施政は、ミカエル主人公でのみ可能な玉座イベント、いわゆる国家経営シミュレー
ションです。まあ、国を運営する以外にもいろいろ旨味があるのですが…ロマサガ2
の皇帝モードを受け継いだとも思えるこのミニゲーム、どうやったらうまくいくの?
という方のために、簡単な手引きを用意しました。
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施政でひとつ困ったところは、他のミニゲームシミュレーションのように、特別な目標が定めにくいということです。ゲーム中でも、明確な指標は語られていないようですし。 そんな疑問に対するひとつの答えが「エンディングを変えるため」というもの。 もちろん、「官は公僕であって民に仕えるために存在する。故に、政治は民衆の幸福を約束するために行われるものだ」という方もいらっしゃるでしょうけど。実際、「住民を不幸にして自分だけが玉座でふんぞり返っているよりも、国の体面を犠牲にしてでも住民みんなを幸福にしようと頑張る方がずっとかっこいい」なんて声もあることですし…至言ですな。はし○ゅうにでも聞かせたいっス(^^;。 とはいえ、民衆にしても弱小ヨワヨワの国家に属するよりは、強力無比な政治的土台の上に立った方が安心かもしれません。特にモンスター増加中、アビスの恐怖に日々脅えているゲーム中のような世界情勢では…まあこのあたりはプレイヤーそれぞれが、自分なりの判断で決めればよろしいかと。 |
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施政の始め方ですが、まずはロアーヌ宮殿内の玉座に座ってください。影武者を立てていない状態なら、きちんと選択肢が出るはずです。 はい。なにやら色々並んだ、メニューが出現しましたね。ここで、使用したいコマンドを選択して決定すれば、部下がその命令を実行してくれます。なにしろ領主さまですから、自分では汗水たらして動かなくてもいいんです(笑)。 やることをやり終えたら、初期メニューの「終わり」を選ぶと、玉座を離れてまたあちこちと、歩き回れるようになります。最初はついつい、あれもこれもと試してみたくなるでしょうが、多分そこまで予算が続かないはずなので(^^;、ほどほどのところで休みましょう。働きすぎはいけないって、モニカも言ってましたよね? ただし、この直後に部下から『ご注進!』が来ることもあるので、くれぐれも気を抜かないように。 |
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何はともあれ、政治を行うにはやはり先立つものが必要です。軟弱なトレードと違い、費用をかけずに使えるコマンドは施政にはありません(笑)。という訳で、まずは税の絞り取りかたについて(^^;考えてみましょう。 徴税は、住民感情を犠牲にすることで行われます。当然といえば当然なんですけどね。いかにして住民をなだめすかすか、についてはとりあえず後回しにして、ここでは効率重視で話を進めましょう。 徴税の方法には、以下の3種類があります。
ご覧の通り、税収の程度は住民の感情の低下に比例しています。ですから「税」コマンドを行う場合、「軽い税」を連続して納めさせるよりも、一度に「重い税」を課してしまう方が、より効率よく資金を稼げます。ただしこの場合、アフターケアをしっかりしないと次から、税金を納めてもらえなくなったりしますが…。 しかし、ゲーム開始当初いきなり税を徴収してみても、その金額はたいしたモノではありません。何故でしょうか? |
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前述したとおり、効率よく税収を得るためには、「住民」への配慮と「産業」の振興が欠かせません。そんな訳で、次は住民をなだめすかす手段(笑)、「社会政策」と「産業政策」の出番となります。
実際にやってみると解るとは思いますが、これら二つのコマンドは効果の高いものを1度行うよりも、同じ金額を細かく分けて使った方が有効なように感じられます。何故かというと、例えば「激安」を4回行えば「住民」は確実に1ランク上昇するのですが、「普通」コマンドを1度行っても「住民」が上昇しないことがあるからです。 さぁ、これで国家の運営はバッチリ、と思ったら、そうも上手くはいかないもので。…ロアーヌの生み出す甘い汁を吸わんとする不届き者も、世の中には大勢います。内政のみに専念し、平和ボケしたままでは、こういった連中に太刀打ちすることはおそらく困難なものとなってしまうでしょう。 |
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こちらにはその気がなくても、難癖をつけて無茶な要求をし、それが通らないとなると武力で持ってその言い分を通そうとする…古今東西、現実虚構を問わず、こんな連中のいない世の中は、あいにく存在しません。 軍事コマンドのうち、「傭兵」と「戦術開発」の2つはマスコン対策のものです。「傭兵」は、文字どおり優秀な兵を雇って自軍の戦力強化を図るもの。「戦術開発」もそのままで、戦況をより有利に進めるための陣形・戦術を開発するためのコマンドです。腕に自信があれば2つとも使わずに、余った予算を他に回してみるのも一興かも知れません。費用はどちらも、1回5万オーラムとなっています。 一方、「武器開発」と「防具開発」の2つは、施政そのものとはあまり関係がありません。ですから、予算がないならば無理に行わなくてもよいでしょう。 |
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産業も充実し、国庫にも余裕が出てきたら、ようやく「外交」コマンドの出番となります。 国威を高めるのに、最も安易かつ確実な手段である「外交」ですが、1つだけ大きな欠点があります。それは「金がかかりすぎる」という事。 実は、国威を高めるにはもう一つ方法があります。話がやや前後してしまいますが、マスコンに勝利し続けることでも国威は上昇していくのです。 「外交」コマンドは、内政コマンドとは異なり、費やす金額が違っても効果自体に差は出ません。たとえ30万オーラム使ったとしても、10万オーラムの予算で外交を行ったのと、結果は変わらない様なのです。おまけに「弱小勢力」と国交を結ぼうが「大勢力」と親密になろうが、結果に差はないという始末。 国威は「普通」「充実」「強大」「最高」の順に変化し、それに伴いエンディングも少しづつ変わってきます。それぞれにどんな結末が待ち受けているのかは、ぜひ御自身の目で確かめてみてください。 | |||
(担当/枯野星、データ協力/マイかぐら) |