2016年12月号

ここでは、芦屋を中心として、芦屋市民の生活圏ともいえる阪神間の地域情報を盛り込んでいます。
    

 更新日  あしや瓦版
 2016/12/29  芦屋・県警察学校でドローン公開訓練 「空の目」広がる活躍の場
 2016/12/27  肉筆ににじむ谷崎像 芦屋市谷崎潤一郎記念館で24点
2016/12/24   きょうから古代ギリシャ展 神戸市立博物館
 2016/12/17  専用端末で防災無線放送 芦屋市とジェイコム連携
2016/12/16   イタリア料理コンテストで日本一 芦屋のシェフ大島さん
 2016/12/12  大坂冬の陣直前、尼崎の戦を紹介 企画展開催中
 2016/12/11  芦屋にケアローソンがオープン コンビニに介護相談窓口など併設
 2016/12/07  外国人に学びの場10年 こくさいひろば芦屋
2016/12/05   白銀の季節到来 六甲山人工スキー場オープン








(2016/12/29) 芦屋・県警察学校でドローン公開訓練 「空の目」広がる活躍の場  

 災害や雑踏警備に備え、県警が小型無人機「ドローン」を操縦できる警察官を育てている。今月8日には公開訓練があり、市民の安全を守る「空の目」が披露された。

 大きなプロペラ音が寒風を切り裂く。芦屋市朝日ケ丘町の県警察学校グラウンドで行われたドローンの飛行訓練。最大幅約165センチの大型機が、8の字飛行やホバリング(空中停止)を繰り返す。

 昨年、兵庫県警は初めて小型の1機を試験的に導入した。今年8月には、G7神戸保健相会合(9月)に備えて大型の2機を購入。空中から高画質の動画が撮影でき、地震や土砂崩れの現場確認、イベントの警備、テロ警戒、交通事故捜査などへの活用が期待される。不審なドローンを捕獲する方法も検討しており、神戸マラソン(11月)でも現地に配備された。

 操縦には原則10時間以上の講習が必要。現在、操縦できるのは機動隊などの数人だけだが、今後も月2回の訓練を続ける。県警警備課は「活躍の場は広がっていくので、操縦者の増員と育成を目指したい」としている。

(uh)


(2016/12/27) 肉筆ににじむ谷崎像 芦屋市谷崎潤一郎記念館で24点

 谷崎潤一郎(1886〜1965年)の肉筆をテーマにした特設展示「肉筆に見る文豪谷崎」が、芦屋市谷崎潤一郎記念館(伊勢町)で開かれている。楷書で読みやすく仕上げた「武州公秘話」の原稿をはじめ、20〜70歳代の書簡や恋文など24点を展示。文豪の文字の変遷をたどることができる。来年3月20日まで開催。

 会場には、▽文壇デビュー間もない頃に書いた若々しく勢いのある続け字の書簡▽最後の妻となる松子に宛てた、流麗な筆致の恋文▽麻痺した右手で書いた晩年の手紙などを展示。松子への思いを詠んだ和歌短冊も並ぶ。

 40歳代半ばの作品「武州公秘話」は、松の模様入りの特製原稿用紙の升目いっぱいに収まる、読みやすい櫓書で書かれている。元の字がわからないように黒々と塗りつぶされた推敲(すいこう)による直しから、きちょうめんな性格がうかがい知れる。

 原稿とともに、筆やすずりなど愛用の筆記用員も展示。1917年の作品「魔術師」はペン書きだったが、「武州公秘話」は筆で執筆。晩年の随筆「私の『幼少時代』について」はペンに戻るなど、違いを見比べることができる。

 同館の担当者は「肉筆ににじむ、文豪の人間像や息づかいを感じてほしい」と来場を呼びかけている。午前10時〜午後5時。月曜(祝日の場合は翌日)と12月28日〜1月4日は休館。入場料は一般300円。高校・大学生200円。中学生以下無料。

