景洪
ジンホン (May. 1999)


初の中国旅行で、何が大変かって、言葉が通じないことだった。上の紙切れを作り、いつも持ち歩いていた。どんなに英語が通じないかと言うと、What's your name?を言うのに、10分かかり、15を英語で言えたら、拍手喝さいされ、’VCD'の看板の’D'が左右逆転しているほど。常に筆談のため、常に手のひらには筆談の後が。。。漢字のわかる日本人で良かったと思った。でも、かなりの略字で、例えば、’電’は’雨’の部分が省略されているのだが、それに気づくのに、3日もかかった。また、使う字も少し違っていて、歯科は、中国では牙科となる。

中国はラオスからモーハンへ入ったのだが、モーハンから、バスで2時間の町孟力月昔(モンラー)について驚いたのが、人が多いということだった。中国の人が多いと言うことはこういうことなのかと実感した(隅々まで人が多い)。さらに、ラオス国内を通過してきたばかりの私にとっては、モンラーでさえ、すごい都会に思えた。さらに、景洪(ジンホン)、昆明(クンミン)と、旅するごとに、その驚きは増していく。

モンラーより、バスで5時間半、途中の公衆トイレでは、用を足している時に、目の前に人に立たれ(中国のトイレにはドアがない:中国に留学していた友達はこれをニーハオトイレと呼んでいた。) 、ようやく景洪に到着する。ラオス国境から離れるにつれ、中国らしく(?)なっていく。でも、町にはタイ顔した人や、民族衣装を着た人、そして、タイやラオスと同じ黄色い袈裟を着たお坊さんがいて、ほっとする。また、メノウ屋さんなどではロンジーをはいたビルマ人がとっても愛想よく商売をしている。
5日間ほど、景洪でごろごろしていた。、、、といっても、毎日、バスで近くの孟力混(モンフン)孟力養(モンヤン)、大孟力龍(ダーモンロウ)、カンランパなどにおでかけした。景洪にはバス停が2ヶ所あり、結構便利。
中国に入ると、気になるのが’保健按摩’のこの4字熟語。店には’新娘郎突’(これって、生娘がダンナをマッサージ致します、っていう意味?)なんていう、なまめかしいことが書いてある。でも、毎日歩きすぎて、疲れもピークだったので、’足底按摩’してもらうことに。ミニスカートをはいたおねぇちゃんが、足の裏をマッサージしてくれた。50元だった。


景洪でお世話になったお店

ショーロンパオ屋とタイ族の屋台には毎日と言っていいほどお邪魔した。
ショーロンパオ屋のお店の人はちょっと無愛想だけど、ショーロンパオ(2元)は、本当においしい。さらに、おかゆ(1元)もいただける。朝ご飯にはちょうどいい。
タイ族の屋台は、タイ族の女の子がやっているお店で、洗面器にいろいろな種類のおかずが並んでいて、気に入ったおかずをおさらにとってもらう。いつもご飯を山盛りにされていたのだが、余りのおいしさにぺろりと食べてしまう。魚のハーブ和えと、高菜(日本の高菜の漬物と同じ味)の炒め物がとてもおいしかった。しかし、、、すごく辛い。毎日、夜中トイレに駆け込むことに。。。(それでも懲りずに毎日通ってしまうほどおいしかった。)料理がおいしいから通ってしまうと言う理由のほかに、お店の女の子達との、コミュニケーションが楽しかったというのも、もうひとつの大きな理由。とっても微笑んでくれるし、筆談もとてもかわいいことを書いてくる。わからない言葉があれば、わかるまで説明してくれる。最後の日にはなんと、食事代はただになってしまった。


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