ATX電源修理


妹が使わなくなったウィンドウズ機を久々に立ち上げようと思ったら、電源が入らない...
というか、電源ボタンを押すと、一瞬電源ランプが点いてファンも回るが、すぐに切れてしまう。
そんなこんなで、何回か電源ボタンを連打していたら...

いやなにおいが(-o-;)

即座にコンセント抜いて、開腹手術開始です。

とりあえず、嫌なにおいをまき散らしていた電源ユニットを取り出し開けてみます。 矢印の先の電解コンデンサーが派手に噴いてました。
電源ケース内に噴き出た電解液がべっとりとついてます。
これが、噴いた電解コンデンサーです。
2200μF 16V 105℃のものです。

密集していてしかもボンドで固定されていたので、取り外すのにちょっと手こずりました。

で、いつもの様にジャンク箱をあさって代替え品を探してみましたが...ちょうどいいのがなくて、結局これになりました。
2200μF 16V 85℃です。

ご覧の通り太いので、元の場所には収まりません。耐熱温度も低いですが、まあよしとします。

こんな感じで、足を延長して付けてみます。
で、いきなりマザーにつなぐのもアレなんで、PowONをGNDに直結して電源単体で各出力をチェックします。
標準値
実測値
+3.3V 3.37V
+5V 5.43V
+12V 11.32V
+5VSB 5.42V
-12V -10.87V

と、とりあえず問題ないようです。

かなり雑ですが、マシンを仮組して、電源ON!
FANが回って、HDがスピンアップしてます。
まだ、電源が落ちる気配はありません。
復活!
で、このままだと、付け替えたコンデンサがぷらぷらなので、ホットメルトで隣のコンデンサの頭にくっつけました。

後は、ケースを元通り組み立て、PCケースに組み込みオペ完了です。

2004.3.18