(dr)


(2016/12/24) きょうから古代ギリシャ展 神戸市立博物館

 古代ギリシャの神秘的な文化に迫る特別展「古代ギリシャ 時空を超えた旅」が23日、神戸市中央区の市立博物館で始まった。金の装飾品やオリンピアンの石像など、紀元前6500年ごろから7千年間にわたる歴史が生み出した325点を展示する。来年4月2日まで。

 西洋文化の祖とも称されるギリシャでは、洗練された文明が次々と花開いた。特別展の作品はギリシャ国内の40カ所以上の博物館群から集められ、約9割が日本初公開だ。

 宗教儀式の祭具として使われたとされる石の酒杯「牛頭形リュトン」や、追放すべき政治家を投票で選ぶ際に使われた「テミストクレスの名前が書かれたオストラコン(陶片)」など、高度な文明を象徴するコレクションが並ぶ。

 ログイン前の続き2人の男性が拳に革ひもを巻き付け、裸体で闘う姿を描いた陶器「赤像式パナテナイア小型アンフォラ ボクシング」など、古代オリンピックゆかりの作品もある。

 川野憲一学芸員は「多くのコレクションが集まる貴重な機会。人類の美と神秘がつまった旅を楽しんでほしい」と話す。

 午前9時半〜午後5時半(土曜は午後7時まで)。一般1500円、大学・高校生1100円、小中学生600円。詳しい問い合わせは市立博物館(TEL 078ー391ー0035)。

(mv)


(2016/12/17) 専用端末で防災無線放送 芦屋市とジェイコム連携

 芦屋市とケーブルテレビ「J:COM(ジェイコム)チャンネル」の運営会社ジェイコムウエスト(大阪市中央区)は来年1月1日から、市の防災行政無線を同社の専用端末を通じて各家庭で放送するサービスを始める。

 各小学校などに配備された防災行政無線は市民から「聞き取りにくい」などの声が多く、災害時に各家庭にどう伝えるかが課題となっていた。

 専用端末は、FMラジオの機能を搭載した各家庭に取り付けるタイプで、気象庁の緊急地震速報のほか、市が防災行政無線で流す避難準備情報や避難勧告などを放送する。緊急放送時は赤く点滅するといい、すでに同市内では85世帯(11月末現在)が契約済みという。

 同社は2008年から、この端末を活用したサービスを展開。9日には同社と市が市役所で覚書を締結した。行政との連携は県内では神戸市に次いで2例目という。

 芦屋市防災安全課は「ラジオや無線が聞こえないエリアでも、端末を使って正確に情報を受け取ってもらいたい」としている。

 端末の取り付け費用は無料。月額利用料も1年間無料。同社のフリーダイヤルは TEL 0120ー999ー000。

(dr)


(2016/12/16) イタリア料理コンテストで日本一 芦屋のシェフ大島さん

 在日イタリア商工会議所が毎年開催し、イタリア料理の腕を競うコンテストが11月に東京都内であり、芦屋市船戸町の「BOTTEGA BLUE(ボッテガ ブルー)」のシェフ大島隆司さん(41歳)が最優秀賞に輝いた。和の要素を取り入れた独創的なパスタが評価された。

 全国から若手を中心に30人の応募があり、書類審査を経て決勝に残った8人が、東京都港区の会場でしのぎを削った。今年で7回目のコンテストだが、関西のシェフが最優秀賞を獲得するのは今回が初めて。大島さんの料理は日本人向けにあっさりとした味に仕上げたものが多く、食材も自然食品にこだわる。

 料理の基礎は20代。本場イタリアで勉強した。「いろんな地域でいろんなシェフに学びたい」と、ミシュラン三つ星レストランなど、5都市計6店舗で3年にわたって修業を積んだ。

