ゲームレビュー


電幻天使対戦麻雀 シャングリラ(マーベラスエンタテイメント)
決して悪いゲームじゃないと思う。 とにかくDCでマージャンしたかったから、探したんだけど、本格的なものは「オヤジ」系で、ちょっと引いてしまうし、あからさまに「積み込み」で「アガリ」が配牌時に決まっていると言うのも、、、でもDCのマージャンソフトは選択肢が少ないから、「ま、これでいっかぁー」と言うわけで、CB'sやらWEB上の情報から、あまり良さそうじゃないけど、ポリゴン美女にそそられると言う人もいるし、得コレの中古で安かったし、結局DC初の「マージャン」はコレに決まり。 さて、内容だが、CB'sのレビューにあるように、確かにポリゴン美女が怖い、得に目つき、生きてるのか死んでるのか分からないようなのも確かにある。 でも美人と呼べるキャラも有るし、良いんじゃない。 それから難易度だけど、確かに初心者ご無用の怒涛の「役満」尽くし、2順目くらいでリーチかけられたら、安牌を切りながら、「アガル」準備をしないと、ほぼ確実にツモられる。 配牌とツモを見て、上げれる役を予想しつつ、「振り込まない」かつ「ツモられない」様に、確実に流局までには「聴牌」にすること、「フリテン」だけは絶対に避ける事に気をつければ、それ程クリアするのは難しくない。 事実1周目で2回コンティニューしただけでアーケードモードはクリアできた。 「プラグイン」と呼ばれる各種の「イカサマ」機能を何処で使うか、それが結構重要だと思う。「マージャン」ゲームで一番重要なのは、やはり「牌の見やすさ」であると思う。他のと違って、「シャングリラ」は捨て稗までの時間(思考時間)に限りがある。何分でも考えることのできるものに比べれば、大変リアルであり、とにかく勝つ事だけに専念する気にさせられる。 一人ずつ制覇していくのだが、その際見られるCGやムービーはどうでも良かった。 切り替わりのロード時間はちょっと長いな。 気軽に遊べて、満足できる、って言うゲームじゃないけど、そもそもアーケードものの移植だし、コイン投入してコンティニューすることを考えれば、家庭でその緊迫感が味わえるから、良いんじゃないの。ゆっくり考えられて、リラックスして「マージャン」したいんなら「自己中心派」(PSです)の方をお勧めする。 ポリゴン美女はオマケと考えた方が良いな。  開き直って、いっそのこと対戦相手を全部クリーチャーにした方が面白いかも(「さおりぃーん!」「ダーさーーん!」???) 総合評価は低めにしたけど、個人的には、「アイドル雀士を作っちゃおう」より遊べた、って言うか、あっちはテンポが悪い。 あちらは麻雀機能がオマケって感じだから、「イカサマ」物としては「シャングリラ」の方が好きです。 (かないさんすいません。)

総合評価 ■■■■□□□□□□
ポリゴン美女度 ■■■■■□□□□□
ポリゴン恐怖度 ■■■■■■■□□□
システム ■■■■■■□□□□
積み込み ■■■■■■■■■□
難易度 ■■■■■■■■□□
牌の見やすさ ■■■■■■■■■■

このレビューは伊藤さんから頂きました。


ぎゅわんぶらあ自己中心派(ゲームアーツ)
DC版でまともな「麻雀」ゲーム探したけど、あまりピンと来るのが無いので、PSでもいっかーってな感じで、でもあの「自己中心派」の面々と打てるし「4人打ち」だし、ヤフオクにて落札。 「いーじゃん、いーじゃん、結構まともじゃん!」 ちゃんと喋る所では喋るし、アーケード物みたいな緊張感は無いけど、普通に楽しみたいならコレがお勧め。 まあ、4人打ちだから「牌」がちょっと小さめで見にくいけど、「ぐるぐる温泉」よりはずっと見やすい。なにより、ルールを知ってないと「チョンボ」とられる所も、「マージャン」してる気にさせられる。 ツキが良い時と悪い時の差もはっきりしてる。 派手さは無いものの、原作マンガの雰囲気をちゃんと再現してるし、「ぬらりひょん」とかキタロウが負けると言うし。 元祖「トマト」だし、「ちゃいして!」って頼まれるし、、、ギャンブルにあって、こう言う遊び心と言うのは好感が持てる。対戦相手も豊富だし。 定価自体もお値打ちだし(新品は見つかりにくいけど)ちょっと寝る前にツマもうかなって思ってはじめたら、半荘では済まずに2時間位やってたりして、って事も。 まあ、普通に楽しみたいなら、コレがベストかな。DC版が無いのが残念だ。 (積み込みが3になってるけど、コレはキャラ別に特殊能力があるのと、プレイヤーが「ツキあり」「ツキ無し」を選択できるから)

