りたーん
4月4日〜6月30日
HELL AWAITS
新しい戦場に後方支援として配置される。
しかし、戦場は著しい消耗戦と化しており、その日の内に銃を取る事になった。
しかも、新たに5人の兵が追加される。
先が思いやられた。
翌日。
気がつけば俺は最前線に立っていた。(笑)
もう、撃ちまくりである。
初めて使う銃を手に持って、下調べのすんでいない戦場を駆け抜ける事になった。
俺達は皆、戦った。
目的すらはっきりとしない戦いを、初めての銃で良く戦った。
徹夜の連続。
そして、なんとか第一波を乗り切った。
「とうちゃん、俺はやったぜ!!」
後は第二波を乗り切るだけだ。
俺達の士気は最高潮だった。
しかし、いきなり事態は急変する。
上官が違う銃で戦えと言い出したのだ。
原因は助っ人に連れてきた傭兵チームが「この銃を使え」とごり押しして来て
上官はまんまと丸め込まれたのだ。
今の銃なら第二波を乗り切る自信があった。
第一波で奪った陣地を使えるからだ。
しかし、また違う銃ではその銃に合わせて一から陣地を作らなければならない。
しかも、その銃を使ったからといって、上手く戦える保証はどこにもないのだ。
俺達「納得できません!!
今なら、このままで第二波を乗り切れるんですよ!!」
上官「いや、その銃だから苦労したんだ。
この銃で戦った方が苦労しないと、その道のプロである傭兵達が言っている。」
俺達「しかし、その傭兵達は実際戦う訳ではなく、
曖昧な戦術サポートだけでしょう?」
上官「そうだが・・・それでもこの銃で戦ってもらいたい!!」
会議は夜中まで続いた。
結局、上官の決定は覆らなかった。
俺達はようやくなれてきた銃を手放し、他の銃を使う事になった。
やりきれない想いだった。
悔しかった。
涙を流す者もいた。
それでも俺達は戦わねばならなかった。
俺達は兵士なのだから。
翌日より、入れ替わった銃の準備を始めた。
タイトなスケジュールを更に切りつめてやりくりする事になった。
俺達の目は死んだ魚のそれと同じだった。
そして数日後、また状況が変った。
今度は前の銃で戦う事になった。
スポンサーが前の銃で戦う事を要望したからだ。
もともとスポンサーは前の銃以外で戦う事を望んではいなかったのだ。
俺達はあきれた。
ただただ、あきれた。
同僚が上官に言った。
「もう、皆やる気ないっすよ。」
俺達の目にもう光りは戻らなかった。
(ごり押ししてきた傭兵達は「こんなんじゃ駄目だね!!」捨てぜりふを残して去っていった。
が・・後日、その傭兵達の戦場が火を噴いていると聞いた。
・・・そっちも駄目じゃん。)
無駄に過ごした数日間をうめるべく、大量の人員補給があった。
外人部隊も導入された。
よく上層部は期間の短い仕事を終わらせる為に、人員の大量導入を行う。
その大量の人員を運用する為に、一番戦える人間の時間が割かれる。
大抵の場合、時間的に新たな人員が使い物になる前にタイムリミットが来る。
結果的に戦闘能力の低下を引き起こす。
しかも外人部隊の導入により、コミュニケーションの問題も発生するのだ。
頭が痛かった。
(俺は使えそうな人間一人を残して、全て要らないと突っぱねたが。
結果は言うまでもない。)
が、なんとか俺達は戦いを終えた。
大量の血を流しながら。
正直、大量の地雷がまだ埋まっている気もするが、とにかく終わったのだ。(笑)
色々と問題も起したし、様々な部門と喧嘩したため、
スポンサーより「戦場を新しい部隊にに引き継ぎ、現部隊は全員6月末で任務終了」との
命令が下った。
残り少ない時間を地雷処理に費やす事にした。
が、また事態が急変する。
突如、スポンサーが「兵を残せ」と言い出してきた。
「何かあった時に困る。」と。
当たり前といえば当たり前だが、言ってきたのは任務終了4日前である。
既にほとんどの兵は引き払っていた。
そして今いる残りの兵達も残るつもりは無かった。
結局、上官達非戦闘員が残った。
はたして、意味があるのだろうか・・・
俺は6月末でこの戦場を後にした。
なんとも苦い想いだけが、俺の中に残った・・・
とかなんとか言いながら、結構楽しく仕事していたよ。(笑)
JAVAは始めてだったけど、なかなか面白い言語だしね。
後は何といっても、集まったメンバーが面白かった。
仕事中、よく馬鹿話していたもんだ。
馬鹿話は重要。
馬鹿話がなけりゃ、きっとストレスで死人が出てたね。
でも、周りから見たら狂人の集まりだったかもなぁ。(笑)
別会社から先に参戦していた同僚の子供(5歳)が英語の勉強をしているそうな。
ある時、家で本を読んでて「アップル」と言ったらその子が
「NO!!エァポゥル」
と大声で怒られたそうな。
何か、英語を日本語発音する度に「NO!!」と怒られるらしい。(笑)
それを聞いた俺達は皆でエセ英語発音。
(もっとも、俺とその同僚だけだった気もするが。(笑))
ウンコ話もよくしたよ。
最初、上記の同僚が「ここの人、下ネタ話さないね。」といった事に対して
俺が「セーブしてるだけっすよ。」といった事から、ウンコ話が始まった。
その後、大量動員された中の一人で、「しゃべらなきゃ可愛いおねーちゃん」も話に加わって
すごい事になってた。(笑)
内容はいつかどこかで話そう。
他にも大学当時、女子高生に300円かつあげされた男とか色々いたなぁ。
まぁ、楽しい職場だったざますよ。
反面、家にほとんど帰る事が出来なくなって、嫁さんには迷惑かけたね。
色々すったもんだもあったりしたし。
そんなこんなで一泊二日で名古屋旅行に行く。
これがまた食い物が美味しくて、名古屋に移住しようかとも考えたね。
そして健康診断。
・脂肪肝 ・・・・・・・まぁフォアグラやね。
・肝機能障害 ・・・ちょい、まぢいね。
・副 脾あり・・・・・・なんでも、数十人に一人しか持たない、意味の無い内臓らしい。
どうやら、俺様選ばれた男らしい。(笑)
こんな感じなので、毎日酒を飲む生活を改める事にしただすよ。
でも、飲む時は飲む・・・っちゅうことで。
来月からはまた、日誌が日誌として元に戻る事を願う。
りたーん