2018年9月号

ここでは、芦屋市民の生活圏ともいえる阪神間の地域情報及び一般社会生活に於ける
各種情報を盛り込んでいます。
    

 更新日  あしや瓦版2018
2018/09/29  阪神電鉄 内装一新、つり革に菰樽
2018/09/26  ものづくりと防災学ぶ 修学旅行生ら神戸で企業見学会
2018/09/24  芦屋市 施設管理を一括委託
2018/09/21  日本の携帯料金 やっぱり高い! 
 2018/09/20 フイリップ・ビゴさん死去 フランスパンの神様
2018/09/19  平均70歳 おいぼれバンド演奏会
2018/09/17  芦屋で敬老会 650人笑顔に
2018/09/15  国民生活センターへの高齢者の相談 架空請求が急増 
 2018/09/15 明石市、認知症受信費を助成 全国初 最大7000円 
2018/09/13  台風21号により芦屋、西宮 新たに300棟被害
2018/09/12  高潮で流出のコンテナ 芦屋市の沿岸部に次々漂着
 2018/09/11 伊能が歩いた情熱たどる 篠山で「五国の足跡フォーラム」、バスツアーも
2018/09/10  西宮の花火大会11月11日に延期 台風21号の影響で
 2018/09/07 ふるさと納税 総務省 過度な返礼品対策検討
2018/09/06  骨粗鬆症予防、地域で向上 西宮協立脳神経外科病院
2018/09/02  9月1日は防災の日 浸水被害想定し事前に備えを
2018/09/01  「自分で決めた道」が幸せ 神戸大学などが調査









(2018/09/29) 阪神電鉄 内装一新、つり革に菰樽

 西宮市と神戸市の酒所「灘五郷」をPRする阪神電鉄の新たなラッピング電車が、27日にお目見えする。名高い蔵や酒の銘柄などをあしらったミニチュアの「菰樽(こもだる)」が、つり革にずら
り。日本一の酒所の薫りが漂う仕様になった。

 阪神電鉄が昨年から、両市や灘五郷酒造組合と共同で運行する「『Go!Go!灘五郷!』トレイン」(6両)。今年は四季折々の酒蔵の風景をあしらった外装に加え、「福寿」「徳若」「灘自慢」をはじめ伝統ある蔵や名酒の名などを染め抜いたミニ菰樽(直径約10センチ)をつけたつり革が、1車両に8本並ぶ。全部で32種類あるといい、車内で探すのも楽しそうだ。

 本線や阪神なんば線などで、日に5〜6往復する。阪神電鉄の担当者は「つり革を握った蔵の銘柄を、晩酌に選んでみては」。





(2018/09/26) ものづくりと防災学ぶ 修学旅行生ら神戸で企業見学会

 平成7年の阪神・淡路大震災で被災した中小製造業者向けの賃貸工場「神戸市ものづくり工場」(同市兵庫区)で21日、修学旅行生による企業見学会が行われた。県外から訪れた生徒らは、メモを取りながら真剣に見学していた。

 同工場は、震災で生産設備が被害を受けた製造業者を支援するために、神戸市が103億円をかけて10年に完成させた。1区画約70平方メートルを貸し出し、ものづくりの場を提供している。完成当初は被災した市内の約40社が利用していたが、復興が進んだことから、現在では全国各地の102社が利用している。

 今回の企業見学会は、ものづくりの魅力や防災・復興への理解を深めてもらおうと、市が昨年4月から企画。市内の小中学生は頻繁に訪れているが、修学旅行生の受け入れは初めて。

 この日は、岐阜県各務原(かがみはら)市立川島中学3年の生徒110人が訪問し、市職員から同工場が復興に果たした役割についての説明を受けた後、婦人靴や工業用ゴムを製造する企業など計7社を見学した。製品が完成するまでの工程や、部品の組み立て方などを学んだほか、シャツに写真をプリントする作業も体験していた。




(2018/09/24) 芦屋市 施設管理を一括委託

 芦屋市は、市役所など53の公其施設を包括的に管理できる業者を公募し、一括委託することを決めた。維持管理業務を民間に任せることで、事務の効率化や迅速性、コスト削減を目指す。

 対象は本庁舎のほか、消防庁舎や公立学校、図書館など。設備の保守点険や清掃、修繕など49種580業務(初年度)を委託する。来年度から5年間の委託料の上限を19億3730万円と見込んでおり、小規模改修費などが加算される。

 政策推進課によると、千葉県流山市や香川県まんのう町、明石市など全国8自治体ですでに実施しているが、阪神間の自治体では初
めてという。

 9月下旬から事業者を募り、11月にも事業者を決める予定。同課は「施設数を減らすのは難しいが、効率的に運営できるように工夫したい」としている。





(2018/09/21)日本の携帯料金 やっぱり高い!

