福島ってどうよ? りたーん ちゅう訳で
行ってきたよ
福島へ。
(5.7.5)話はちょっと前に遡る。
毎年、秋頃に幕張メッセで「電気のふるさと自慢市」なるイベントが開かれる。
各電力会社が主催するイベントで、
発電所のある地域から人々が特産品を持って集まり
販売したり、食事コーナーがあったり、踊ったり、歌ったり、弾いたり、踏んだり、蹴ったり、殴ったりする、結構大きなお祭りだ。(一部うそ)
北は北海道から、南は沖縄まで様々な土地の特産品を一挙に入手できる良いイベントなのさ。
一昨年、小さな地ビール祭に行った折、偶然見つけたイベントなのだが、
見事にはまり、昨年は開始時間を調べて朝一から入場した。
まだまだ人もまばらで、好きなように会場をうろつき回り、
買い物して、食べ歩いた。
昼近くになり、「うそん!!」って位、人が込んできた頃、
ある「そば」を食べた。
「山都(やまと)そば」である。たまたま銭湯で見たTVで紹介されていたそばだ。
グルメ番組じゃなく、「山村の今」みたいな番組で
福島の小さな町「山都」を紹介していた。
位置的には会津若松や喜多方の近くの山の中。
なんでも山都では地元で取れるそばで町おこしをしていて、
特に宮古(みやこ)という所では農家がそばを自分たちで打ち、
予約客に振舞っている云々・・・との事だった。
あ、うまそうだな〜と思っていた矢先の出会いである。
(ま、大抵こういうのを見つけるのは嫁さんである。)嫁さんは期待していたが、
俺は大して期待せずに食べる。
「ん?・・・ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
思わずまじで笑っちゃった。
なんだ、このそばは!!
美味いぞ!!
そばの味なんだけど、今まで知らなかったそばの味。
更科とも二八とも田舎そばとも違う。
美味い。
美味いじょ〜!!
ブリタイ曰く、ぷろとかるちゃーである。・・・そんな訳で、一度山都へ行こう、という事になったのだ。
が!!山都は福島の山奥で結構、遠い。
そして俺様はめんどくさがりーたである。
度重なる嫁さんの「行こうよ攻撃」に
「めんどくさいバリア」で半年近く対抗していたのだが、
ついに仕事が暇になったこの4月(しかもGW一週間前)に行くことにしたのだ。主な目的は以下の通り。
・山都にいってそばを食べる。
・山都の奥に宮古という町(村?)があって、そこの農家でそばを食べる。
・会津若松の料理旅館で美味いものを食べる。
・美味い味噌を買ってくる。
・喜多方で喜多方ラーメンを食べる。
相変わらず、食うことしか考えていない。(笑)そんな訳で朝っぱら早くから東北新幹線に乗って一時間半程で郡山へ。
郡山から単線で1時間ほどかけて会津若松へ。
そこから嫁さんの運転するレンタカーで小一時間かけて
ようやく山都へ到着。
「・・・なんもね〜!!なんもね〜!!(やまびこ)」
ほんと、田舎町である。
かつては林業で栄えたらしいが、
衰退していき今はそばで村おこしを・・・と言うことらしい。
(この町の博物館で知ったのだ。
ちなみに山都の町自体は小さいが、土地は広い。)で、自慢市でGETした「山都ガイド」で目をつけていた僑邑という蕎麦屋に行き、
俺はざるそばを、嫁さんは高遠そばを頼む。
高遠そばとはつゆの代わりに大根の卸汁でいただくのだ。
さて、お味は・・・
美味〜!!
美味いよ、まま〜!!
自慢市で食べたそばより洗練されてておいしいよ〜!!
とうちゃん、うれしくて涙が出てくらぁ!!
高遠そばもサラダみたいにさっぱりしていておいしかった。
思わず、もう一枚!!、と行きたい所だが、
これから宮古に行ってまた食べねばならぬのだ。
我慢我慢。前述の博物館を見学して(それくらいしか行くところがない)、
車を止めた駅に戻るとSLが停まっていた。
会津磐梯号とか言うらしい。
鉄ちゃんがたくさんいて、写真を取っていた。
中には不届きものもいるらしく、近くの民家には
「敷地に勝手に入るな」の張り紙がしてあった。
なんだかにゃぁ。山都から狭い山道を30分ほど行くと宮古があった。
民家が10数件程で構成されている小さな小さな町(村?)。
予約していた農家に行くと、
「んあ〜?予約してあったっけ?間違いじゃないけ?」(こんな言い方はしない)とか言われてしまった。
ショ〜ック!!
俺様、すぐ臍曲げるから嫁さん気を使う使う。(笑)
「30分くらいで出来るから待っててや〜」(こんな言い方はしない)
と言われたので、素直に待つことにした。
中に入っててと言われたが、町(村?)を歩いて回る事にした。
カロリー消費しないとね。
小さな木造の小学校があったり、犬にほえられたり、山道登ったり。
なんちゅうか、趣があった。
ある意味、昔の小樽の一部分を思い出してしまったよ。
あっという間に30分が過ぎ、再び農家へ。
準備できたらしいが・・・不安だ・・・ここのそばはちょっとしたコースになっており、
最初に漬物withもろみ味噌と刺身こんにゃくwith葉わさび漬けが出てきた。
おっちゃんがそば担当らしく、おばちゃんが持ってきた。
「この漬物や葉わさび漬け、うちで作ったん。食べてみてや〜」(こんな言い方はしない)
は〜い。
どんなんだろ?どきどきしながら食べてみた。
はぁ・・・
美味い・・・
美味いよ・・・
漬物自体ももろみ味噌も美味いよ。
どんぶり一杯ぼりぼり食べたいよ。
嫁さんはさしみこんにゃくwith葉わさび漬けがいたく気に入ったようだ。
ぷるんぷるんしたこんにゃくに程よい辛さが美味かった。
そしてそば。
そばはおわんで3杯出てきて
みずだけで食べる水そばで一杯、
つゆで二杯となっている。
かなりボリュームあり。
水そばは素朴なそばの味が楽しめる。
俺はあんまり好かなかったが、嫁さんはえらく気に入ったようだ。
で、問題はつゆで食べた時である。
めちゃくちゃおいしいのじゃ〜じゃ〜じゃ〜
先述の僑邑と違い、洗練された味ではないが、
つゆが鬼のように美味いのじゃ〜(どういう意味じゃ?)
