2017年12月号

ここでは、芦屋市民の生活圏ともいえる阪神間の地域情報及び一般社会生活に於ける
各種情報もを盛り込んでいます。
    

 更新日  あしや瓦版
2017/12/26  Webで読む大震災23年のモノ語り
2017/12/24  自転車事故で「9千万円台」賠償も 保険の義務化広がる 
2017/12/23  ヤフー装う架空請求にご用心
2017/12/22  巨大迷路が登場 バンドー神戸青少年科学館
2017/12/21  芦屋の魅力 動画で発信 市のホームページで3種類 
2017/12/18  阪神・淡路大震災のモニュメントに10名追記
2017/12/13  神戸で拉致被害パネル展 有本恵子さんの両親見学
2017/12/13  闘病中の写真家TAKAさん 芦屋で21日から個展 
2017/12/12  震災で全壊ホテルのシンボル「鬼瓦」、再び神戸見守る 姉妹ホテル玄関に設置 
2017/12/10  車載カメラで身を守る あおり運転被害の武器に
2017/12/09  芦屋の菓子店会が福祉施設にクリスマスケーキ
2017/12/09  兵庫県、阪神8市町などボーナス支給 
2017/12/08  神戸の紅茶文化 今日から三宮周辺でフェス
2017/12/06  神戸陽子線センター診療開始 全国初の小児専用の照射室 
2017/12/03  松永貴志さんコンサート 心育んだ「浜風」の鍵盤
2017/12/02  「芦屋の魅力伝える」 ドラマ撮影開始








(2017/12/26) Webで読む大震災23年のモノ語り

 阪神・淡路大震災の教訓を伝える施設「人と防災未来センター」(神戸市中央区)が、震災関連の所蔵資料約19万点の中から16点を選び、当時の被災状況や資料の持つサイドストーリーを紹介する「震災資料語り〜ものがたり〜」を、ホームページ(http://www.dri.ne.jp/)で公開している。

 1995年1月17日、西宮市の阪神高速神戸線で道路が崩れ落ち、走行中のバスが落下を免れたときの写真パネルがボランティア団体から寄贈された。運転手が必死でブレーキを踏んだことや、乗客や運転手ら5人が車両後方の非常口から脱出したことなどが紹介されている。

 ポリ容器は、津市の女性が震災の4日後、約120キロ離れた西宮市の友人男性に水を届けるために使った。サイトによると、西宮市南部は当時断水し、応急復旧が完了したのは約1カ月後だった。その後、2人はこの出来事をきっかけに結婚。ポリ容器の水は当時使われず、「今後の備えに」と実家で保管されていた。センターに寄贈された今も、容器の中には水が入っている。

 1997年の夏休み、芦屋市の当時小学5年と同3年の兄弟は被災体験を伝えながら、自転車で日本を一周。44日間で約3300キロを走った。センターには兄から自転車が寄贈された。サイトによると、兄弟は同市で被災。学校にできた仮設住宅の高齢男性からお金がなくて生活再建が難しいと聞き、自転車で募金活動をすることを思いついた。募金額は300万円を超えたという。

 センター震災資料専門員の深井美貴さんは「Web展示に触れたことをきっかけに、防災教育や震災の経験の継承、減災の研究などにセンターの資料を活用してもらえれば」と話す。詳しい問い合わせはセンター資料室(TEL 078-262-5058)まで。




(2017/12/24) 自転車事故で「9千万円台」賠償も 保険の義務化広がる

 自転車に乗る人を対象に、損害賠償保険への加入を義務づける自治体が増えている。自転車事故の加害者側に高額な賠償を命じる判決が相次いだことが背景にある。ただ、加入しなくても罰則はないため、効果は限定的との指摘もある。

 10月から加入を義務化した名古屋市。動画サイト「ユーチューブ」に配信するCMでは、自転車が人をはねるイラスト動画にあわせ、シンバルの効果音が響く。ホームページでも保険の種類や保険会社を紹介。市の担当者は「保険に加入していないと、加害者になった時の経済的負担は大きい。自転車でも大きな事故につながることを周知していきたい」と話す。

