何をやってるん?
盆梅展」−ぼんばいてん−とはその名の通り梅の盆栽の展示です。でも盆栽と言っても、「サザエさん」で波平さんがパチパチお手入れをしているような小さな物ではありません。高さは優に私の身長を越し、樹齢は最高齢で400年以上という、他に例をみない「日本一の盆梅展」です。 昭和26年12月に東浅井郡浅井町高山の故高山七蔵翁が丹精込めて育て上げた盆梅を「より多くの人に見ていただき、喜んで貰えれば」と40鉢寄贈されたことに発し、昭和27年に始まり今年で51回目となりました。 現在盆梅は約300鉢あり、その中で90鉢が展示されています。2ヶ月の期間中、見頃が終わったものは搬出し、入れ替えにこれから咲くものを搬入しています。その年によって違いますが、だいたい2月の中頃が見頃かと・・。 期間中の土日、しかも11時くらいから2時くらいまでは、かなり混雑して並ばないといけないようです。「梅の館」が出来るまでは慶雲館の1・2階だけだったので、結構狭く、入場制限してましたが、今はどうなんでしょう?慶雲館もかなり老朽化してるせいか、2階に人がたくさん上がると、かなりギシギシいっててちょっと怖かったです。 2月中は夜間盆梅が開催されていて5時から8時までライトアップされています。
少々冷えますが、夜間の梅をぜひご覧くださいませ。
くわしくは・・・
会場
慶雲館・梅の館
JR長浜駅より徒歩5分
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「慶雲館(けいうんかん)」って?
明治20年、天皇の長浜行幸に際し、当時の豪商浅見又蔵氏が行在所として建設しました。
2000年に新館「梅の館」ができるまでは、1・2階に盆梅が展示されていました。現在は1階のみ。 盆梅開催期間以外でも庭の散策は可能。 また4月〜12月には、月に1度長浜茶道愛好会によるお茶会もひらかれています。2001年には茶室「恵露庵」がリニューアルオープンしました。
梅をみるだけ? 梅の可憐な花と甘い香りを堪能したら、ちょっと一服。梅の館2階ではお薄と梅茶が頂けます。
![]() 抹茶:400円 お菓子「盆梅」柏屋老舗 (写真右 白餅にシソがまかれています) 梅茶:300円 お菓子「梅だより」藤本屋 (写真左 梅風味の餡が入っています) |
→「さざれ岩-SAZAREIWA-」
樹齢350年 ↓「不老-FUROU-」樹齢400年
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←しだれ梅「白滝-SHIRATAKI-」
↓毎年一鉢は公募で名前がつけられます。 今年はコレ「花音-KANON-」 ![]() |
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慶雲館1階
かなりボケてしまってますが雰囲気は伝わるでしょうか・・。 |
梅の館2階 |
さて、今回は着付けの先生のお声掛かりで、せんさんを誘って一緒に着物を来て行ってきました。
なぜ着物?というと、数年前から盆梅に着物で行くと入館料がタダという粋な計らいがされているからです。(2/9〜28)さらに夜間に行くと、お抹茶・梅茶も無料でいただけるとのことで、ちょうど着付けを習い始めて着る機会を探していた私たちとしては「これは行かねば!」という催しだったのです。 6時半待ち合せのため1時間半くらい前から髪をまとめたり、とにかく苦労して、あっちこっち誤魔化しながら<^^;・・なんとか着て行きました。ちょうど少し前に買った帯と帯揚げ、それにウィッグが初めて使えてよかったです。
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ありすと盆梅展
実は、ありすは高校を卒業する年の冬、盆梅展でアルバイトをしていました。親の知り合いの方が市の観光協会だったか観光課かでそのあたりから話がきました。時々お客さんから「ボランティア?」と聞かれましたが、ちゃんとバイト代を貰ってました。 仕事は、朝の掃除から始まってチケットの販売・もぎり・お茶券売り・お茶出し・・。なぜか「スカートを履いてきて」と言われて(今はそうでもないみたいですね)あまり冬にスカートを履いていなかっ
仕事の中で一番大変だったのはお茶出しです。2階にお茶席があり、お抹茶と梅茶を販売してるんですが、混雑時間になると、数と人が合わなかったり、どのお客さんが先で・・なんてわからなくなってしまってお客さんから怒られることも・・。終わってみればお茶券の枚数とお金があわなかったり・・。
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内心「こんな素人が点てたお茶でお金とっていいんやろか・・」と思いつつ。「おいしかったわ〜」と喜んで貰えてるとなんか複雑な心境でした。
さすがにバイトが終わる頃には、すっかり慣れた手付きになっていました。おかげさまで、入社何年後かに会社のクラブで茶道を習ったときは、先生に「あんた上手に点てるなぁ!」と誉めて頂きました。
さてそんなバイトのとある日。
以上、ありすのバイト体験記「盆梅展の裏側」でした。
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