実験室用 定電圧安定化電源キット(FET仕様)


「その2」をアップしてから、だいぶ時間が経ちましたが、じつは「その2」をアップした翌日には配線が終わって、実際に使っていたりします。デジカメのメモリーがすっ飛んだのよ〜
で、さぼっていた「その3」です。(^^;

ま、上に書いた通り途中経過の写真はすべて吹っ飛びました。
よって配線が終わった後の写真。

電流が流れるラインは1.25mmの4芯キャプタイヤコードをばらして使ってます。電圧&電流の調整用のVR関係はシールド線でノイズによる影響を受けないようにしています。

コントロール基板の左側に部品がちょっと追加されてますが、リレーとダイオードブリッジです。
このキットの説明書に「電源投入時に723より先にFETがONするんで、一瞬高い(よく見たら0.5Vって書いてあった。この程度ならリレーなしでも問題なしじゃん!)電圧が出る場合がある」って書いてあったんで、負荷(特にICとか使った工作品)つなげたまま電源入れたら、ぶっ飛んでしまうかも!と思い、723よりはON時間の遅いと思われるリレーを使って電圧が落ち着いてから出力が出るように、ジャンク箱から容量のでかそうなリレーを調達して付けました。
リレーのコイルはSWレギュレータから全面のOUTPUTスイッチ(負荷を切りはなせるスイッチ)を経由してコントロールしています。また、接点が2極なので、並列にして電流容量をかせいでいます。結果として、電圧を0Vに設定した状態で電源ONすると全面の電圧計の針は一瞬ぴくっと動きますが、出力には出てきません。成功です。

ダイオードブリッジはかな〜り邪道な使い方なんですけど、電流検出用の抵抗に直列につなぎ、723の電流制限端子に約0.6Vのバイアスをかけて電流制限をほぼ0Aまでしぼれるようにするため使ってます。

このキットの仕様だと電流検出用の抵抗が0.1Ωでそれを分圧しているため、電流制限が6Aから大きい方にしか可変出来ないものとなっています。
しかし、工作用の電源としては、0Aから可変できた方がなにかと便利なので、こんなふうにしました。本来なら、OPアンプなんかを使ってやるんでしょうけど、最大電圧が若干低くなった意外は特に問題なく電流制限できてます。なんでダイオードブリッジなのかと言うと、大容量のダイオードが手持ちになく、キットについてきたダイオードブリッジ(定格25A)が余ってたので、これを流用しました。
ロードレギュレーションが悪くなりそうですが、電圧補正用の端子(+SENS)が、ダイオードの後に接続されているため、電圧降下分を補正してくれてます。

あとは、外側ケースの作成ですが、なかなかいい材料がなく、いろいろと物色中。(2003.11.16)


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