いったい、どうやったらこんな出汁がでるのじゃ〜?
もらって帰りたくなった。
その後、おっちゃん、おばちゃんとちょろちょろとお話。
おっちゃんの息子さんが会津若松で蕎麦屋をやっているとの情報を得る。
さらにおっちゃんの名刺ももらう。
クリフは蕎麦屋の情報をGETした!!(ちろりーん)
おっちゃんの名刺をGETした!!(ちろりーん)
フラグ立て、成功である。
さすがに大量に食べたのでおかわりは出来なかったが、
満足して出る。
いや〜短気起こさなくて良かった良かった。(笑)
嫁「漬物頼んで送ってもらおうか!!」
さすがにそれは迷惑だろうよ・・・
ほんと、美味かったよ。そして会津若松へと帰路に着く。
会津若松は中途半端な都市と感じた。
観光にも都市としても特化していなくて
う〜ん・・・
で、料理旅館に着いたのだが・・・
俗に言う失敗という奴である。(笑)
ここは客が囲炉裏を囲んで一緒に食事をするのだが、
価値観の合わない連中の話を聞かされるのは勘弁してほしかった。
下世話な話は身内のときだけにしてくれよ。
店も客の多さにオペレーションがついてこず、散々であった。
献立も何もぶち壊しである。
料理もなんちゅうか・・・
どんよりと寝る。
でも朝食だけは美味かったからよしとするか。
今回は偶々、日が悪かっただけだろう。
もう行かないけど。ちょっくら観光も、ということで鶴ヶ城へ行く。
結構広い公園になっており、風は強いが天気もよく、
桜にも間に合い、松平健が出てきそうでいい感じだった。
天守閣に上って「高いの怖い〜」事を思い出したり、
城壁に上ったり、お抹茶とお菓子を頂いたり、
楽しかった。
後、敷地内の数箇所で無名アイドルの撮影会が行われており、
「いかにも」な連中がぱしゃぱしゃやっていた。
なんだかにゃぁ。(笑)その後、レンタちゃりの存在を知り、
ちゃりでおっちゃんの息子さんの蕎麦屋へ行く。
普通のざるの他に山菜のてんぷらも頼む。
言うまでもなく美味かった。
ここも汁が良い。味噌等の販売で有名な店に行く。
嫁さんが図書館でおかず味噌の本を借りてはまった為だ。
なんとしても美味しい味噌を見つけねばなるまい。
・・・単なるちーぷなお土産屋に過ぎなかったのでそっこー出る。午後からは喜多方へ向かう。
さすが蔵の町、というだけあって蔵だらけ。(笑)
・・・なんだけど、あんまりインパクトは無かった。
観光地としてはいまいち活気にかけてると思ふ。
さて、これから数十あるラーメン屋から、一軒を選ぶのである。
大変なこと、この上ない。
またしてもレンタちゃりでラーメン屋・・・の前に
有名な味噌屋に行く。
この店はちゃんと味噌の試食も出来る、まっとうな店だった。
味噌もちも食べれてよかったよう。
味噌ともろみ味噌を買う。
(後日、もろみ味噌はきゅうりの友としてあっという間になくなった。
味噌も美味かった。注文表が付いているので頼むことになるだろう。)ラーメン食べる前にふと目にとまった、地主さんの公開屋敷に入ってみる。
すごかった。
色々ハイカラな物が展示されていた。
建物はお殿様の部屋みたいな内装なのだが、色彩が抑えられていて
いい感じなのだ。
そこに松平健(またかよ)がいてもおかしくなかろう。
「成敗!!」
最近は己の手を汚さなくなったのう、松平健。
(というか、吉宗公か。)
なかなか良い目の保養だった。ラーメン屋はあっさり決めた。
上海ちゅー店。
俺様、やっぱりめんどくさがりーた。
ちゃりで走り回って疲れたせいもあるんだけどね。
こじんまりとした、感じの良い店で、
醤油はあまり好きじゃないが、
麺とスープが調和していて美味しかった。
チャーシューも良かった。
はぱさぱさせずに、しっとり、そして味が程よく染み込んでいて美味かった。後は会津若松に戻って帰るだけ。
今回、名古屋ほど全てが美味しいとは行かなかったが、
山都と宮古のそば(&漬物)は実に素晴らしかった。
出来れば今年の秋、または来年の春にでも行きたいところである。
取りあえず、次の旅行は8,9月あたりに名古屋かな。
イルカを見にいくのじゃ!!皆の衆も「電気のふるさと自慢市」でぜひ、
山都そばを食べてみてもらいたいものである。
そして笑ってくれ。余談
俺様、札幌そごうの上にあった「霧の下」という蕎麦屋が大のお気に入りだったんだけど、そごうはつぶれちゃったんだよね?
誰かあの店、何処に移転したか知らんかえ?
教えてたも〜
完 りたーん