器に200円投資。」
タオルとマッサージ器が同じ200円か。う〜む。
一方,自称風邪気味の原口氏は湯冷めを心配して温泉に入るかどうかかなり悩んでいる様子。
これほど彼が悩んでいるのは昼食時に"伊勢うどんと素うどんの違いが分からん"と悩んでいた以来の事だ。
思い悩んだ末,結局入る事にしたらしいのだが・・・
原口氏の勘違い証言
「今度は風邪に気兼ねすることなく,ゆっくりと入りたいな!!」
・・・温泉に一番長く入っていたのはこいつ↑です!
2月26日 PM 20:35 練習スタジオへ移動
入浴後練習スタジオへ。しかしここで大きな問題が持ち上がる。
寒空の中温泉からスタジオ迄歩くのはかなりきつい。
かと言って園内周回バスはスタジオの傍を通らない。
思案の挙句,一同はある秘策を思い付く。
森氏の証言
「周回バスに無理矢理スタジオの近くまで言ってもらう様に交渉しようと。もちろん交渉するのは谷本氏。」
部長兼合宿幹事兼会計の谷本氏にここで新たに「ネゴシエーター」の役職が追加された。
そして交渉の結果,見事にOK。
バス運転手のアナウンス
「え〜これより少々コースを外れましてスタジオの方へ向かいます。」
車内に響き渡る拍手の渦。もちろん拍手しているのはバンドメンバーだけ。他の乗客は冷ややかな反応。
ところでこのバスの運ちゃん,運転中もしゃべり放しでかなりの一人上手。
フランス語を話しだすわ,途中で野生の狸を見つけるわで一向に前を向いて運転しない。
運転安全度は低いが,何故かメンバーの好感度は結構高かったようだ。
伊藤嬢の証言
「私が合宿で一番気になっていた事は園内を運転するバスのおっちゃんです。
運転しながらヘッドホーンマイクでアナウンスしてくれました。とてもしぶかったです。」
佐藤氏の証言
「親切なバスの運ちゃんでした。」
笛吹嬢の証言
「敷地内バスの運転手のおっちゃんが名物です。」
原口氏の証言
「なんといっても効率の悪い立地の施設間を移動するのに重宝した白タク・・・じゃなかった,バスの運チャンが最高!!
通常ルート以外まで,約束を忘れずに迎えに来てくれたし,たぬ公ウォッチングまで演出してくれたし・・・」
斎藤嬢の証言
「バスの運ちゃんは停留所でもないスタジオ前とかにも留まってくれて親切だった。ありがとう。」
岡本嬢の証言
「やはり,"あのおじさん"がすべて。
あのバスのおじさんがいなかったら,全員風邪をひいていただろう。
驚いたことにここの公用語はな,な,なんとフランス語なのだ。
しかし,かなりのボキャ貧で...たぬきは「たぬき」のままであったのは見逃せなかった。
個人的には「たぬき」自体を見逃してくやしい思いが残ったが。」
親切ついでに明日帰る時は「鵜方駅」迄送ってもらおうかという意見も出たが・・・
岡本嬢のダメ出し証言
「ダメ,ダメ。あの運ちゃん,免許持ってないもん。」
スゴい。無免許であれほどバスを運転できるとは・・・
いつか時速80km以下になると爆発するバスを運転してくれ。
2月26日 PM 20:45 練習(夜の部)
夕食・入浴後に練習するのはかなりツライ。
中には風呂上がりにビール飲んでやがる奴もいるのでなおさらだ。
予定は確かに組まれていたけれど,この夜錬はおそらく実現しないものと思われていたが・・・
谷本氏の証言
「一部合宿の事をついうっかり"旅行"などと言ってしまっている人もいましたがとんでもない。
正にスパルタ合宿でした。
到着日チャックイン後の午後2時から始まり,その日は夕食・入浴の2時間を除いて午後10時までの約5時間。
翌日は朝9時から12時まで3時間。のべ8時間強,ほとんど休むことなく演奏しっぱなしでした。」
岡本嬢の証言
「夜練さえなければ,もうすこしゆったりと温泉の効能を堪能できただろうに・・・・。」
原口氏の"何で東京弁やねん"証言
「皆よくやったと思うよ。温泉でふやけた指先をギターの弦で傷つけながらさ。
個人的にはひさびさに発声練習を堪能したね。」
1時間程練習した後,最後に岡本嬢の「Energy Flow」のピアノ独奏にて1日目の練習を終える。
笛吹嬢の証言
「岡本女史の「Energy Flow」初見演奏にはビックリ。
初見とは信じられない完璧な演奏で,しばしヒーリングしてしまいました。」
原口氏の"だから何で東京弁やねん"証言
「練習後のおかたずけタイムのBGMに生ピで聞いた教授の曲が,疲れた体に心地よかったね。
まさに癒しだよ。それに,O嬢が音大出なのかどうかの疑惑も晴れたようだし・・・。」
年齢詐称疑惑の方はまだ晴れてないらしいぞ。
帰り際,隣のスタジオで練習している愛知ほにゃらら大学ロック愛好会(と勝手に命名)の
演奏を耳にする。
かなりうまい。一同しきりに感心。
もっとも月に1回練習するかしないかのバンドに感心されても向こうも嬉しくないだろうが。
2月26日 PM 23:00 ミーティング兼宴会
議題は「今後の練習候補曲について」
「扉あけっぱなしで宴会をやってても文句を言われないほど客がいない。」(佐藤氏談)