 鹿児島県も10月、保険の加入を義務化した。2012年に加入を努力義務とする条例を施行した埼玉県も来春、義務に切り替える。相模原市も来年7月から義務づける予定。

 自転車保険の義務づけは15年、兵庫県が全国で初めて導入し、16年には大阪府と滋賀県が続いた。兵庫県が今年6月に実施した市民アンケートでは加入率は65%に上り、1年前よりも5ポイントの増。義務化したことで自転車保険の存在も周知されてきたという。

 自治体が義務化に踏み切る背景には、事故を起こした際の損害賠償が高額になっていることがある。2008年9月には、神戸市で男児(当時11歳)が自転車を走行中に歩いていた女性(当時62歳)に衝突。重い障害を負わせたとして、神戸地裁は男児の母親に9521万円の支払いを命じた。日本損害保険協会によると、このほかにも4千万〜9千万円台の賠償判決が全国で出ているという。

 国も5月に施行した自転車活用推進法で、自転車事故の損害賠償を保障する制度について「検討を加え、必要な措置を講じる」としている。ただ、国土交通省によると、具体的な動きはこれからという。

 課題もある。罰則規定が設けられておらず、加入を拒む人に対して強制力を持たないことだ。名古屋市内の自転車販売店の店主は「購入客に保険の義務化を案内しているが、なかには加入を断る客もいる」と明かす。低額とはいえ、「これまで手軽に乗っていたのに」とお金を支払って保険に入ることに抵抗を感じる人もいるようだ。しかし、そのような考えは現代では無責任というもの。

 そもそも、自転車保険の存在自体があまり浸透していない現状もある。香川県は有識者の研究会から「義務づけることが望ましい」との提言を受けたが、来春施行の条例では保険の認知度が不十分として努力義務にとどめた。

 来春に一般利用者の義務化条例を施行する京都市は5月から、専用のコールセンターを設けた。自転車保険の商品や条例の内容を紹介して加入を促すためで、問い合わせは12月上旬時点で約1千件あったという。市自転車政策推進室は「義務化の実効性を上げるためにも、できるだけ多くの市民に保険制度を知ってもらいたい」としている。

 自転車の一般利用者に損害賠償保険加入を義務づけた自治体(予定を含む)は次の通り。

名古屋市、滋賀県、大阪府、兵庫県、鹿児島県、埼玉県(来春)、京都府(同)、京都市(同)、金沢市(同)、相模原市(来夏)
    
自転車保険の概要
 一般的に自分のけがに備える「損害保険」と、他人にけがを負わせた時などに補償される「個人賠償責任保険」を組み合わせたもの。au損保の場合、月額360円の保険料で、自転車事故で亡くなった場合は500万円、他人に被害を負わせた場合は最大2億円の保険金が出る。自動車保険や火災保険、クレジットカード付帯の保険などに含まれている場合もある。



(2017/12/23) ヤフー装う架空請求にご用心

 消費者庁は22日、インターネット検索大手のヤフーを装った架空講求被書が相次いでいるとして注意を呼びかけた。1月から11月末までの間、計1万2000件以上の相談が全国から寄せられ、うち金銭被害は280件で総額約9730万円。

 同庁によると、「ヤフー」や「ヤフーサポ一トセンター」などと名乗る業者は、携帯電話のSMS(ショート・メッセージ・サービス)を悪用し、「未納料金を滞納しております」などと記載された文章と連絡先をの電話番号を送りつけてくる。驚いて連絡すると、コンビニ店でギフト券を購入し、その記載番号を教えるよう指示される。40歳代の女性が何度もだまされ、計1900万円を失ったケースもあった。