 総務省は19日、携帯電話の通信サービス料金に関する国際比較(2017年度)を発表した。調査したニューヨークやロンドンなど世界6都市の中で、東京が月額7562円と最も高かった。最も安いパリ(1783円)と比べると4.2倍に達した。

 スマートフォンで国内シェア(市場占有率)1位の企業について、一般的な5ギガ・バイトのデータ容量を使う料金プラ一ンを比較した。

 2014年度の価格水準と比べると、東京は1割程度の値下がりにとどまる。一方、ロンドンとパリ、デュッセルドルフの3都市は約7割も安くなっていた。ソウルは約3割、ニューヨークは約6割下がっており、東京の値下がりの鈍さが浮き彫りになった。海外に比べ、格安スマホの普及が遅れていることなどが要因だ。

 こうした状況を受け、総務相の諮問機関「情報通信審議会」の政策部会は19日、携帯電話料金引き下げなどの課題を検証する五つの会議の新設を決めた。2019年6月頃に中間報告をまとめる予定だ。




(2018/09/20) フイリップ・ビゴさん死去 フランスパンの神様

 フランスパンを日本に広めたパン職人で、「現代の名工」に選ばれたパン店「ビゴの店」(芦屋市)創業者のフィリップ・ビゴさんが17日、死去した。76歳だった。告別式は近親者のみで営み、後日.「お別れの会」を開く予定。

 1942年、フランス生まれ。22歳だった1965年に来日し、神戸の老舗パン店「ドンク」で指導にあたった。1972年、「ビゴの店」を開店し、多くの職人を育てた。

 2003年に仏勲章「レジオン・ドヌール」受賞。2017年に「現代の名工」に選ばれた際には、「ほとんど知られていなかったフランスパンの普及に尽力し、フランスパンの神様と呼ばれるまでになつた」と評価された。

 10年ほど前に芦屋の2号線沿いにある「ビゴの店」で私(MAT)が品種についてビゴさんに提案したところ、その場で職人に私の提案を伝え、すぐに応じるように指示していたことを思い出す。芦屋市としても惜しい人をなくした。





(2018/09/19) 平均70歳 おいぼれバンド演奏会

 敬老の日の17日、元音楽教師らでつくる平均年齢70歳の西宮市吹奏学会吹奏楽団(通称・おいぼれバンド)の5周年記念演奏会が市民会館アミティホール(六湛寺町)で開かれ、来場者約1500人を魅了した。

 5年前に結成し、「おいぼれるな」という意昧を込めて名付けたという。団員は若手を含む男女50人。円熟昧のある演奏と軽妙な語り口が評判で、各地の行事に招かれている。この日は「ムーンライト・セレナーデ」や「ロッキーのテーマ」など13曲を披露。「高齢なので息切れしないように」と曲の合間に休憩やインタビューも挟んだ。

 クラリネット担当の酒井顕二団長(75歳)は「ホール予約の抽選でたまたま『敬老の日』になった。楽器は重たく感じるが、お客さんに喜んでもらえて何よりです」と話していた。





(2018/09/17) 芦屋で敬老会 650人笑顔に

 敬老の日(17日)を前に15日、芦屋市主催の敬老会が芦屋ルナ・ホールで開かれ、約650人のお年寄りが参加した。

 65歳以上の芦屋市民は約2万7000人。敬老会には今年度で70歳になるか、数えで喜寿(77歳)、米寿(88歳)、白寿(99歳)を迎える人が招かれた。

 半数ずつ2部に分かれ、午前の部では山中健市長が「子や孫には皆さんが元気に暮らすのが一番うれしい」と祝福。参加者は幼稚園児らのダンスやプロの落語家による一席を堪能し、最後に市立精道中学合唱部の生徒と市の歌「この町がすき」を歌った。

 



(2018/09/15) 国民生活センターへの高齢者の相談 架空請求が急増

 国民生活センターは13日、架空請求に関する高齢者からの相談が昨年度の3倍以上に増えているとして注意を呼びかけた。14日からは「60歳以上の消費者トラブル110番」(TEL 03-5793-4110、午前10時から午後4時)を設置し、相談に応じる。

