鳩間島
Jun. '03


初めての鳩間島。人口50-60人。以前まで週3便だった船が、03年の3月より、週6便になりちょっと便利になった。(日曜以外毎日)
鳩間島経由西表島上原行きの貨物船かりゆしに乗る。貨物船だけあって、座るところは、、、畳6畳分ほどのベニヤ板の上。(かりゆしはベニヤ板。ぱいかじは、座席あります。)牛と、大量の便器(多分、西表に宿泊施設ができるのだと思う。)、その他を乗せて、船は石垣島の桟橋より鳩間に向かった。


鳩間島経由西表へ運ばれる貨物

鳩間につくと、宿のお迎えがなかった。でも、迎えに来てもらうほどの距離でもなさそうだったので、歩いていった。ぽっぽの 宿主によると、7月と間違えていたとのこと。そういえば、次ぎ泊まる竹富島も、勘違いしてたっけ。。。そんなもんよね。。。
もちろん、客は私一人。
今日は島で年一度の潮干狩りの日らしい。もうすぐ小学校の運動会があるらしく、そこで佃煮にした貝を参加賞で出すらしい。海まで連れて行ってもらい、干上がった海をジャブジャブぐしゃぐしゃ、、、たまに、珊瑚を踏みつけ(っていうか、珊瑚を踏まずにリーフまで行くことは不可能。)、リーフまで歩く。島の人はリーフの間にいる貝を狙っている。私は、リーフの外でシュノーケリング(リーフの中は、干上がっていて、シュノーケリングは不可能)。船で沖をシュノーケルしたことはあるけど、リーフから外に出たのは初めて。ウインドのGettingOutの要領で、波に巻かれないようにリーフから離れる。いきなり深くなっていて、大物の魚がうようよ。。。海社会に陸社会の生物がぽつんといて、みんな(魚)私には無関心。寂しいような、心地よいような。

ぽっぽの夕食 お客の嘆願書で生き延びている大吾郎

シュノーケリング後、シャワーを浴びて一眠り。洗濯物を干した後、おやつに凍らしたパパイヤを出してもらう。
客一人に夕食を作ってくれるおっちゃん。なんか、田舎の親戚のおうちにお邪魔しているみたい。
夕食のゴーヤチャンプルの作り方を教えてもらう。さっき取ってきた貝なんかが食卓に上がる。すごい贅沢。
ご飯食べているとき、「うちに泊まりに来たって言うことは、ヤシガニ食べたいの?」って、聞かれる。そうそう、、、ここの宿って、ヤシガニ取りに連れて行ってくれるのよね。「はい(^.^)」遠慮なく返事をした。で、ヤシガニ取りに連れて行ってもらった。
ヤシガニは夜行性。マングローブの茂みにいる。ここ鳩間はハブがいない。なので、堂々と?ヤシガニ採りに行ける。
昼間絶対に入らない、入りたくもない、蜘蛛の巣だらけのマングローブの茂みに入って探す。カサッ、、、と音がする方向に懐中電灯を持って、探す。ヤシガニ発見したら、「いましたぁ〜〜〜〜」って叫ぶとおっちゃんがとんできてくれる。「まだ、ちっちゃいなぁ〜。」ちっさいヤシガニは食べない。最低10年は生かさないとだめらしい。はさみは人の指も切り落とすほど鋭いし強いといわれているので、とりあえず、見つけたら、おっちゃんを呼ぶ。なんとか、おっきめのヤシガニを見つけ、宿に帰る。
もちろん、ヤシガニの味噌は格別、濃厚な味。。。鼻血でそう。。。

ヤシガニ 茹でると。。。

朝起きて朝ごはんを食べる。「今日は何するの?」「うみぃ〜(^^)」「貝採り行こうな。。。採れなかったら、夕食はないよ。。。」宿のおっちゃんが遊びに連れて行ってくれるので、ほんとにおっちゃんの子供になった気分。食後に一緒に洗い物したりしてしまう。夕方は、今度はおっちゃんから「海行くけど来る?」「いくいく。。。(^.^)」夕食の魚を釣りに行くらしい。夕日を見ながら、他愛もないことを話しながら、あまりにつれないので、海に向かって、「餌、食えぇ〜〜〜〜(▼▼;;」と叫んでみたりしながら、時間が過ぎていく。

こう見えても島一周道路 海へ向かう道

夜は海辺まで行って、月を見ながらお話。鳩間って、ほんとに自然が近い。月も近いし、昼間は緑がきれい。洗濯物取り入れるついでに、お散歩していたら、えらく遠くまで行ってたりとか、しょっちゅう。海の青さも気になる。ちょっと外に出ると、ついつい見に行きたくなる。散歩していても、島の人と普通に挨拶してみたり。とっても、素に戻れるところ。自然を美しいと感じ、感謝し、出会った人と普通に挨拶する。食べる分だけ、作り、採る。これが基本だったんだな。。。って思う。


AsiaへJumpへ戻る