 このような場合、決して連絡先に電話などすることなく一切無視することが重要です。





(2017/12/22) 巨大迷路が登場 バンドー神戸青少年科学館

 子どもたちに遊びながら科学について学んでもらおうと、バンドー神戸青少年科学館(神戸市中央区港島中町7丁目)で冬の企画展「巨大迷路とふしぎな絵」が開かれている。会場には段ボール製の巨大な迷路がお目見えし、訪れた子どもたちを楽しませている。

 迷路は縦10メートル、横19メートルで、迷路内に錯視を使った「ふしぎな絵」を設置。中間地点からは三つの難易度を選んで楽しめる。

 迷路に入った子どもたちは頭をあげて、自分の位置を確認したり、外にいる家族に向かって手を振ったりしながらゴールを目指していた。西宮市のSさん(7歳)は「難しかったけど、楽しかった」と笑顔だった。

 期間は来年1月14日までと同20、21、27、28日で、12月20日と同28日〜1月4日、同10日は休館。入館料600円(小中高校生は300円)が必要。詳しい問い合わせは同館(TEL 078-302-5177)まで。




(2017/12/21) 芦屋の魅力 動画で発信 市のホームページで3種類

 芦屋市は19日、地元の魅力を発信するため、3種類のPR動画(各1分)をホームページで公開した。

 テーマは「Life」「Active」「Gourmet」。ナレーションはなく、ロッククライミングの名所「芦屋ロックガーヂン」や芦屋川沿いを市民が歩く様子、「おいしい」と評判の学校給食、おしゃれなジャズライブハウスなどが次々と映し出される。足音や自転車のベルを効果音としているのも特徴だ。

 どの動画にも、同市で生まれ育った世界的トランペッター・黒田卓也さん(米国在住)が出演し、演奏シーンを披露。市民43人のほか、パン屋「ビゴの店」や芦屋仏教会館など22の店舗・団体が撮影に協力した。

 3種類の動画には仕掛けが隠されており、来年1月中旬に公開予定の続編で秘密が明かされるという。

 市は来年1月22日から首都圏を走る東急電鉄車内でも15秒の動画を放送する予定で「芦屋の住みやすさが一目で分かる。転勤などの際の参考になれば」としている。

 そこで、芦屋市のホームページを見に行ったところトップページを眺めてもどこに3種類のPR動画があるのやらサッパリ分からない。そこで「この辺かな?」「ここかな?」と探すうちにやっと辿り着いた。そのURLは下記の通り。


 http://www.city.ashiya.lg.jp/city_pr/movie/

 芦屋市もホームページの更新をするときは市民に少しでもわかりやすい構成にすべきではないでしょうか。




(2017/12/18) 阪神・淡路大震災のモニュメントに10名追記

 阪神・淡路大震災の犠牲者らの名前を刻んだ神戸市中央区東遊園地の「慰霊と復興のモニュメント」に17日、新たに10人の名が加わり、掲示されたのは5005人となった。祖母の名前を記した女性は、娘たちに震災を語り継ぐことを誓い、銭湯の3代目は、被災者を風呂で癒やした父の銘板を設置した。6434人の犠牲者を出した阪神・淡路大震災は、来年1月17日で23年となる。

「名前が残せて良かった」。神戸市須磨区の主婦吉田潤子(ひろこ)さん(50歳)はこの日、犠牲になった祖母・小山君恵さん(当時79歳)に語りかけながら、銘板を取り付けた。隣では、次女の中学3年生・涼沙(りさ)さん(15歳)がその様子を見守った。

 吉田さんは芦屋市の実家で被災。祖母と両親、弟とともに全壊した家の下敷きになったが、最後に運び出された祖母だけが亡くなった。

 小さい頃から、祖母の家庭菜園を手伝ったり、両親に言いにくい悩みを聞いてもらったりした。あの揺れが襲う直前も、熱を出して寝込んでいたところへ、祖母が来て、「しんどいの?」と心配してくれたという。吉田さんは娘2人をもうけたが、「祖母のことを思い出すと、つらい」と、思い出をあまり子どもに語らず、慰霊の地となった東遊園地も避けてきた。ただ、震災から20年が過ぎ、モニュメントに名前を刻みたいという遺族らが滅っていることを知り、「震災や祖母のことが忘れられてしまう」と、運営するNPO法人に申請した。