 同センターによると、昨年度に全国の60歳以上から寄せられた相談約36万5000件のうち、架空請求に関するものは1万7131件。今年度は7月末現在で5万3943件と急増している。相談事例で目立つのは、動画配信会社などを装う業者から「有料動画の未納料金が発生している」などと偽メールが届き、金銭をだまし取られるケース。
法務省を名乗るはがきが届き、訴訟取り下げ費用などを請求される手口の相談も増えている。

 同センターでは「怪しいと思ったら相手にせず、消費者ホットライン(局番なし188・・・いやや)などに相談を。本人が気付いていないこともあるので、家族など周囲も見守って」と呼びかけている。





(2018/09/15)明石市、認知症受信費を助成 全国初 最大7000円

 兵庫県明石市は13日、市内の75歳以上の高齢者に、認知症診断の受診費用を最大7000円助成する制度を新設すると発表した。受診を促し、早期の治療や地域での見守り支援につなげる狙いで、25日から受け付けを始める。市によると、自治体が認知症診断の受診費用を助成する制度は全国初。

 制度では、高齢者が医療機関で支払う初診料を最大2000円、確定診断のために脳の状態を調べる磁気共鳴画像(MRI)検査などの費用を最大5000円、それぞれ助成する。市は、これにより受診費用の
大半は賄えるとみている。

 また、認知症の症状があるかどうか自己診断する市独自の「チェックシート」も作成し、提出すれば500円分の図書カードを贈る。シートの記入内容から認知症が疑われる人には医療機関を受診するよう勧める。

 市によると、市内の75歳以上の高齢者は約3万7000人で、認知症患者は推計約1万人。今年度予算に1350万円を計上した。





(2018/09/13) 台風21号により芦屋、西宮 新たに300棟被害

 兵庫県はこのほど、台風21号による高潮や強風で、芦屋、西宮両市で、新たに住宅計300棟以上に被害が出ていたことがわかったと発表した。一方、農林水産業の被害額は少なくとも5億円に達しており、県が支援を検討している。

 県によると、芦屋市では沿岸部が高潮で水につかり、被害にあった住宅は床上浸水が27棟、床下浸水が259棟だった。西宮市でも、新たに55棟が強風などで一部損壊したことが判明した。両市では、被害が広範囲にわたり、全容をつかめていなかったという。これらを含め、県内全体で被害にあった住宅は463棟に上った。

 一方、農林水産業では、全半壊・一部損壊したパイプハウスが440棟に達したほか、牛舎など畜産施設の被害も13件あった。農作物では、強風で実や果実が落果するなどした宝塚市や川西市、三田市の栗や、淡路島のイチジクなどの被害が大きかった。




(2018/09/12) 高潮で流出のコンテナ 芦屋市の沿岸部に次々漂着

 台風21号による高潮によって流出したコンテナが、芦屋市の沿岸部に次々と漂着している。人工島の最南端のほか、芦屋川の河口付近などに計十数個あり、一部は岸壁の柵や段差を乗り越えた。同市は、所有企業が判明し次第、撤去を要請する。

 住民らによると、4日午後以降、長さ10メートル程度のコンテナが、潮芦屋ビーチや南芦屋浜ベランダに流れ着いた。神戸市東灘区の六甲アイランドなどから流れ出たとみられる。神戸海上保安部は、西宮市境に近い堀切川沖でも数個が漂流しているのを確認した。
また、波打ち際の金属柵は、高潮の影響で曲がったり途切れたりしている。

 一方、大量のコンテナが横倒しになったり流出したりした六甲アイランドでは5日、作業員らが復旧作業に追われた。

 コンテナ火災も相次ぎ、午前4時前、西側の岸壁で数個が燃え、午後5時すぎには近くの1個が爆発音を立てて炎上。さらに約2時間半後にも、別の1個から出火した。

 神戸市消防局によると、高潮をかぶった荷物から出火し、熱が付近に伝わって断続的に発火している可能性がある。コンテナ内には、水に反応するマグネシウムなどの化学物質が含まれているとの情報があり、慎重な消火活動が続いている。

 なお、芦屋市のホームページによれば、ビーチ及び護岸に流れ着いたコンテナ18個は,8日(土)に撤去完了したという。




(2018/09/11) 伊能が歩いた情熱たどる 篠山で「五国の足跡フォーラム」、バスツアーも

 江戸時代に日本地図を作成した伊能忠敬(1745〜1818年)の功績を見つめる「伊能忠敬・五国の足跡フォーラムin笹山領」が23日、篠山市網掛の市立丹南健康福祉センターで開かれる。丹波、但馬、播磨、淡路、摂津の兵庫五国の各顕彰グループなどが集う初の交流イベント。24日にはバスツアーも行われる。