 帰国後の2010年、妻でチョークアーティストの淑好(よしこ)さん(40歳)と2人で芦屋に店を構えた。初心を忘れないようにと、店名にはイタリア語で「未熟な工房」の意味を込めた。看板もかわいいチョークアートで描くなど、店内は温かい雰囲気で包まれている。

 決勝は前菜とパスタ1品ずつを調理する50分勝負。アマダイのうろこを焼いた前菜に、イタリア南部シチリア地方特有のパスタを日本風にアレンジした創作料理を仕上げた。

 前菜のソースにはワインではなく日本酒をベースにし、バジルの代わりにニラをペーストしたソースを使った。その結果、創造性と手際の良さなどの技術面が評価され、見事優勝。料理評論家ら11人でつくる審査団も「イタリア料理と日本の食材をうまく一皿に表現した」と絶賛した。

 パスタはしばらくの間、特別メニューとして「BOTTEGA BLUE」で提供する(1800円)。大島さんは「受賞をきっかけに芦屋に足を運んで、いろんなお客さんに本格的なイタリアンを楽しんでほしい」と話している。同店はTEL 0797ー35ー7555。

(la)


(2016/12/12) 大坂冬の陣直前、尼崎の戦を紹介 企画展開催中

 今から約400年前に徳川家と豊臣家が激突した大坂の陣。その前哨戦ともいうべき武力衝突が実は尼崎で勃発していた。そんな当時の情勢を紹介する企画展「大坂の陣と尼崎」が尼崎市立文化財収蔵庫で開かれている。25日まで。

 大坂の陣は1614年の冬の陣で火ぶたが切られ、翌年の夏の陣で大坂城が落城、豊臣家は滅んだ。

 尼崎市教委によると、当時の尼崎は豊臣家の家臣だった建部氏が治めていたが、大坂の陣では徳川方に味方した。さらに冬の陣が本格的に始まる直前の10月、同じく豊臣方から徳川方に転じた片桐且元配下の軍勢が尼崎に進軍。だが、建部氏とうまく連携できず、豊臣方に撃破された。徳川家康らが大坂に到着する約1カ月前の出来事だったという。

 ログイン前の続き企画展では、そんな前哨戦の経緯が記された文献や絵図を中心に約40点の資料を展示。楞野(かどの)一裕学芸員は「当時の尼崎は水上交通の要衝で、徳川方も海路で堺へ軍を送ることを狙っていた。NHKの大河ドラマでは描かれなかったが、実はこんな戦いが尼崎であったんです」と話している。

 無料。月曜休館。問い合わせは文化財収蔵庫(TEL 06ー6489ー9801)まで。

(rj)


(2016/12/11) 芦屋にケアローソンがオープン コンビニに介護相談窓口など併設

 コンビニ大手ローソン(東京)と介護事業者が提携し、店内に介護相談窓口などを併設した県内初の「ケア(介護)ローソン」が9日、芦屋市新浜町でオープンした。日中は介護施設の職員が相談員として常駐するほか、品ぞろえも介護用品などを強化。

 高齢化や健康意識の高まりを受け、ローソンは昨年からケアローソンを各地で展開。同社としては埼玉県や大阪府、福岡県などに続き、全国で8番目の開店となる。芦屋市の店舗では、「地域に密着した介護のプロにお任せしたい」と県内で高齢者福祉施設や在宅福祉サービスなど多数の介護事業を手がける社会福祉法人「きらくえん」(尼崎市長洲西通)と提携した。

 広さ約240平方メートルの店内は、壁に手すりを設けたり、冷蔵庫の扉をなくしたりするなどバリアフリーに配慮。介護相談窓口では、ケアマネジャーなど介護資格を持つ同法人の職員が午前9時半から午後5時まで無料で対応する。同法人が運営する「喜楽苑」の小林浩司施設長も「住み慣れた地域で健やかに暮らせるようにする『地域包括ケア』は、介護事業者だけでは行えない。この店舗を一体となって運営し、モデルにしたい」と話した。介護相談窓口は年末年始を除く午前9時半〜午後5時。土、日、祝日もオープン。無料。