 吉田さんは「震災当時のことは考えないようにしていたが、これからは娘たちに伝えていきたい。また一緒に来ます」と涙ぐんだ。

 神戸市東灘区の立花隆さん(56歳)は、被災者のために、銭湯をプレハブで再建し、81歳で亡くなった父・武さんの名を刻み、「おやじの遺志を受け継いで、銭湯を守っていきたい」と話した。

 武さんは、1961年に開業した「森温泉」の2代目。震災で店を失い、弟も亡くしたが、常連客や地域のためにと、無事だった湯船を取り囲むようにプレハブ小屋を造り、半年後に営業を始めた。多い日で100人が詰めかけ、湯船での再会を喜び合う被災者らもいたという。店は2006年に新装され、武さんは2014年11月に亡くなる直前まで店番に立った。

 店を継いだ隆さんは「頑張った父を誇りに思う。名前を刻め、少し親孝行できた」と手を合わせた。




(2017/12/13) 神戸で拉致被害パネル展 有本恵子さんの両親見学

 拉致被害者の・曽我ひとみさんの夫のチャールズ・ジェンキンスさんが11日に亡くなり、同じく北朝鮮に拉致された増元るみ子さんの母、信子さんが12日、心不全で死去した。今や拉致被害者の親で、現在も存命なのは1977年に拉致された横田めぐみさん(当時13歳)の両親と1983に拉致された有本恵子さん(当時23歳)の両親だけになった。

 このような中北朝鮮による拉致問題を伝えるパネル展が、兵庫県警本部別館(神戸市中央区下山手通5丁目)と、阪神運転免許更新センター(伊丹市伊丹1丁目)で開かれている。11日、神戸市出身の拉致被害者・有本恵子さん(不明当時23歳)の父・明弘さん(89歳)と母・嘉代子さん(91歳)が神戸市の会場を見学に訪れた。

 北朝鮮人権侵害問題啓発週間(10〜16日)にあわせ、県警が拉致問題を風化させないために2013年から毎年開いている。有本恵子さんのほか、同じく拉致被害者の田中実さん(不明当時28歳)や、兵庫県出身の特定失踪者ら27人の顔写真と不明になった当時の状況をパネルで紹介している。

 恵子さんは1983年、ロンドン留学中に拉致された。嘉代子さんは「もう健康もあまり良くない。生きている間にもう一度抱きしめてあげたい」。明弘さんは「政府は米国と協力し、北朝鮮に拉致問題の解決を強く迫るべきだ」と話した。パネル展は両会場とも午前9時〜午後4時で15日まで。







(2017/12/13) 闘病中の写真家TAKAさん 芦屋で21日から個展

 血液のがんで闘病中の大阪市東淀川区の写真家TAKAさん(56歳、本名・高橋貴久男さん)が、入院中に病室から見た風景などを撮影した写真の個展を、21日から芦屋市内で開く。予期せぬ病にも好きなカメラで生きる喜びを感じられたといい、「自分の考え方次第で人生は楽しめると伝えたい」と話している。

 TAKAさんは不動産仲介業を営む一方、独学で撮影技術を磨いて写真家としても活動していた。しかし、2015年10月、突然背中を刺されるような激痛に襲われた。原因が分からないまま仕事は続けたが、昨年7月に今度は全身に痛みが走り、ベッドから起き上がれず救急車を呼んだ。

 精密検査の結果、正常な血液細胞が作れなくなる病気「多発性骨髄腫」と診断、医師からは完治不能だと告げられたという。

 骨が溶けて数か所の圧迫骨折も確認されたため、ベッドから動くことも許可されなかった。身に降りかかった不幸を恨んだが、「現状を嘆いても何も始まらない。何とか入院生活を楽しむ方法はないか」と気持ちを切り替えるなかで、一眼レフカメラを手に取った。