 同市の「伊能忠敬笹山領探索の会」主催。伊能の測量跡を示す12カ所の「標柱」を市内に設置するなど、同会の活動を知った他地域の研究家らとネットワークが広がり、没後200年を記念するフォーラムの開催が持ち上がった。県政150周年記念の連携事業にもなっている。

 伊能は文化2(1805)年の第5次測量で尼崎〜赤穂の瀬戸内海沿岸を歩いたのを皮切りに、同11(1814)年の第8次で但馬から笹山領内を行くまで、兵庫五国をくまなく巡った行程がわかっている。

 23日のフォーラムは午後1時から、無料。故加藤剛さん主演の映画「伊能忠敬−子午線の夢」を上映後、五国各グループが報告、意見交換をする。夜には交流会(1人4千円)もある。

 24日のバスツアーは標柱探訪で、篠山城跡を発着点に東西2コースに分かれて実施。午前9時〜午後5時の予定。定員は各25人で、1人500円。雨天決行。

 「多くの人に五国での足跡とともに伊能の情熱を知ってもらいたい」と同会の加賀尾宏一会長(80歳)。詳しい問い合わせは同会(TEL)079ー552ー2543 まで。




(2018/09/10) 西宮の花火大会11月11日に延期 台風21号の影響で

 西宮市西宮浜の「新西宮ヨットハーバー」で15日に開催予定だった花火大会について、主催する西宮青年会議所は8日、台風21号の影響で「来場者の安全が確保できない」として11月11日に延期すると発表した。

 会場となるヨットハーバー周辺では、係留されていた船舶が高潮で陸上に打ち上げられたり、暴風雨により商店の展示物が道路に散乱したりするなどの被害が出ており、同会議所は「会場の復旧のめどもついておらず、来場者に楽しんでもらえる状態にない」として開催を見送ったという。

 打ち上げ数(930発)や、午後7時30分からの開催時間は変更しない予定。詳細が決まれば大会の下記のウェブサイトにも掲載する。

 http://www.miya-fes.com




(2018/09/07) ふるさと納税 総務省 過度な返礼品対策検討

 総務省は5日、ふるさと納税で豪華すぎる返礼品を自粛するよう求めた大臣通知に従わない自治休について、制度の対象から除外するなどの対策を検討していることを明らかにした。過度な返礼品競争に歯止めをかけ、制度の公平性を担保する狙いだ。

 菅官房長官は5日の記者会見で、「あまりにも華美で過度な競争になるなら趣旨と違う」と述べ、自治体の適切な対応を求めた。

 ふるさと納税は、出身地など応援したい自治体に寄付すると、2000円を差し引いた額の住民税などが控除(減額)される仕組みだ。5年連続で過去最高を更新し、2017年度は約3653億円だった。

 一方で高額な返礼品競争が問題となり、総務省は自治体に対し、大臣通知の形で@返礼品の仕入れ価格は寄付額の3割以下A地場産品に限る、ことなどを要請した。6月の調査では要請を守らずに17年度に10億円以上の寄付を集め、8月までに見直す意向もない自治体が12市町に上った。

 同省は現在、改めて自治体の対応を調査している。調査結果を踏まえ、要請に従わない自治体については、寄付しても税の優遇措置を受けられないようにするなどの対策に踏み切る方針だ。




(2018/09/06) 骨粗鬆症予防、地域で向上 西宮協立脳神経外科病院

 骨がもろくなり、骨折しやすくなる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を予防するため、西宮市の西宮協立脳神経外科病院が過去に骨折した人を丁寧にフォローする取り組みを続け、効果を上げている。8月には国際団体から、効果的な実践例として「銀」レベルの評価を受けた。

 骨粗鬆症は骨密度が低下する病気で、高齢者に多い。同病院では、2015年から「骨リボン運動」と名付けて、太ももや脊椎(せきつい)、腕、手首の周辺を骨折して治療した人を継続的にフォローする取り組みを開始。

 系列のリハビリ病院や訪問看護センターとも連携し、検診や治療薬の服用呼びかけ▽再発予防の体操を収録したオリジナルDVDの配布▽最長3年にわたる電話での経過チェックなどの活動を続けている。

 瀧川直秀副院長によると、同病院で骨折の治療を受けた後に別部位の骨が折れた人の割合は、2010〜12年に13.5%、13〜15年が16.7%だったが、取り組み開始後の15〜16年には3.7%に低下。現在、約1千人の予後をケアしている。