総合評価 ■■■■■■□□□□
普通度 ■■■■■■■■□□
ギャグ ■■■■■□□□□□
システム ■■■■■■■□□□
積み込み ■■■□□□□□□□
難易度 ■■■■■□□□□□
牌の見やすさ ■■■■■■□□□□

このレビューは伊藤さんから頂きました。


デスピリア(deSPIRIA)(アトラス)
「兄ちゃん安ぅするで買うたってぇーな!」「毎度、おおきにぃー!」 <大丈夫かこのゲーム?関西弁炸裂のこのゲーム、シリアスなはずなのに笑いのつぼも、何処か焦点はずれてるが、多分意図的にでしょうね。 でも台詞は「音声」ではなく全てテキストのみで、マインドダイブ時も「テキスト」なんだけど、映画版「リング」の「呪いのテープ」を見てるような感じで、いやもっと画面中からバラバラの文字が集まって文章になったり、意味不明の言葉の羅列だったり、、、いやー、目は疲れましたね。 文字酔いするゲームと言うのも珍しい。 しかし、これで声優さんを起用してたら雰囲気はずいぶんと明るくなってしまうだろう。 音声はSEとBGMで正解なのだ。テーマとなっているのは、「魔剣X」と殆ど同じだと思うけれど、これだけ違う作りこみができると言ういうのには正直にATLUSに拍手を送りたい。 背景としては「クーロンズゲート」を思い出さずにはいられない。 「マインドRPG」と言う事だが、メインで探索をする時は完全にADVゲームである。ただ、360度を見渡し可能と言うのはシステムとしては良いかもしれない。 「風水士」が「邪気」を探知して「グイリー」を倒していく「クーロン」は戦闘は完全に独立したダンジョン内で起こるし、とにかく長かったと言うのが印象だったが(だってCD3枚でしょ)、「deSPIRIA」はアドベンチャーの最中に突如として戦闘が始まるので、スリリングでテンポだれしないのが好印象。 初期の戦闘で「、、、うっ、うわー、、」とか「、、、た、たす、、」とか土管の中から聞こえてくるので選択肢があり、「放っては置けない」にすると、案の定、戦闘に。 でも、「うっ、うわー、、、うわーっははははは!」とか、「、、、た、たす、、たすまにあでびる!」、「じんぐるべーる、じんぐるべーる、きーりつーけるぅー」等、シリアスなシナリオ展開なゲームなのに「おバカテイスト」が入っていて、緊張がほぐれる面も僕は好きです。 これは「魔剣」には無かったな。 終末感と言うのは、必ずしも「世紀末」と言うカレンダー上の、数字だけの事ではないのだ。 2002年を迎えても混迷する日本と世界情勢、ほとんど毎日のように報道される悲惨な事件や事故。 「神さま」が本当に居るとしたら、随分と冷酷な事だ。 いや、人間の所業だ、責任転嫁はやめておこう。 さて、そろそろ本題に移らねば!「え、まだ続くの???」、、、。 <そうでんがなぁ、これからやねんな。 ほな、いきますさかい、、、 *** 主人公は「教会」の暗殺者「アルーア・バレンタイン」18歳。 「マインド」と言う、人の精神に直接入りこむ術を使って、「異端ども」や「背教した信者や司祭」を、内面から崩壊してしに至らしめる。舞台は、生物兵器RXによって破滅した後の「大阪セントラル」、「東京コミューン」と言うのも復興を遂げてはいるが、そこは「異端の地」と呼ばれている。 本当なら、最初の列車事故の際に、手を下すまでもなく「ターゲット」が死亡し、無事に脱出できた時点で、ミッションは終わりのはずだった。「教会」が全て、「教皇直属の娘」、彼女には「異端ども」は「ターゲット(敵)」なのだ。 *** 宗教って?<人が寄り添い助け合う仕組み?自分にないものを補ってもらい、みかえり無しに隣人を助け、愛をもって全てを受け入れる? じゃあ、なぜ「敵」がいるの? 何故たくさんの宗教や宗派があるの?どうして争いがあるの? 神様は一人じゃないの? *** 「神が人間を創ったんじゃない、人間が神を造ったんだ。」 いずれにせよ答えはない。 考えだしたら永久ループだ。 *** マインドって何?<こころとは、人間の持つ、感情:「愛情」、「怨み」、「妬み」、「死」に対する「恐怖」、「喜び」、「悲しみ」 *** 果てしない「闇」、、、。 こころを取り戻すのだ。 生命の救済を、、、もう一度はじめから、、、。「デスピリア」には「スピリア」と言う「ヤク」がキーワードとして出てくる。 やがて、その「スピリア」がどうして造られているのかが見えてくる。 そう、最初に「あやしい」って思った奴が「あやしい」のだ。でも、安っぽいスリラー小説に比べたら上手くだまされてやっても良いと思える展開だ。 >信じるもの全てを完全に失っても、終わらない「私だけのミッション」。 「教皇様」、「セス司祭」、「アイラ」、、、。「ヴィ・ラザフォード、お前だけは絶対に許さない。」 *** 「これからはお前が世界を支配するのだ!」 *** 彼女は世界を救えるのか? 答えはエンディングにある。 一応ハッピーエンドと言えよう。 ある意味、「清清しさ」すら感じる、世界の収束の統べ、、、「こころを取り戻し涙するたリーシュ」 ***  *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** 「タマに会ったら、腎臓って呼んであげて!」、<なんで「腎臓」やねん? それに猫じゃないし、、、。  ミシュラン臓物店の店主の言葉からは「青野武」の声が聞こえてきそうで好きなキャラです。「ずばり、ミンジー君に会いに来たんじゃろ? ざんねーん、ミンジー君は今おらんのじゃぁー。 でも、ミンジー君がいなくても、ワシだけで商売はできるぞ。」 *** *** *** 「お前、今、何を笑った!」 *** 「白の慈愛」、「癒しの木霊」 *** ?????????? >>> 宗教がテーマじゃない、人間そのものなのだ。 *注: 「デス様」とは違います。 クOゲーじゃないよ。 うん。