 「ベッドの傾斜を45度まで起こすこと」だけが許された闘病生活。TAKAさんは、ベッドに寄りかかったまま病室の窓からレンズを向け、朝焼けや夕焼けにシャッターを押した。

 幻想的に撮ろうとシャッター速度を遅くして夜景の光をぶらしてみたり、窓に映った自身や看護師の姿を収めてみたり。入院した5か月間で撮った写真は、約5000枚にも上った。医師から「入院生活を楽しむのは他の患者さんの励みにもなる」と言われ、院内で写真が展示されたこともある。

 症状が回復して昨年12月に在宅治療へ移ると、フェイスブックで写真を見た知人の依頼で今年4月、大阪市浪速区で初の個展を開催。がん患者や友人を亡くした人などから「元気をもらった」「前向きな活動に感動した」などといった反響も寄せられた。「同じ病気と闘う人たちの励みになるのなら、それが私の使命だと感じた」と意を強くした。

 現在も、抗がん剤治療を続けている。一人暮らしでヘルパーに家事をしてもらい、散歩にはつえや電動車いすが欠かせない日々だ。TAKAさんは「来年は京都や奈良などを巡り、いつかは海外でも個展を開きたい」と夢を膨らませる。

 今回の個展「病室写真家TAKA展 多発性骨髄腫(血液のガン)〜傾斜45度高さ1メートルからの世界〜」は24日まで、芦屋市船戸町の芦屋ギャラリーTで。22日午後6時からはTAKAさんの講演もある。入場無料。詳しい問い合わせはマモネツト(TEL 050-7100-0439)まで。




(2017/12/12) 震災で全壊ホテルのシンボル「鬼瓦」、再び神戸見守る 姉妹ホテル玄関に設置

 阪神・淡路大震災で全壊した旧オリエンタルホテル(神戸市中央区)のシンボルとして飾られていた「鬼瓦」が、神戸港にある姉妹ホテル「メリケンパークオリエンタルホテル」(同区)の正面玄関に設置されることになり、除幕式がこのほど行われた。公開は約3年ぶり。震災を乗り越え開港150年を迎えた神戸の街を、港のホテルから見守ることになった。

 鬼瓦は高さ180センチを超える「阿形(あぎょう)」と「吽形(うんぎょう)」の2体1対で、文化勲章を受章した現朝来市出身の彫刻家、淀井敏夫氏(1911〜2005年)の作品。神戸旧居留地にあった旧オリエンタルホテルから昭和39年ごろ依頼を受けて作られ、ラウンジに設置されたとされる。魔よけや幸福を招く鬼瓦は良縁をもたらすとして旧ホテルのシンボルになり、ラウンジでは多くのお見合いが行われた。

 旧ホテルは阪神・淡路大震災で全壊して廃業したが、鬼瓦はほとんど損傷しておらず、以降はメリケンパークオリエンタルホテルのロビーに設置された。平成26年のリニューアル工事にともない、バックヤードで保管されていた。

 今年、神戸港が開港150年を迎えるのに合わせ、震災を乗り越えた鬼瓦を新たなホテルのシンボルにしようと計画。ホテル3階にある正面玄関の東側に阿形、西側に吽形を展示することになった。

 除幕式は生田神社の宮司らが祝詞を奏上するなど、厳粛な雰囲気で行われた。再設置をプロデュースした日本画家の岡田嘉夫さんは「江戸前期の画家、俵屋宗達の『風神雷神図屏風』の鬼にもひけを取らないほど立派だ」と胸を張った。




(2017/12/10) 車載カメラで身を守る あおり運転被害の武器に

 あおり運転の被害を立証する武器として、走行中の映像を録画するドライブレコーダーの亮り上げが急増している。6月に神奈川県の東名高速で夫婦が死亡した事故の後も、各地であおり運転による被害は後を絶たない。「動く防犯カメラ」として、犯罪捜査にも活用されている。

