Project EF8-
2001の計画


   21世紀が始まり、EF8−Rも2001年の予定仕様とスケジュールを公開します。
※重大発表!!!(2001.3.1)

2000年仕様はこちら。

1)ミッションの変更
'99仕様の時はタイヤ外形が小さくて丁度言い具合のギア比だったが、'00仕様で、235にしたので タイヤ外形が大きくなり、ギアが合わなくなった。 クロスギアが欲しい、、と願っては見るものの、EF用のジムカーナに使えるクロスギアは アデリアしか市販されていない。他のメーカもクロスとしてラインナップはあるものの、 どれもサーキット向けの3〜5速クロスである。
アデリアのギアもEFの容量の小さいケースでは幾分無理があるようで、良い話を聞かない。 そこで、容量の大きいEG・EK〜DC2系のミッションを流用することにする。

 もちろん、EF用に使用するには、いくつかの変更が必要。

※クラッチのシステムが違う。(EFはワイヤー式、EG以降は油圧式)
EGの油圧機構を追加しても良いが、クラッチペダルからすべて変更が必要。
そこで、DA系の最終型のハウジングを流用することで、EG以降のミッションケースが 使える。

※LSDが違う。(リングギアの容量がアップ)
EG用を使えば問題無いが、ファイナルギア比の選択に難が有る。
ファイナルを落としたいので、そうなるとバリエーションの多い、EK9/DC2R用になる。

ファイナルギア比の比較
車 種ギア比LSD
EF8用純正 4.217   
DA6用純正 4.400   
EG6用純正 4.400   
EK4用純正 4.400   
EK9用純正 4.400   
DC2R(96)用純正 4.400   
DC2R(98)用純正 4.785   
車 種ギア比LSD
CUSUCO 4.7**   
CUSUCO 4.929   
CUSUCO 5.000   
ATS    4.7**   
ATS    4.7**   
ATS    4.929   
                

  ※ギアはどうする??(クロスにしたい)
 1999年後半、CUSUCOが開発し全日本で上位を占めた、クロスギア(ドグタイプ)を入手。

(SpacialThank's A.Matsuya & T.Nagase)

 レギュレーション改正によりA車両では2000年からドグタイプが使えなくなったものの、C車両には問題無し。  ノーマル3速に近づける仕様のため、1・2速のみである。(開発方針)  これに組み合わせるファイナルギアは、同じくCUSUCOのギア比=5.000。  どうもこれで無いと合わないみたい。

以下、EXCEL使っての検討。。(8000rpmシフトでの終速(1速)と回転の落ち込み)
1999年仕様 2000年仕様 EF8(純正) 2001仕様A 2001仕様B 2001仕様C
仕 様
EF8のミッションにDA6のギアを移植。 EF8のミッションにDA6のギアを移植。 EF8のミッション。(ノーマル) DC2R(96)のミッションに1・2速クロス。ファイナル純正4.785 DC2R(96)のミッションに1・2速クロス。ファイナル5.000 DC2R(98)のミッション(ノーマル)。
タイヤサイズ: 195/555-15 235/575-15 195- 60-14 235/575-15 235/575-15 235/575-15
1速 3.23059.4km 3.23061.5km 3.16665.8km 3.07762.4km 3.07759.7km 3.23061.5km
2速 2.105(5214) 2.105(5214) 2.052(5185) 2.067(5643) 2.067(5643) 2.105(5474)
3速 1.458(5541) 1.458(5541) 1.416(5520) 1.458(5925) 1.458(5925) 1.458(5848)
4速 1.107(6074) 1.107(6074) 1.103(6232) 1.034(6378) 1.107(6378) 1.107(5957)
5速 0.848(6128) 0.848(6128) 0.870(6310) 0.848(6435) 0.848(6435) 0.848(6393)
最終 4.400 4.400 4.266 4.400 5.000 4.785

以上のことから、入手性も含めて
DC2R(96)のミッションに1・2速クロス。ファイナル5.000
(上記2001年仕様B)

をチョイスすることにする。
結局のところ数値的には、1999仕様に戻るだけで激変は無い。(大汗)

 でも、そうなると、、、
※ミッションケースがフレームに当たる。

 ギアが大きくなった分だけケースも大きくなっている。これは現物あわせでどつくしかないな。。(^^;