総合評価 ■■■■■■□□□□
シナリオ ■■■■■■■□□□
オリジナリティー ■■■■■■■■□□
システム ■■■■■□□□□□
操作性 ■■■■■■□□□□
グロ度 ■■■■■■□□□□
哀愁 ■■■■■■■■■□
ギャグ? ■■■□□□□□□□

このレビューは伊藤さんから頂きました。


イルブリード(ILLBLEED)(クレージーゲーム)
このゲームは凄い! 今までのホラー系のゲームの常識を破ったと言っても過言ではない。「バイオハザード(1)」や「サイレントヒル(1)」を初めてプレイした時の新鮮さが蘇ってくる。今まで存在したゲームや映画などのパロディーも盛り込みながらも完全なオリジナルである。アメリカでの成功と言う事もあり、「カプ@ン」が余りにシリーズ化(水増ししただけのシナリオと設定)に頼って「バイオ」シリーズを駄作へと変貌させてしまった経緯を考えれば、このクライマックスの姉妹会社「CrazyGames」は文字通りイカレたソフトメーカーだ。 売れんだろうこれ?1面でギブアップする人が多いと思う。 「やられたー、クOげー!」って言う人は多いと思う。しかもSEGAがドリキャスの製造中止を発表する/しないで騒いでいた頃の発売である。開発費の回収は出来ているのだろうかと心配になるほど、大手メーカーでは絶対に出来ない事をやってのけている。 「クレイジーだ!」の一言に尽きる。 さて、ゲームシステム等は公式WEBページを参照してもらう事にして、核心に触れよう。 このゲームは、体感ホラーアクションであるが、同時にそれ自体が伏線となっている劇中劇の形を取っている。 つまりヴァーチャルホラーランドとしての面(プレイヤーにとって、主人公には現実だが、、、)と、ステージ攻略が進むに連れて明らかになるその裏側の部分(2重の意味で)はダークかつ、想像性が現実性を帯びるのである。 「悪夢が現実となったというよりは、現実が悪夢になった」ような錯覚を覚える。1、2面でギブアップする人も多いと思うが、3面での「材木人間」には爆笑(あぷぷー、ぷりぷりー)。また4面の「殺人デパート」でのマリーとの遊びは苦労させられるけど良い感じ、得にマシンガンでマリーと対戦する際に人形のはずのマリーから、文字通り「ブラッディー・マリー」な感じで赤い血しぶきが出るのも好き(えげつないほどリアル)。 5面の「キラーマン」は本来ならビジターのはずが何故か着ぐるみ(?)のアルバイトと間違われてしまうが、とにかくアトラクションの方はクリアになってしまう。(この辺りから、裏側が見えてくる。 って言うか1面がクリアできた人なら「やっぱり」って感じか?)キラーマンの衣装は2000万ドルもするそうで、1面ボスよりずっと高価。 「え、人間が中に入るの?」「うそ、死んじゃうじゃん、やられたら!」「マリーも人が入ってんの?」 挑戦者だけでなく、お化け役も命がけって事か、そういや1面じゃ「作業員」も殺しちゃったしなぁ(そうしないとクリアできないから)。そう言う意味じゃ、結構良い金になるバイトだろうがぁー、、、。 「バトルロワイヤル」をゲームにした感じに近いかも知れない。 「まぁー他でもなく、いわゆるぅー、サバイバルホラーってぇー言う事でーす。」「評価するのならぁー、最後まで頑張らないといけませーん!」「うらそこっ! クOゲーって言わない、言わない。」「脱落者わぁー管理センターでぇー復活させられまーす。」「エンディングは3種類あって2週目以降でないとー、見られないものがありまーす。」「因みにぃ、エンディングチャレンジは終わってますからぁー、今からでは何も貰えませーん。