ゲームレビュー


デッド・オア・アライブ 2(テクモ)
コスチュームが思った以上に少なくガッカリ(笑)。また隠しキャラがいなかったり、ラスボスが使えなかったりとかなりそっけない。ただ、いろいろなモードがありそちらは結構楽しめた。特にサバイバルモードはただ生き残るだけではなく点数制を採用しているのでいかに得点を得るかも考えながら緊張した戦いが楽しめる。また高低差は過去最大級でマップごとに戦略が変わって面白い。Fボタンの使い勝手がいまいち悪かった。ホールドに使うのは問題無いのだが、位置どりがうまくできずその間に殴られることもしばしば。またラスボスの戦いのエフェクトはかけすぎておもしろ味にかける。いろいろ書いたマイナス点も全体から見ればたいしたことなく、スルメのように噛めば噛むほど味のあるソフトだと思う。
総合評価  ■■■■■■■□□□
操作性   ■■■■■□□□□□
熱中度   ■■■■■■■□□□
斬新さ    ■■■■■■■□□□


テイルズ オブ ディスティニー(ナムコ)
作りは丁寧で大きな不満も特になくゲームができた。地名が覚えづらく、またマップもすごく小さいのでうまく目的地に行けなかったことが多かったです。ヒロインが中ボス戦や悲しむべき戦いにおいてもところかまわずお金探しを始めるのはいただけなかった。そこだけでも規制するようにして欲しかったです。自由にところかまわず行けるようになるのが終盤なのでいろいろなイベントが用意されているようですがあまりする気になりませんでした。戦闘システムでは他のパーティーメンバーの動きがいまいちですが、なかなか気の抜けない戦いも多くてよかったです。
総合評価  ■■■■■■□□□□
操作性   ■■■■■■□□□□
熱中度   ■■■■■■■□□□
斬新さ    ■■■■■□□□□□


Dの食卓2(ワープ)
雪山がうまく再現されている。雪の降り方やそれによる視界など非常にリアリティがあって良い。また太陽の位置により昼は雪の白さがきつく見えたり、夜は雪による光の反射でなんとなく周りが見えるなど光源もしっかりしている。このへんはPS2を含め、発売された時点では最高の出来かも。戦闘はそれなりかな。弾は命中するものの弱点は狙いづらい。HPがないと先に進みにくいのでしかたなくレベルをあげるという感じ。ただ戦闘がつまらないというわけではない。物語自体はゲームより映画向きかな。リアリティを追い求めてるわりにはリアリティがないところがあるので。たとえば雪山を普通の服(しかもスカート、キンバリーなんかおへそ出してるし)で歩いたり、弾切れしなかったり(というか山小屋にマシンガンがあることが不自然)、出てくる人みんな自分勝手で遭難しているのを忘れているみたい。AVGパートの謎が以前の作品の使い回しなのはいただけなかった。話題にあがるラスボス&エピローグは「あれ」でもいいんじゃないかなと思います。むしろ「あれ」でなければ締めようがないかも。ただ「何万人〜」はちょっとね。全体的にサターンで発売されたワープの全作品である「Dの食卓」「リアルサウンド 〜風のリグレット〜」「エネミーゼロ」を一挙に味わえる気分になりますね。もう少し凝ったAVG要素が欲しかったです。
総合評価  ■■■■■■■□□□
操作性   ■■■■■□□□□□
熱中度   ■■■■■■□□□□
斬新さ    ■■■■■■■□□□


エクソダスギルティー(アーベル)
ギャルゲーの一種でキャラが売りもんの薄べったいゲームだと思い込んでいたのですが、そんなことはなく物語を堪能できた。同じ場所でありながらまったく違う3つの時代を平行して物語を進めることで他の時代の謎がプレイヤーにわかったり謎を深めたり・・・・終盤は「約束の地」に集まった各時代の主人公が連係し、目的地にたどり着くまでの物語の展開が急に早くなるのはプレイしていて気持ちを盛りあげてくれた。(その分おざなりになってしまった部分はあるけどスピード感には代え難いかも)ゲームの難易度はちょっと高めかも。なぞなぞの部分はヒントがあると良かったかもしれない。そうでないと低年齢な人には一生解けないものになってしまう恐れがある。あと先に進むための条件がわかりにくいところがあって困った。たとえば終盤、要塞のような関をとおるのに紋章を得なくてはいけないのだが、そのための手順が煩雑すぎるような気がした。あと移動は見直すべき。左右・前後がわかりにくいことがある。また表示される字も細く、見難いのでもう少し太い字にするかウインドウに色をつけて欲しかった。
総合評価  ■■■■■■■■□□
操作性   ■■■■□□□□□□
熱中度   ■■■■■■■□□□
斬新さ    ■■■■■■■□□□


NBA2K(セガ・エンタープライゼス)
選手の動きがとにかくリアル!リプレイ画面に映し出される映像は本物みたいでカッコイイ。操作はそれほど難しくなく、パワフルなプレイがバンバンだせるので気持ち良い。また場内の声援・ざわめき、実況の興奮度(何を言っているかはあんまりわかんない)や表示されるスーパーが更に臨場感を高めます。さすが2Kシリーズって感じ。ただしたまにボールの動きに納得いかないことがありますね。ボールが超高速で飛んでいってしまったり、シュートしたボールが外に出たとされたり・・・・もりあがってきたところで水を差されています。また一切日本向けにローカライズされておらず残念。せめてメニューなど基本的なところは日本語にして欲しかったです。アメリカでは通信対戦可能な「NBA2K1」が発売されるようですが日本でも発売して欲しいです。
総合評価  ■■■■■■■■□□
操作性   ■■■■■■□□□□
熱中度   ■■■■■■■■□□
斬新さ    ■■■■■■□□□□