2)エンジンのリファイン(見なおし)
 これまでは、インテRのエンジンをそのまま載せただけ。カタログ200psなので、CR−Xには十分でした。 しかし、2000年よりタイヤサイズを変えたところ、増えたトラクションによりパワーが食われている感じがしてた。 前のオーナーから換算すると、ノーマルのまま約50000km。オーバーホール時期。でも、どうせバラすなら、チューニングを。。 NAなので、より高回転でパワーが出るように、カムなどを見なおすのが通常であるが、ジムカーナは加速=トルクが勝負。
高回転でトルクを稼ぐよりはできるだけ低回転でのトルクが欲しい。 しかも、2001年規定から、後付けターボチャージャがOKとなった。でも、、、やっぱりNAのメカが好きっ!
となると、排気量アップしかないか。。

B18Cは、ボア81×ストローク87のエンジン。これをストロークアップすることで、2L化できる。 しかし、市販ストロークUPキットは目ン玉が飛び出るくらい高価。純正他車種流用も見当たらない。 そこで、B16AをB18Cに艦装したのと同じように、2000ccのエンジンに積み替える事でお手軽排気量アップが可能に。

目をつけたエンジンは、SMXやステップワゴンに搭載されている、B20B。 理由は、B18Cにほど近い外観をしているって事。VTECではないが、排気量アップにより低速が稼げているので そう問題にはならないと思う。。 本音はVTECにしたいよ。事実、B16Aのヘッドに載せ換える事は可能。(オイルラインの追加が必要) しかし、レギュレーションで、「ヘッドは元のエンジンのものを使用すること」とハッキリ謳われているのでNG。

B20Bは、ピストンに根性が入っていない。フラットTOPなのだ。φ84mmなので、他社流用するピストンはたくさんあるはず。 その中から、データを調べて選択するとする。

詳しい話しは、現物をバラして考えるとするか。(^^;

これに合わせるインテークは、つちのこチャンバー(AutoAQU)がクリアランスの関係上付かなかったので、次なる手。 やっぱり、4連スロットルでしょう。手持ちでAE101のスロットルボディがあるが、φ43mmとちょっと小さい?。 AE111なら、φ45mmなのだが。。。加工して大きくするしかないのかな?

3)足回りの見なおし
現状、EFのロア/アッパーアームにDC2Rのナックルをつけている。 しかしDC2RのナックルはEFのナックルよりもやや長い。 ただでさえ、車高短にするだけで、アッパーアームが上を向くのに、ほぼ同じ車高でナックルが長くなるともっと上を向く。 それほど悪くは無かったけど、決して良いわけが無い。

ロアアームも上を向くので、何とかして適正な角度(ほぼ水平?)にしたい。しかしこれまた、ロアームとのジョイントは ナックル側にあり、この位置を動かさなければ意味が無い。そうなると、やはりナックルを創りかえるしかないのか。
キャロッセのC1シビックは、その技術力により創りなおしていた。でも、僕はプライベータ。そんな技術は無い。特にハブベアリングの 位置精度。ここだけはどうしようもないや。

考えられるのは、ナックルを他車種流用。なにが使えるかは、これから検討します。

4)スケジュール
今年は、近畿地区戦。今年もクラス成立は見とおしが経たないが、やはり走らなければ増えていかないと思うので 出来る限り出ようと思います。
また、C2クラスが成立している、F地区に遊びに行くっていうのもいいな。(^^;
全日本は、去年と同じく、名阪と備北の予定。予算的にyぴゅ宇賀あれば、三井まで足を伸ばしてみよう。 本当はキョウセイを走りたかったんだけどな。なぜか、今年は無い。。

と、ここまで書いたのが、今年の初め。(^^;

しかーしっ、事態は急変!!!
1月に親父が永眠した。(享年71歳)
このため、1月中はバタバタして車に手がつけられなかったこと、派手なことは控えるべきとの見解、そして金銭的な見とおし、 これらを総合的に考え抜いた結果、

今年の活動は凍結することにした。

期待、応援してくれているみなさんには申し訳ありませんが、このような状態ですので、ご了承願います。
でも、既にジムカーナを止められない身体になってますし(^^;、上記の楽しい?計画もあるので、コツコツと出来るところからやっていきます。 そして、機会を見てまたフィールドに帰ってきますので待っていてください。。
ProjectEF8−Rはまだまだ続きます。


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