貰えませーん。」 (主人公エリコのサイン入りフィギュアとか先着100名が対象のキャンペーンがあった模様) ***** このゲームの下敷きには今や映画化権だけでも一生食っていけるほどの超有名作家「マイケル・クライトン」原作の映画(古いよ!)「ウエスト・ワールド」の匂いがぷんぷん。 あの映画でも、最初はビジターに服従していたキャストのロボット達が暴走して、主人公を除いてみんな死ぬって言う内容だし、あのユル・ブリナーのガンマンは怖かったなぁ。 で、この映画の続編も作られているけど、「ジュラシックパーク」「ロストワールド」も結局中身は一緒ね。 進歩の無い作家だなぁ、、、いや、原作は読んでないけどね、、、。 *****  で、何はともかく1度プレイしてみる事をお勧め致します。(バイオ派の人やコワゲー好きは特に!)オモシロイヨー! 「ちょんわー、ちょんわー、ちょんわー!(意味不明)」 個人的には99点です。http://www.cgstudio.co.jp/cgi-bin/ib_barebbs/barebbs.cgi 公式BBSに行けば投げ出さなくても誰でもクリア可能だ。 Yahooとかで検索してもここしかHITしないのには正直言って参ったが、、、。ま、頑張ってみてね。 ドリームキャストダイレクトでもまだ売ってるから、、、中古はちょっと探すのが難しいかも。 イヤーほんとに凄ぇー面しれぇー。 こんなゲームがあっていいのか?????そういやー「バイオ」の最初でケルベロス(「わいは封印の獣やー!」<違うって!)が窓を蹴破って登場した時もビックリしたよなぁー。 慣れっこになっちゃったけど、、、。 こっちは新鮮ですヨ!(参考までに http://www.tdx.co.jp/movie/mpage/html/000/l83.asp ウエストワールドの紹介)

総合評価 ■■■■■■■□□□
主観的評価 ■■■■■■■■■□
システム ■■■■■■■□□□
シナリオ ■■■■■■■■■□
ツイスト ■■■■■■■■□□
グロ度 ■■■■■■■■□□
操作性 ■■■■■□□□□□
独創性 ■■■■■■■■□□

このレビューは伊藤さんから頂きました。

オススメはぜーったい『イルブリ〜ド』です!!隠れた名作まちがいナシ!!ホラーゲーですが笑いあり感動あり(主人公のエリコはなかなか良いことを言う人です!(T-T)カンド〜)の名作です!!!いままでホラーゲーをプレイしたことがない人もぜひやってみてください(^-^)ちなみにわたしも最初はホラーゲーが恐かったですけどやってみると一生懸命生きようとする主人公たちに涙がでました(T-T)みなさんもゼヒ!!

このレビューはleileiさんから頂きました。


パラサイトイブ2(スクウェア)
全作とはうって変わってアクション性が高くなりました。しかも難易度難しめです。(全作はRPGですが、今回はバイオシリーズに近いのでは・・・・)アクション、謎解きともに好きだという人にはいいと思いますが、全作がおもしろかったから買うという、という人は要注意です。はっきりいうとこのゲーム、RPGの欠片すらありません。好みが分かれると思います。

総合評価 ■■■■■□□□□□
操作性 ■■■□□□□□□□
映像 ■■■■■■■■■□
ストーリー ■■■■□□□□□□
めんどくささ ■■■■■■■■■■

(前作が好きだった人から見た評価?なのでこっちが好き!!という人も多いと思います)

このレビューは豆太郎さんから頂きました。