 「今や身を守る必需品となっているようです」。自動車用品店「オートバックス」住之江店(大阪市住之江区)の、伊藤敦司副店長(45歳)は顧客のドライブレコーダーへの意織の高まりを感じている。

 同店では、東名高速の事故であおり運転を繰り返した男が逮捕された10月10日以降、販売台数はその1か月前から倍増。前方に加え、後続車や周囲360度を撮影できる機種が特に人気という。

 今は品薄状態で、取り扱う約20機種のうち在庫があるのは3分の1ほど。購入できなかった客の中には、「貼るだけでも抑止効果がある」と、「ドライブレコーダー録画中」と書かれたステッカーを買って帰る人もいるという。

 品定めに来た会杜役員の男性は「こちらがルールを守っていても理不尽なトラブルに巻き込まれることがある。万が一に備えたい」と話した。

 ドライブレコーダーは、航空機事故の原因究明に使われる「フライトレコーダー」の車版として2003年頃に実用化された。

 2012年に京都市の祇園地区で19人が死傷した事故で、タクシーのドライブレコーダーが注目されたことを契機に、一般車にも普及した。調査会杜「GfKジャパン」によると、昨年の国内販売台数は約79万台に上った。

 警察庁によると、あおり運転の被害に遭った場合、ドライブレコーダーの映像は証拠になる。道路交通法の合図不履行や急ブレーキ禁止などの違反行為が映っていれば、後からでも摘発は可能という。

 交通事故だけでなく、凶悪事件でも証拠として利用されている。今年3月、千葉県松戸市の小学3年生レェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9歳)が殺害された事件では、周辺を走行していた車のドライブレコーダーの映像が逮捕に結びついた。ひったくりや路上強盗など街頭犯罪の捜査でも効果を発揮している。タクシーやバスの業界団体が警察と協定を結び、映像を提供する動きも全国に広がる。

 ドライブレコーダー協議会の初代会長で、神奈川大学工学研究所の堀野定雄客員研究員(人間工学)は「当初は事件捜査への使用は想定しておらず、副産物と言える。今後も需要は伸び続けるだろう」としている。





(2017/12/09) 芦屋の菓子店会が福祉施設にクリスマスケー

 芦屋市内の洋菓子店でつくる「ケーキの街芦屋」が8日、市保健福祉センター(呉川町)で、市内の福祉施設を利用するお年害りや障害のある人たちにクリスマスケーキをプレゼントした。

 同会が1991年から行っており27回目。加盟する12店舗が今年は17施設を対象に、特製のホールケーキ(直径約20センチ)や、薪の形をしたブッシュ・ド・ノエルなど37個を用意した。

 贈呈式で蟻田剛毅会長が「今年もお届けできてうれしい。幸せで特別な一日になりますように」と挨拶。プレゼンター役の山中健市長が施設利用者にイチゴやチョコレートのデコレーションが華やかなケーキを一つひとつ手渡すと、「きれいね」「すてき」などと喜ぶ声が聞かれた。

 障害のため車いすを利用している男性は「ケーキが大好き。施設でみんなと分け合って食べるのが楽しみです」と話していた。



(2017/12/09) 兵庫県、阪神8市町などボーナス支給

 兵庫県などは8日、冬のボーナス(期末・勤勉手当)を支給した。開会中の12月定例会に支給月数の引き上げ条例案が握出されており、可決された場合、増額分は後日に支給される。

 増額分も含めた行政職(平均年齢44.6歳、管理職含む)の平均支給額は907,745円で、前年同期より18,625円(2.1%)増えた。

 井戸知事は、前年同期比7.0%増の3,088,626円。行革プランに基づき、カット率を5%縮小し、マイナス15%にしたのが理由。県議は同1.5%増の2,201,100円。

