北海道写真集5

「北の国から」の富良野へ

富良野市・・・アイヌ語”フラヌイ”「硫黄臭い火炎の地」の意。人口約2万6千人。ラベンダーの町で有名です。


富良野

確か10月下旬に4連休という大きな休みがあり、この休みを利用してどこかへ行こうと思ったのでした。そこで”北の国から”の舞台である富良野麓郷に行ってみることにしたのです。
前日に図書館でガイドブックを借り、一応不要とは思うけれども防寒具を用意し(上川地方だし寒いかもしれん)早速友人(通称ぺー)と出発!

(左)富良野駅前

朝早く出発し”田園休暇切符”(”旭川−滝川−富良野”間2日間フリー、1700円というセコい切符)を手に入れ、朝の9時には富良野に到着。ガイドブックによると、ここから麓郷まで送迎バスがあるはずなのだが、ない。近くのバスターミナルに聞くと先月廃止になったとのこと。路線バスは1日1往復、13時発しかない。4時間も時間があまり、早くも路頭に迷うのでした。

(左)富良野市街

ついに麓郷に到着。こんなところです。
なんといっても寒い!0度近いのではないでしょうか。しかも観光客らしき人は私らしかいないのです。あとは地元の年寄りばかり。あるのは農協とポツンと立つ信号機だけです。麓郷の森はどっち?適当に歩きだします。

”麓郷の森”方面の案内を発見!でも本当になにもないですね。あるのは玉ねぎの山と畑と・・・誰もいないや。
しかし寒すぎます。空知地方では薄いジャンバーで十分なのに、ここでは無理です。防寒具を持ってきて良かったです。もう一枚着てくればよかった。


周りはこんな感じ、風は強いし歩いているのは私らだけ。しかも麓郷の森までは30分以上歩かなければなりませんでした。

やっと”麓郷の森”に到着。
観光地になっていますのでお客さんもいます。ただ歩いてきたのは私らだけ。ふつうはタクシーや観光バスで来るんですね。とか思っているうちに、2台の観光バスが到着。ドヤドヤと観光客が・・・関西のかたですね、多分。
混んでいるので近くのベンチで座ってました。すると10分ほどで観光客はバスに戻ってしまいました。それもそのはず、寒すぎるんです。みな薄着で耐えられなかったのでしょう。こんなに寒いと思っていなかったんでしょうね。(ミニスカートの人もいたぞ。)

ああこの家は・・・と思うでしょう。こんな所だったんですね。
ここは”北の国から”と富良野について、いろいろな物が展示してあります。
ついに観光客も私らだけとなり、帰ろうにもバスがしばらくこない。しかもまた30分以上歩かなければならない、さらに寒さはますます厳しくなる一方。というわけでカレーをここで食べて戻ったのでした。もちろん何か腹にいれなければ体がもたないからですが。
帰りは霰と冷たい風に吹かれながら歩くのでした。

 

中富良野町
麓郷まで時間が空いた時、隣の中富良野まで行ってきました。ここが駅前ですが誰もいません。町民はどこに?
何も無いのでは?と思ったら郷土資料館を発見。(郷土資料館マニア)さっそく入場。でも保育園か学童保育を兼ねているらしく、中は子供が結構いました。「こんちはー、見れますか?」と聞くと、おばさんが出てきて「あ、お客さんが来た。今(資料館の)鍵を開けるから待っててねー」と言うわけで郷土資料館貸し切りです。得した気分。


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