 また、血圧計やテレビを備えたサロンには10席を用意。体操教室やクリスマス会などのイベントを企画し、地域の交流の場を目指している。

 コンビニで扱う商品も、高齢者やその家族のニーズに対応。店内には、通常の商品約3300種類に加え、高齢者向けのやわらかいレトルト食品やつえ、おむつを替える時に使う手袋など一般のローソンにはない介護関連商品を約200種類取りそろえた。ローソンの担当者は「介護をする家族が、介護食品だけでなく自分の食事も一緒に買えることが大きな特徴」と話す。

   

(rt) 


(2016/12/07) 外国人に学びの場10年 こくさいひろば芦屋

 日本に住む様々な国籍の子どもらが学ぶ、芦屋市の「こくさいひろば芦屋」が、設立10周年を迎えた。1家族2000円の年会費で大人でも気軽に参加でき、これまでに20数か国の200人以上が日本語などを教わった。先月20日に記念式典があり、会員やOBらが祝福。元高校教諭の辻本久夫代表(68歳)は、「多くの人たちが日本で幸せに暮らせるよう、指導を続けていきたい」と話す。

 「ひろば」は、2006年9月に設立。親の仕事の関係などで来日し、日本語を話せない子らが増える中、市立潮見小の教室などを借りて放課後、辻本代表はボランティアらと指導を始めた。OBの国籍はペルーやブラジル、中国などが多いという。

 現在は市立浜風小で、通常は週に1〜3回指導。中.高生向けの夜間教室や、夏休み勉強教室、未就学児にあいさつなどを教えるプレスクールも開く。大人を含めて約40人が訪れ、学生には日本語を教えるだけでなく、学校の授業で分からない教科のサポートも行う。

 昨年からは、寄付を元手に基金を設立。日本語能力試験や英語検定、各種資格試験の合格者に受験料などを支給している。辻本代表は「行政とも連携しながら、キャリアァッブを目指した指導を継続し、OBらが教える立場で戻ってくるような場所になれば」と話している。

「人生変わった」記念式典でOB
 10周年の記念式典は芦屋市内であり、約150人が参加。OBらが思い出を語る座談会や、会員の子どもらによる寸劇やダンスなどがあった。OBらは座談会で、「自分の気持ちが伝えられず、学校では絵を描くばかりだった。ひろばに来て人生が変わった」(シンガポール出身の女性)、「母国にいた時のような、華やかなクリスマスパーティーが楽しかった」(フランス出身の女性)などと振り返った。

 会員の中学生グループは、アニメ「ルパン三世」をモチーフにした寸劇を披露。宝物を盗みに来たルパンに、生徒らが「宝物は、この場所で勉強ができること」と告げ、会場は大きな拍手に包まれた。演出を考えた、母がロシア人の市立潮見中3年アストレイコ龍仁君(15歳)は「ここで学び、支えてくれた人たちのおかげで多くの友達ができた。将来は、苦労した親に孝行したい」と話した。

(ew)


(2016/12/05) 白銀の季節到来 六甲山人工スキー場オープン

神戸市灘区の人工スキー場「六甲山スノーパーク」(標高約850メートル)が3日、今季の営業を始め、家族連れらが初滑りを楽しんだ。

 昨季までは1本のゲレンデで開業し、その後、2本を整備してきた。今季はこれまでの2.4倍の量(1日240トン)の人工雪を造ることができる機材を導入し、2本同時にオープンを迎えた。営業は来年4月までの予定で、約13万人の利用を見込んでいる。

 午前9時の気温は平年よりやや暖かい5.5度。3年前から家族で来ている同市北区の幼稚園児・Kちゃん(6歳)は「この日をずっと楽しみにしていた。気持ちいい」と話し、元気に滑っていた。

(dr)