PS2専用アイトレック(FMD-20P)の
コンポーネント入力アダプターの製作 (笑)
序文
オリンパスから発売されていたフェイスマウントディスプレイで、
プレイステーション2(以下PS2)専用のFMD-20Pという物がありました。
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これの特徴は、「2メートル先に52型相当の大画面」とか「コンポーネント映像入力による高画質」
…らしいんですが、個人的には特にスゴイとは感じませんでした。(苦笑)
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“大画面”と言われても購入時には小型テレビが至近距離にあるとしか
思えなかったんですが、視聴時に「これは大画面なんだ!」と思いこむことによって、
そこそこ大画面と感じることができます。 …慣れが必要です。
“高画質”だそうですが、他のアイトレックやグラストロンなどと
マジメに見比べた事は無いので、真偽の程は定かではありません。
まぁ、18万画素のディスプレイで画質を語る方がムチャかと。(笑)
…これとサラウンドヘッドホンを組み合わせても、私の脳内変換では、
“場末の映画館の立見”って程度が限界です。
(どちらかといえば、サラウンドヘッドホンがへなちょこなだけかも)
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…どちらかと言うと、冬場は室温が10℃を平気で割り込む我が部屋で、
布団に潜り込んだままDVDが見られる事のほうがメリットです。
…で、コンポーネント出力を持つ機器を購入したので、これを機会に
コンポーネント入力用のアダプターを作ってみようかと思った次第。
※コンポーネント信号がD端子しかない機器でも、D-コンポーネント変換ケーブルを使えばOKかと。
ただし、D2以上の信号を入れるとアイトレックが壊れてしまう可能性がありますので御注意を。
本文
工作は至って簡単。(笑)
PS2用AVアダプター(SCPH-10080など)のコンポジット映像・音声信号出力端子を
コンポーネント映像信号入力用に改造するだけです。
その結果、アイトレックにくっついているインナーヘッドホンは使えなくなりますが、
私は別のヘッドホンを使用しているので困ってません。(ぉぃ)
お約束
これを参考にして工作した一切の結果について、アイトレックや映像出力機器、
健康に障害が現れても、私は責任を取りませんのでヨロシク。
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TVアニメを見る時に「テレビを見る時は部屋を明るくして離れてみてね」とかいう
テロップが流れた場合、それにどう対処するかも自己責任で。(笑)
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プレステ用のAVアダプター
手持ちの都合でS端子が付いていないヤツです。

ケースとシールド板を外したところ
この後にコネクタも外します。

パターンカット(1)
音声の出力端子をそのまま利用するため、
それぞれの端子の手前でカット。

パターンカット(2)
映像の出力端子もそのまま使うので、こちらもパターンをカットしたかったんですが、
ちょっと面倒そうなので基板に付いてあるチップをはがしました。

かなり手抜きな(笑)半田づけ部分
過去にも色々と遊んでいたので、今回使ってない端子にも苦闘の後が。
1ピン(Y)を黄色端子、2ピン(Cr)を赤、4ピン(Cb)を白に繋いでます。
※
なお、音声右が9ピン、左が11ピンとなってますが、そこに音声を入力してインナーヘッドホンから
音が出るのかどうかは試していないので、必要な方は自己責任でやってください。

後はケースをハメ込めば完成
PS2と接続するコネクタは誤接続防止のため繋がないほうが良いでしょう。
シールド板は面倒なので戻していません。
運用
コンポーネントケーブルのY-Cb-Crを黄・白・赤に繋いで下さい。
電源供給は、オリンパスはPS2のUSBの他からは禁止しているため
PCなどから供給できるかどうかは自己責任でやってください。
うちではセルフパワーのUSBハブから供給してます。
ブラウザの「戻る」ボタンで戻ってください
2003/3/16 作成
2005/7/25 加筆