 阪神地域の8市町でも同日、冬のボナスが支給された。8市町とも人事院勧告に基づき、県と同様に支給月数を引き上げる予定。引き上げ分を含めた5市の一般職員(管理職を含む)の平均額(カッコ内は平均年齢)は次の通り。
  芦屋市 853,019円(38歳)
  西宮市 948,329円(40歳5か月)
  尼崎市 879,420円(41歳2か月)
  伊丹市 893,736円(40歳7か月)
  宝塚市 892,239円(40歳5か月)
 
 引き上げ分を除いて発表した3市町は
  川西市 852,005円(39歳8か月)
  三田市 894,665円(43歳3か月)
  猪名川町 743,334円(40歳4か月、再任用職員を含む)

 市町長の支給額は次の通り。
 芦屋市 2,664,171円
 西宮市 3,364,740円
 尼崎市 2,239,977円
 伊丹市 2,561,769円
 宝塚市 2,124,143円
 川西市 1,942,589円
 三田市 2,097,552円
 猪名川町 2,155,934円



(2017/12/08) 神戸の紅茶文化 今日から三宮周辺でフェス

 神戸港の開港から全国へ広まつたとされる紅茶の魅力を感じてもらう「第2回神戸ティーフェスティバル」が8〜10日、神戸市中央区のメリケンパークを主会場に開かれる。三宮の商店街やまちづくり協議会などでつくる運営実行委員会は「神戸らしさが感じられる紅茶文化の奥深さを発信したい」としている。

 開港150年目を記念して1月に初めて開催し、3万人以上が来場した。今回は記念の年の締めくくりに実施する。

 8日午前10時に開会。期間中は神戸や大阪、東京、横浜などの紅茶専門店が、前回より6店多い17店が並ぶ。紅茶に合うパン・スイーツの神戸の人気店12店の販売や、5種類の紅茶のテイスティングもある(午前10時〜午後6時)。
 
 神戸海洋博物館では、専門家らが紅茶の魅力やおいしいいれ方などを話す「ティーカレツジ」(有料。申し込みが必要)を開催。9、10日は大丸神戸店前や三宮センター街1丁目など5か所に無料の「テイスタンド」を設置する。

 詳細やティーカレツジの申し込みは下記のホームページで行う。

 
  http://www.kobeport150.jp/teafestival12017/

 詳しい問い合わせは運営実行委広報事務局(TEL 03-6825-7903)まで。



(2017/12/06) 神戸陽子線センター診療開始 全国初の小児専用の照射室

 兵庫県が神戸市中央区の人工島「ポートアイランド」に整備した小児がん患者の治療に重点を置く県立粒子線医療センター付属神戸陽子線センターが今月1日、診療を開始した。小児専用の陽子線治療用照射室を備えるのは全国初という。

 県によると、小児がんは、放射線治療から数年後に不妊や発育障害などの合併症が出ることがある。粒子線治療は、がん細胞に直接照射するため、そうしたリスクを減らせるとして期待されている。

 センターでは粒子線治療のうち水素の原子核(陽子)を使う陽子線治療を行う。年間で最大120人の小児がん患者の受け入れが可能。成人のがん患者も利用できる。全国の小児がんの発症者数は年間約3千人で、うち約700人は陽子線治療が有効という。

 鉄筋コンクリート4階建て、延べ床面積約5900平方メートル。陽子線を照射する装置を備えた照射室は2室あり、一つが小児専用。壁に魚のイラストが描かれるなど内装も子供向けになっている。

 受診には主治医の診療情報提供書が必要で予約制。詳しい問い合わせは同センター(TEL 078-335-8001)まで。




(2017/12/03) 松永貴志さんコンサート 心育んだ「浜風」の鍵盤

 1995年の阪神・淡路大震災後、被災児童らの心のケアの場として開設された芦屋市浜風町の施設「浜風の家」で15日、同市出身のピアニスト松永貴志さん(31歳・東京都在住)がコンサートを開く。松永さんは中高生時代に施設に通った一人で、自由にピアノを弾いた思い出の場所でもある。「浜風の家」が今月23日に閉館することが決まり、「震災のシンボルとして、人々の記憶にとどめるきっかけにしたい」と演奏を申し出た。

