インフルエンザ関連緊急情報

(2012/01/01〜     )        

更新日 緊 急 情 報 内 容
2012/02/18 インフル出席停止「発症から5日」に 文科省方針
2012/02/04 兵庫県内患者数「警報レベル」超す
2012/02/03 インフル集団感染、高齢の患者2人死亡 甲府の病院
2012/01/31 インフル、57人集団感染で2人死亡 茨城・取手の病院
2012/01/30 インフルエンザ猛威 前週の3倍 厳寒・乾燥で拍車





(2012/02/18) インフル出席停止「発症から5日」に 文科省方針

 小中高生や大学生がインフルエンザを発症した際の学校の出席停止期間について、文部科学省は現行基準の「解熱後2日間」から「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日間」に改める方針を決めた。タミフルやリレンザなど抗インフル薬の普及で解熱が早くなり、感染力が残ったまま登校するケースが増えているためという。

 発症後5日を過ぎれば、ウイルスがほとんど検出されなくなるという研究報告を踏まえた。幼稚園児は「発症後5日を経過し、かつ解熱した後3日間」とする。

 また、おたふくかぜ、百日ぜきについては、症状などによって出席停止期間を細かく規定するよう見直す。

(nw)


(2012/02/04) 兵庫県内患者数「警報レベル」超す

 兵庫県は2日、県内のインフルエンザの流行が「警報レベル」を超えたと発表した。先月29日までの1週間で、県内で定点調査する病院などの医療機関(全199カ所)1カ所あたりの患者数が38.62人と、「警報レベル」の30人を超えた。今年に入り患者数が全国平均を上回るペースで急増していることから、県は感染予防策の徹底などを呼びかけている。

 県疾病対策課によると、患者数は計7686人で調査対象の全機関から報告があった。前の週(先月16日〜22日)は1カ所あたり26.41人(報告数5255人)、その前の週(先月9日〜15日)は8.37人(同1665人)だったが、患者数が急激に増えた。前の週の患者数は全国平均(22.73人)を3.68人上回った。

 健康福祉事務所や保健所の管内別でみると、尼崎市が1カ所あたり61.73人(報告数926人)と最多で、伊丹58.08人(同697人)、加古川50.86人(同712人)、朝来49.33人(同148人)、神戸市39.25人(同1884人)、明石36.00人(同396人)、洲本35.75人(同286人)、姫路市33.05人(同628人)など。最少は丹波の9.67人(同58人)で芦屋、龍野、赤穂、中播磨、豊岡などは警報レベルに達していない。

 これまで多く検出されているのはA香港型だが、B型もみられるようになったという。県疾病対策課は、手洗いやうがいなどで感染予防策を徹底する、急な発熱や咳などインフルエンザの症状が現れたらマスクを着用し医療機関を受診する、などの対策を勧めている。

(rq)


(2012/02/03) インフル集団感染、高齢の患者2人死亡 甲府の病院

 甲府市城東4丁目の私立城東病院(藤巻信也院長)は2日、患者や職員ら計36人がインフルエンザに院内で集団感染し、入院していた高齢者2人が死亡した、と発表した。

 同病院によると、1月27日から、73〜102歳の入院患者26人と、30〜55歳の職員10人が発熱などの症状を訴えた。簡易検査の結果、インフルエンザA型に感染していることが判明。90代の女性患者が30日に、80代の男性患者が31日にいずれも肺炎で亡くなった。ほかに3人の入院患者が重症という。現在、231人が入院している。

(wg)


(2012/01/31) インフル、57人集団感染で2人死亡 茨城・取手の病院

 茨城県取手市の取手北相馬保健医療センター医師会病院は28日、入院患者と職員計57人がインフルエンザに集団感染し、このうち入院していた90代の男女2人が死亡した、と発表した。

 病院によると、今月20日に看護師1人の感染を確認。その後、増加して入院患者25人、職員32人にのぼった。職員1人がA型で、他の56人はB型。

 死亡した2人はいずれも昨年12月から肺炎で同じ病棟に入院していた。23日から24日にかけてB型の陽性反応が出た。男性が25日に心不全の悪化で、女性は26日に肺炎で、それぞれ死亡したという。

(ph)


(2012/01/30) インフルエンザ猛威 前週の3倍 厳寒・乾燥で拍車

 国立感染症研究所は27日、16日から22日までの1週間で、全国に約5千ある調査対象医療機関から報告のあったインフルエンザの患者数は1医療機関あたり、22.73人で、前週(7.33人)の約3倍となった。

 大きな流行の発生、継続が疑われることを示す「警報」レベル(30人)を超えている保健所地域は、141カ所(33府県)、今後4週間以内に大きな流行が発生する「注意報」レベル(10人)のみを超えている保健所地域も262カ所(44都道府県)となっており、厚生労働省で注意を呼びかけている。

 感染研は、この1週間で全国の医療機関を受診した患者数は約111万人と推計。世代別でみると、最も多いのが、5〜9歳の約31万人(27.9%)。10〜14歳が約20万人(18%)、0〜4歳が約17万人(15.3%)、30代が約10万人(9%)、60歳以上が約9万人(8.1%)、20代、40代がそれぞれ約7万人(6.3%)となっている。

 これまでに検出されたウイルスは、A香港型(AH3亜型)が最も多く、約9割。B型も検出されている。

 近年の流行例こ比べ、今季のA香港型は高齢者の発病の割合が高く、60歳以上の患者数の割合は8.1%と昨季の同時期の4%から倍増している。高齢者や基礎疾患を持っている人は重症化しやすいため、感染研では「高齢者施設などでの集団発生に注意が必要だ」と話している。

 都道府県別でみると、最も多かったのが福井県で59.88人。次いで、高知県59.31人、三重県52.17人、岐阜県49.79人と続く。

 増加が止まらないインフルエンザの感染者数。特に太平洋側や東海、四国地方で目立ち、関西でも猛威が止まらない。

 患者の多い地域に共通しているのが、空気の乾燥や厳しい寒さ。気象庁によると1医療機関当たり59.31人の高知県では、26日までの30日間の降水量が高知市で平年比57%。また最も多い59.88人の福井県は大雪の影響で降水量こそ例年並みだが、26日までの30日間の平均気温は福井市で平年に比べ0.7度低い。

 関西でも、和歌山県で1医療機関あたりの患者数(16〜22日)が「警報」レベルの30人を超えたほか、滋賀県も「警報」を発令。他の府県も「警報」スレスレにまで激増中だ。

 1医療機関あたりの患者数は、警報レベルの和歌山県が41.2人。滋賀県は27.4人だが、県内全7保健所のうち4保健所管内で30人を超え、4保健所の人口の合計が県全体の人口の30%を超えるという県の基準を満たしており警報を発令している。

 他の府県も大阪府の29.60人をはレ.め、京都府26.47人、兵庫県26.41人、奈良県24.91人と前の週から急増した。感染研は「せきやくしゃみなどの飛沫感染を防ぐためにマスクを着用し、接触感染対策としては、手洗いをしっかり行ってほしい」と訴えている。

(ue)