 瀧川副院長らがこうした成果を各国の学会や財団などでつくる「国際骨粗鬆症財団」(本部・スイス)に報告したところ、財団からの聞き取りを経て、8月15日付で「銀」レベルに達していると認められた。

 同財団は、「患者評価」や「長期管理」など13項目の評価基準に基づき、「金」「銀」「銅」の三つのレベルで各医療機関の取り組みを認定している。西宮協立脳神経外科病院は、新潟リハビリテーション病院(新潟市)の「銀」、大阪府済生会吹田病院(大阪府吹田市)の「金」に続き、国内で3番目の認定対象となった。

 瀧川副院長は「きめ細かい対策が評価されてたいへん名誉に思う。地域に根ざした病院として、さらに貢献したい」と話している。





(2018/09/02) 9月1日は防災の日 浸水被害想定し事前に備えを

 200人以上が犠牲になった7月の西日本豪雨や兵庫県を直撃した今月の台風20号など、今夏は甚大な風水害に見舞われた。県が公表した「千年以上に一度」クラスの豪雨を前提とした被害想定では、武庫川が決壊し、尼崎や西宮市を中心に阪神間は広範囲で浸水が予想される。9月1日は「防災の日」。秋の台風シーズンを前に、改めて備えを考えたい。

 県が6月に公表した被害想定では、武庫川で24時間降雨量が511ミリを記録する「千年以上に一度」クラスの豪雨に見舞われた場合、浸水範囲は阪神間で65.4平方キロメートルに上り、宝塚市の市街地が最大で水深11.8メートルも浸水。西宮市のJR甲子園口駅周辺では3.9メートル、尼崎市のJR立花駅周辺では2.3メートルの浸水深になるとされる。

 尼崎市南部では、浸水開始から水が引くまでの「浸水継続時間」が2日以上続く見通し。また、伊丹、宝塚市境で武庫川が流れる約3キロの区間では、川を挟んで幅約700メートルの範囲で両市の市街地が浸水し、建物が倒壊したり流されたりする恐れがあるという。

 県総合治水課は「家屋自体が流されると、自宅2階などへ逃げる『垂直避難』では助からない。浸水エリアから逃げる『水平避難』が必要なのかどうか、浸水継続時間なども参考に考えてもらいたい」とする。

 7月上旬の西日本豪雨で被害が大きかった岡山県倉敷市では、複数の河川が決壊し、家屋約4300棟が全壊、52人が亡くなった。被害が深刻だった真備町地区の浸水域は、同市が事前に危険性を示したハザードマップとほぼ一致していた。

 こうした実態を踏まえ、西宮市災害対策課の担当者は「周りの危険を事前に把握し、早く逃げることが一番」と呼び掛ける。同市内の避難所全140カ所のうち、半数以上は浸水エリアに位置しており、「非常持ち出し袋を持って自宅2階に移動するだけでも避難行動になる」と説明する。

 一方、市域の約3分の1が「海抜0メートル地帯」の尼崎市では、「『ここに逃げてください』というのが難しい」と担当職員。西日本豪雨の後、市民から避難行動の取り方などの問い合わせが相次いでいるといい、「自分の置かれている環境や避難場所の状況、安全な避難ルートを確認してから、状況に応じた逃げ方を想定していてほしい」と話している。




(2018/09/01) 「自分で決めた道」が幸せ 神戸大学などが調査

 日本人の幸福感には、会社や学校を自分で決める「自己決定」の有無が、「年収」や「学歴」よりも大きく影響する・・・そんな研究結果がまとまり、西村和雄・神戸大学特命教授(経済学)と八木匡・同志社大学教授(経済学)が発表した。「自己決定」は、「年収」の1.4倍の影響カがあるという。

 今年2月にインターネット調査を実施。20〜69歳の男女約2万人から、就職先や進学先を誰が決めたのかなど約200の質問について回答を碍て分析した。

 この結栗、就職や進学を「自分の希望で決めた」人は最も前向きだったが、一方で親や友人など「周囲のすすめで決めた」人は、最も不安感が強く、前向きさに乏しかった。

 また、主観的な幸福感を決める要因を「学歴」「世帯年収額」「自己決定指標」の三つで比較すると、「自己決定指標」が最も強く影響していた。

 西村特命教授は「幸福感を得るには、年収や学歴といった成果よりも、その課程にある自己決定が重要であることがわかった。物事を自分で決める人はたとえ失敗しても納得でき、人生そのものへの満足度も高くなるのだろう」と指摘する。