ゲームレビュー


エターナルアルカディア(セガ/OVER WORKS)
ドリームキャストではめずらしい本格派RPG。世界のあちこちに本編とは関係ないイベントや発見物があり、また、移動に使用する船の能力向上(ストーリーの進み具合)によって移動できる空域が広がるのは大航海時代を彷彿させて良い。本編はそれ程難易度は高くないものの、エンカウントが多い感じがするのでうざく思える時もあるが、ゲーム後半の高空域・低空域の移動では敵が出現しないのは良かったと思う。戦闘前のローディングの長さも少し気になるかな。戦闘で特徴的なのは戦艦同士の戦いだと思う。戦況を確認し、相手の出方を予想してこちらの作戦をあらかじめ設定する読み合いが楽しい。戦艦の武装も個人的な趣味で変えられるので戦法に幅が出てくる。武装に応じてグラフィクが変わればパーフェクトだった。あとは観戦するだけだが、相対位置によって砲撃が全く当らないなど戦闘時の動きは無理がなく、見ていても不満は起きない。どこを取りあげても合格点を楽に超えており、数々のゲームの中でも屈指の名作である。
総合評価  ■■■■■■■■■□
操作性   ■■■■■□□□□□
熱中度   ■■■■■■■■□□
斬新さ    ■■■■■■■■□□


パワースマッシュ(セガ/ヒットメーカー)
簡単操作とリアルな動きでどんな人でも楽しめる。ただ対戦するだけでなく、いろいろな課題が課せられたミニゲームも結講熱くなれる。モーションやシステムは問題ないが、ゲーム全体にいい意味でストイック、悪くいえば派出さが一切ない。例えば女子選手やセガのキャラクター等がいても良かったのではないか。この派出さがない分、するめのように長く遊べる人と、すぐに飽きてしまう人のでちらかに分かれてしまうと思う。
総合評価  ■■■■■■■■□□
操作性   ■■■■■■■□□□
熱中度   ■■■■■■■□□□
斬新さ    ■■■■■□□□□□


フレースヴェルグ(ガスト)
新感覚の飛行タイプのレースゲーム。コースをどう走ろうともかまわないが、設置されているパワーベルトからエネルギーを確保することでスピードを維持できる。「画面」はきれいなものの、普通に走っているだけでもコマ落ちがひどく、画面に敵の何台かが入ったら操作もままならないほど、目も当てられないほどコマ落ちが激しく、浮遊感をまったく感じることが出来ない。描画能力を超えているのか使いきれていないのかは知らないが、もう少しまともなものにしてから出して欲しかった。
総合評価  ■■■□□□□□□□
操作性   ■■■■□□□□□□
熱中度   ■■□□□□□□□□
斬新さ    ■■■■■■□□□□


ハッピー☆レッスン 〜ファーストレッスン〜(データム・ポリスター)
今度発売される「ハッピー☆レッスン」に先行で発売されたデジタル設定集。発売数日後に激安価格で手に入れた。デジタル設定集でありながら、とんでもなく中途半端なミニゲームのため買ってもすぐにはほとんど見ることができない。また、ミニゲームも面白くも何ともないので苦痛以外の何者でもない。「ハッピー☆レッスン」に興味をもって買ったのではなく、激安の恐いもの見たさで買ったため設定集の中身はゲームとは知っていても鳥肌が立つくらい都合のよい設定なので見るのが恐い気持ちになってしまった。「ハッピー☆レッスン」に興味のない人は手を出してはいけません。
総合評価  ■■□□□□□□□□
操作性   ■■■■□□□□□□
熱中度   ■■□□□□□□□□
斬新さ    ■■■□□□□□□□


DEAD OR ALlVE2(テクモ)
PS2版に遅れること半年以上、UPSなどを追加してDC版として登場したが、うりのはずの「UPS(User Profile System)」はそれほどプレイに影響しないのでいまいちだった。キャラ選択画面ではコスチュームが確認できないのはちょっとがっかりだった。万骨坊などが使えたり、コスチュームを増やしたりとそれなりの追加要素も見られるが、PS2版を持っている人は気にする必要もないのでは(実際にはPS2版ではDC版+αの「DOA2HardCore」発売が予定されていて、発表時期もバッドタイミングで、DCユーザーのヒンシュクをまたかった)。内容は水準以上の出来で面白いのだがPS2版が出てたのでこれといったことはなくなってしまった。
総合評価  ■■■■■■■□□□
操作性   ■■■■■■□□□□
熱中度   ■■■■■■■□□□
斬新さ    ■■■■■□□□□□