ワヒバ砂漠
Dec.'04-Jan.'05


砂漠でらくだレースの練習中の男の子

オマーンといえば、、、砂漠
ものすごく個人旅行しにくいオマーン。。。あ、、、ちょっと違うかな、、、バックパッカーには旅しにくいオマーン。なぜかって?、観光に力を入れていないため、移動が、すべて個人手配になり、一人で参加しようものなら、割高になってしまう。オマーンといえば、砂漠。で、、、早速、ホテルの下の旅行会社に行ってみる。
観光には力を入れていないので、ツアー会社が少なく、お値段も激高なため、高いから、他のお客に混ぜてよぉ〜。。。と旅行会社のアハメッドにお願いして電話を待つ。


木のない山々

砂漠とベドウィンのおうちでのディナーというツアーで、ドイツ人夫婦のツアーに混ぜてくれるとの連絡があり、参加させてもらうことに。朝8時から夜10時までのツアー。砂漠までは、木のない岩山ばかりの景色が続く。地層、岩脈が良く見える。山に登らなくても、離れていても一目でわかるやん。。。と、高校のとき、地学実習で、京都の大文字山に登らされたときのことを思い出した。すると、ピンク色の砂漠が見えてきた。砂漠の手前で、スタック防止ため、タイヤの空気を抜いてもらって、砂漠に入る。

誰があんな危険な坂を。。。
降りるのは私達だった。

砂漠を爆走
運転手兼ガイドのアハメッドは砂漠では、スタックしないように左右にハンドルを激しく切りながらすごいスピードを出して進んでいく。すると、右手に、急な角度で、砂丘を降りた後が見える。誰があんなところを。。。と思っていたら、、、なんと、そこを降りていくのは私達だった。
降りる前に、アハメッドが車を止めて、私達を外へ連れ出す。はじめて触れるピンク色した砂漠の砂は、パウダーのように細かかった。そして、アハメッドは言う。「これが夏だったら、この砂で火傷するんだよ。」砂漠の厳しさを感じる。
再び、車に乗り込み、砂漠を下る。ジェットコースターよりも緊張感がある。なんといっても、車がひっくり返ったら、自分達で何とかしないといけないから。。。まっさかさまに下る車のフロントガラスが、砂だらけになって、停車。下に着いたらしい。


砂漠のオアシス。

途中、道端で昼食をとる。すると、、、ヤギが出てくるわ、、、出てくるわ、、、あちらこちらから。ヤギを追い払いながら、昼食を終え、ドライブ。そして、オアシスへ。木のない山、砂漠しか見えないところに、突然現れたしかも美しい水たまり。岩に囲まれた、天然プールで泳ぐ。むっちゃ気持ちいい。


砂漠の夕暮れ

砂漠の夕暮れと満天の星
夜はベドウィン(砂漠で生活している民族)のおうち(テント)で夕食をいただく。その前に、、、夕日。 アハメッドはベドウィンの長老を車に乗せ、夕日が見えるポイントへ砂漠の中を連れて行ってくれる。ん?昼間の激しいハンドルさばきは?どうも、激しいハンドルさばきは観光客用で、そんなに激しくハンドルを左右に振らなくても、スタックせず爆走できるらしい。もうすでに、太陽が地平線に沈もうとしている。太陽を追っかけるように砂漠の盛り上がったところにむかって、車は爆走した。
砂漠の夕暮れは、風紋が美しい。うっとりしてしまう。鳥取砂丘と違って、どこまでも、砂漠。アハメッドと、長老と砂漠の夕暮れを見ながら、距離的にも、文化圏的にも、日本からは離れたところに来た実感がした。
日が暮れた後、薄暗い中を長老(ベドウィン)にのテントに戻る。こんなに暗いのに、道?がわかるのが不思議???街灯もなければ、標識もアスファルトの道路もない。
砂の上に、敷物をしいてあるおうちに招かれ、中に入る。とてもシンプルなお部屋。電気はなく、火が焚かれている。かっこいい男の子がアラビアンコーヒーを薦めてくれる。そして、ご飯が出てくる。これがまた、激ウマ
外に出ると、ものすごい星。どれが天の川かわからない。今まで見たことがないほどの星。


夕日の中のガイド、アハメッド

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