悪魔のゲームです。
私の人生を徹底的に破壊したゲームでございます。
このゲームとの出会いが無ければ、
プレステを買うこともなく、
サターンを買うこともなく、
同人誌を買いあさることもなく、
今ごろは田園調布に家を建てていたことでございましょう。
・・・この古いギャグ、ご理解いただけますか?出会いは3年ほど前までさかのぼります。
まだ、PCエンジン版しか発売されていなかった頃です。
初めての出会いは私が毎週、通っていたI氏の家でした。
I氏にはよく、飯を作っていただきました。
まさに、通い夫状態。
I氏は私以外にも通い夫を飼っておりまして、
遊びに行ったとき、ちょうどそのゲームを他の通い夫がプレイしていたのです。
当時、硬派を売り(?)にしていた私は特に関心を寄せることはありませんでした。
やってみない?と誘われましたがその時はお断りしたのです。そして、運命の再会。
ある飲み会の後、A友人が私を誘いました。
「今日、うちの寮に泊ってかない?K氏も来るよ。」
私は許諾しました。
そして、A氏の部屋で3人はちびちびと酒を飲んでいたのです。
頃合いを計ったかのようにA氏は言いました。
「クリフさん、ときめも、やってみない?」
私は酔っていたのでしょう。
「うん、い〜よ〜」
ついに手を出してしまったのです!!ゲーム内の私は必死でした。
一生懸命、勉強して、運動して、良い男になって、
気に入らないお嬢様達の機嫌を取りました。
全てはあのお方の為に。
どんなに気に入らなかろうが、
ぶち殺してやりたくなろうが、
あの方の為ならばと思い、
私はがんばりました。
しかし、だめだったのです。
あのお方の眼に私の姿は映らなかったのです・・・
私は切れました。
「っざっけんなよ、何で気に入らね〜女にまで
おべっか使わなきゃなんね〜んだよ!!
あんたなんかプ〜!!」
私はプリプリと怒り腐って家に帰りました。後日、A氏とK氏は語ってくれました。
あの晩、誘ったのは私をときめもにはめるための罠だった、と。
そして、その作戦は失敗に終わったかに見えた・・・とも。ときめも初プレイから2日目。
何か、胸に引っかかる物がありました。
3日目。
私には何が胸に引っかかっているか、わかっていました。
でも、認めたくありませんでした。
それは今までの人生、全てを否定することにつながるのです。
4日目。
もう、限界でした。
これ以上、己の心に嘘をつくことが出来ません。
たまらず、A氏に電話しました。
「今週末、『ときめも』しに行ってもいい?」
・・・私はどうしても、あのお方に・・・
そう、「きよぴ〜」に会いたかったのです・・・(爆)そこからはもう、冒頭にも書いたように、転がりまくりました。
坂道を転がる石のごとく。
街を歩いていても「ときめき」、「メモリアル」等の言葉に反応してしまうあり様。
ここまで、奇麗にはまるとは罠を仕掛けた張本人達も思っていなかったようです。
K氏は言いました。
「もともと素質があったんだよ。」
今となっては否定する術もありません。重ね重ね申しますが、「ときめも」は悪魔のゲームです。
一度、その魔力に捕まると、
逃げ出すことは不可能です。
努々、お忘れなきように・・・