ぞんび
 
りたーん
 

 
ゾンビ(原題 DAWN OF THE DEAD)
 
 ガキの頃、1俺は血が出てくる映画が恐くて見れなかった。
 「狼男アメリカン」が恐くて夜、トイレに行けなかった。
 「エイリアン」の”おなかから今日は”のシーンは座布団をかぶっていた。
 「ゾンビ」は小学生のとき見た予告編が恐ろしくて、見ようとも思わなかった。
  そんなガキだったから、俺という人間は「小さな恋のメロディー」のような
  美しひ映画を見てほろほろと感涙の涙を流すようになるんだろう・・・
  と信じていた。
 そんな俺が高校生になったある日、友人宅でビデオ見ながら皆で飯を食おうという話になった。
 で、焼き肉やらおにぎりやら甘い卵焼きやらを食いながら見た映画は・・・「ゾンビ」(笑)
 恐いもの、なくなるわな。(笑)
 で、その後色々スプラッタ映画を見たんだが、「ゾンビ」は別格だった。
  「13日の金曜日」等の映画は表面のインパクトを優先した映画だったが、
 「ゾンビ」はストーリーを優先した映画だった。
 そして、ユーロプログレバンドの「GOBLIN」が演奏するBGMが印象的だった。
  設定は適当なところがあるし、古い映画だから絵も今見るとつらいものがあるけど、
 ストーリーがいい。
 今でも見るし、今でも俺の中でベスト3に残る映画。
 


 
 りたーん