ので議論が白熱しても全く困らないのだが,さすがに9名編成バンドとなるとそう簡単には決まらない。
順調に減りつづける酒とツマミ。
まったく結論の見えない議題。
いつの間にか死んだ様に眠っている笛吹。
そんな中,森氏が発言。
「やっぱり女性が4名もいるんやから,彼女らをボーカルに使わないともったいないんちゃうかな?画的に。」
すかさず八幡氏。
「キーボードは誰が弾くねん?」
「そらやっぱり原口でしょう。」
「・・・ええ〜っ!うそ〜!なんで〜!」
快調に源氏パイを平らげていた原口氏(自称風邪気味)が奇声を上げる。
・・・どうやらこの男,キーボードに戻るつもりが全く無いらしい。
寮の自室に百万以上もするエレクトーンを運び入れた時のあの情熱は一体どこへいってしまったんだろう?
森氏の証言
「腹立つのでこの場を借りてここに宣言します。
次回,砂恵嬢と原口にピアノ2重奏(連弾って言うらしい)を演ってもらいます。決まり。」
それ以前に今後この2人が顔を揃える事があるのかが心配だが。
(1日目 終了)
2月27日 AM 5:40 起床
起床というより睡眠一次中断と言った方が良いかもしれない。
何故こんな早い時間に起きたのかというと,実はこれには深〜いワケがあった。
谷本氏の証言
「今回ギターの伊藤さんが2日目27日の10時ごろには大阪に戻らねばならない用事があり,
合歓の郷を早朝6時頃にはタクシーで出発する予定になっていました。
そこは優しい前座エース2000の面々,当然全員で5時40分頃には起きてお見送りをする計画になっていたのです。」
しかしなんせメチャ早朝の事である。
午前6時前に全員が起きる確率は非常に低いと思われたが・・・。
谷本氏の証言
「そこで生まれた企画が『起床ラッパー』。『起床ラッパ』ではありません。『起床ラッパー』です。
そう,森さんがラップを歌いながら全員を起こすという企画です。」
Am 5:40 八幡.佐藤.谷本氏が眠っているまっ暗い部屋へ突如乱入してきた2つの影。
1人は森氏そしてもう1人は原口氏。
『朝だ!朝だよ!起きなきゃ!起きなきゃ!朝だ!朝だよ!あと10分あと10分!・・・・・』
とは言ってもシャウトしているのは原口先生(自称風邪気味)だけで,森氏の方はねぼけ眼にかすれ声で
とてもラップどころではない様だ。
森氏の証言
「(起床ラッパーという)語呂の良さだけで企画してみましたが,寝起きでのラップはやっぱり無理っす。」
原口氏の"いつもは4時起きララサンシャイン"証言
「私は全然へっちゃら〜♪」
ともかくもこのラップもどきが功を奏し,なんとか全員で伊藤嬢を見送る事ができたのだが・・・
谷本氏の証言
「少々腹立たしさが残りました。」
八幡氏の証言
「事前に聞かされていなかったら殴ってたかも。」
と普段は温厚な御両人がかなり御立腹の様なのでどうやらこの企画は失敗だった様だ。
そんな事よりとりあえず伊藤嬢には御礼を言いたい。
1日だけでも来てくれたおかげで「合宿全員参加」という偉業を果たす事ができたのだから。
2月27日 AM 6:00 〜AM9:00 朝食&自由時間
伊藤嬢を見送った後はつかの間の自由時間。
とは言っても大半の者は再び夢の世界へ戻っていった様だが。
森氏と谷本氏はアーチェリー場以外の景色を見るため温泉へ。
途中で葉牡丹を貪り食う見慣れぬ鳥に遭遇する。
どうやら孔雀らしい。
”らしい”というのはそいつが孔雀の証とも言うべき背中にしょってる傘みたいなのを
広げようとしないので確認できないからだ。
しかしあの胴長シャコタンぶりはどうみても孔雀である。
その割には全く傘を開こうとしないので少々腹が立つ。
やる気のないジュディオングの様だ。
これでは孔雀を放し飼いにしてる意味がないではないか。
話によるとどうやら"メスの気をひく"時だけ開けるのだそうだ。
まるでコンパの時だけブランド品を身につけて行くやつみたいで実にみっともない。
2月27日 AM 9:00 練習(朝の部)
チェックアウト後,スタジオへ移動。
まず最初にした事は笛吹嬢のピアノ伴奏に合わせてのラジオ体操。
アドリブで弾いてもらっているので,ところどころ間違えるのは仕方ないのだが,
何故か彼女,微妙にマイナー調に間違えるので非常に暗〜い体操になってしまう。
森氏の証言
「おかげで身体はほぐれましたが,テンションは下がりました。」
笛吹嬢のラジオ体操"レクイエム"風にメゲる事なく練習を開始。
しかしさすがに2日目ともなると各自疲労の色は隠せない。
予想していた以上にハードな練習となった。
八幡氏の証言
「練習時間の長さは生まれてこのかた最大でありました。
ケガ、スポーツ後以外でパンテリンを塗ったのは初めてです。」
佐藤氏の証言
「左の指先が切れそうでつらかった。『ミ○○○○ン』を演ってる時は泣きそうでした。」
岡本嬢の"結構前向きじゃん"証言
「1日にあんな長い時間練習するなんて,大学時代にもめったになかったなぁ...