 震災当時、小学3年生だった松永さんは自宅マンションが半壊。食料がなく、並んで救援物資をもらったのを覚えている。おもちゃやゲームを配るボランティアの人たちに触れ、「人の優しさを知った」という。

 作家の藤本義一さん(2012年死去)らが施設を建てたのは、丁度震災4年後の1999年1月17日。児重や生徒は誰でも自由に遊ぶことができ、当初は小児科医によるカウンセリングも行われた。多い日には約100人が集まった。

 当時、松永さんはピアノを弾き始めた頃。施設にグランドピアノがあると知り、友人と訪れてみると、「のんびりくつろげる公園みたいな場所」だった。ピアノを弾くと、子供たちが集まり、喜んでくれる。中学卒業に合わせて自身のコンサートを開催するなど高校2年まで時々訪れ、心のよりどころと感じてきた。

 17歳で上京し、メジャーデビュー。抜群のリズム感と圧倒的な技術が高い評価を受け、国内外でライブを続けるほか、テレビ番組やCM、映画の音楽なども手がけてきた。東日本大震災後、岩手県陸前高田市などヘボランティアに訪れたのも、自らの被災時に優しさに触れた経験があったからだ。

 今秋、施設が閉館すると知り、コンサート開催を申し出た。「浜風の家は藤本さんたちの優しさでずっと続いてきた。白分も、これまでにもらった多くの優しさを曲に込めて伝えたい」と言う。当日は、力強くよみがえった神戸の夜景をイメージして作った「神戸」、東日本大震災の復興支援のためのオリジナル曲「君へ」などを披露する。

 藤本義一さんの妻で、施設を運営する杜会福祉法人理事長の統紀子さん(82歳)は「巣立った子がこういう形で戻ってきてくれるのは幸せ。夫が「浜風」をつくった意義を実感している」と話している。

 コンサートは15日午後3時〜5時。無料。先着順で定員は100人。申し込みは施設の(staff@hamakaze-no-ie.or.jp)までメールで申し込む。
  
  浜風の家
 作家の藤本義一さんらが約1億円の寄付を集め、兵庫県から土地の貸与を受けて1999年に開設したログハウス風の2階建て施設。約10年前に被災児童の利用がなくなり、地域の児童館として活用されてきたが、来年3月に土地の貸与期限を控え、今月23日での閉館が決まった。来年1月17日の追悼行事を最後に全ての活動を終了する。





(2017/12/03) 「芦屋の魅力伝える」 ドラマ撮影開始

 芦屋市在住の作家・椹野道流(ふしの・みちる)さん(48歳)が同市を舞台にしたシリーズ小説「最後の晩ごはん」(角川文庫)がBS放送でドラマ化されることになり、2日、市内での撮影が始まった。主演の中村優一さん(30歳)がこの日、椹野さんとともに山中健市長を表敬訪問し、「芦屋の魅力を全国に伝えたい」と意気込みを話した。

 中村さん演じる活動休止に追い込まれた若手俳優が郷里の芦屋の飲食店で働き、幽霊を相手に接客をするというファンタジー仕立てのストーリー。市内のロケは4日までの予定で、芦屋川や各駅などで行われ、市民もエキストラとして参加している。

 ドラマ(全12話)はBSジャパンで来年1月スタートし、毎週金曜午後11時半から30分番組として放送。初めて芦屋を訪れたという中村さんは「芦屋川が美しく、六甲山の眺めもすてきだと感じた。芦屋のいいところを作品に残したい」と語り、椹野さんは「原作通り、芦屋で撮影をしてもらって喜んでいる」と笑顔で話していた。