でも皆でやるってことは結構楽しくって,時間がたつのも早く感じるもの。
『音楽』ってものはこういうことなのである。」
そんな中で一人元気なのが原口氏(自称風邪気味)。
スタジオ内を縦横無尽に駆け回り,
途中で往年の幻の秘技「原口跳び」まで炸裂させる始末。
もはや絶対「風邪」などでは無い。
確かに"病気"かもしれんがそれは治らないやつだ。
2月27日 PM12:15 昼食
全てのスケジュールを消化し,あとはメシ食って帰るだけ。
過ぎてしまえばみないい思い出だ。
ここまで来たらいろいろ不備の目立ったこの施設の事も
全て水に流そうと思ったのだが・・・・
昼食にカレーライスを食べた園内レストラン"ホワイトベア"について
八幡・森・谷本・佐藤の各氏は口を揃えてこう語る。
「カレーと福神漬置場の位置が逆!」。
そうなのだ。実はこのレストランはセルフ方式で
カレー受取口の右側に順番待ちの列を作る事になっている。
とすれば福神漬置場はカレー受取口の左側になくてはならない。
ところがここの福神漬は受取口の右側に置いてある。
という事はカレーを受け取った客は再び順番待ちの列の方へ引き返さなくては
ならないではないか!
(別に!マークをつける程の問題ではないが)
これでは人がスムーズに流れないし,カレー持つ者と持たざる者が受取口付近で滞ってしまう。
レストランの良し悪しは味だけで決まるのにあらず。こういうところにも気を配ってほしいものだ。
そんなわけで一同の間に若干気まずい空気が流れ始めたのだが,
この後笛吹嬢の「これ会社のキーボードに似てますよね」事件(詳細は本人か八幡氏迄)が勃発し,
みんなの機嫌が何故か直ってしまった。
メデタシ。メデタシ。
2月27日 PM13:30 グランドフィナーレ
昼食後帰路に着く。
行きはまだ良いが帰りの電車は本当に長い。
もはや出発時の元気は誰にもなく,ただひたすら眠るばかりだ。
この疲労感が今回の合宿の成果を表すものなのか,それともただのくたびれ損なのか,
それはもう今後バンドの演奏を聴いてくれる人たちの判断に委ねるしかない。
しかし合宿の成果はどうあれ,メンバー各自の心の中は充実感や満足感で満ち溢れているに違いない。
岡本嬢の証言
「2日めの帰り道・・・前日の道すがら“いつ、逃げ出してやろうか”とキョロキョロとていたがあまりの山道に“こりゃ、逃げ出したら凍死しちゃうっ”と涙ぐんだことが、いやに懐かしく感じた私。
やはり、合宿はまだ雪降る冬場に山ん中ですべきである。これは定説。
ということは、これが最初で最後の参加となるか...くくっ」
訂正。そうでない奴もいるみたいだ。
最後にこの合宿を企画・運営してくれた谷本氏と
こんなバカげた企画の為にわざわざキーボードキャリングバッグを自作頂いた彼の妻 牧子さんに心から感謝の意を表すと共に,
彼に一言ごあいさつを頂いてこのレポートを締める事とする。
谷本部長兼合宿幹事兼会計兼ネゴシエーターのごあいさつ
「さて,次回はいつ合宿するのか,またまたこれが最初で最後なのか誰にも分かりません。
一部では,「第2回前座エース2000強化合宿 IN 海外」なる企画も上がってますが,
なにはともあれ,充実した内容の第1回合宿でした。
ではその成果がお披露目できる日をもうしばらくお待ちください。」
<終>